♫ だ~れも いない 海・・・では無くて、管釣り場です。
しかし、20数年ぶりにコンサートを催された森高さん。
誠に私事ながら、相変わらず、イイっすね!
<崇高な釣り師は孤独がお似合い>
今年初めての釣りは、
皆様が汗水流してお仕事中は平日、またもやそこに有休を頂いて。
して、今回は東濃の管釣り場へ。
・・・しかし、悪いことは出来ませぬ。
神様、仏様は千里眼。
午前中は肌寒い曇り空、予報では午後から冷たい雨とのこと。
ご諸兄の皆様、そのことをよ~くご存知。
知ってはいるけれど、折角にも取った有休。
今更返上も叶わず、さて家に籠もっていても。
結果、誰もいない、正真正銘、お客は小生だけの管釣り場です。
さあ、釣り場の管理人、おにいさんにご挨拶を。
小生 「こんにちは。午後券を・・・
あの~、お客さんが一人きりって、よくあるンですか?」
おにいさん「いや~、めずらしいですよ、今季は初めてです。」
少し寂しいですが、考えようによっては・・・
もう、ヤリたい放題です!
<渓流釣りのクール・ビク>
ここの管釣り場、お魚のお持ち帰りはOKですが、
お池に沈めるビクの使用は御法度です。
そこで・・・
釣り道具はいろいろ揃えましたが、一番の後悔はこのクール・ビクでした。
保冷が出来て肩から掛けるタイプ。
しかし、釣ったお魚をリリースするか?お持ち帰りか?
出来れば無益な殺生は避けたく。
小生の苦手とする「即断」が試されるシロモノなんです。
・・・今まで、まともに使ったことも無く。
しかし、本日は活躍頂けることでしょう・・・
この時は左様に思っていました。
<試練の三翻絞り>
さあ、始めましょうか。
でも、折角の貸し切りの管釣り場。
何か、普段は出来ない、我を高める、何かを・・・
こりゃ、黙っていても釣れるであろう、の目論見の元、
いつもはプラグばかり使用する小生ですが、
苦手なスプーンで挑戦です!
皆様にとっては当たり前のスプーンでしょうが、
小生にとっては少し早めの一定巻きが難しく・・・
どうでしょう?
麻雀で例えるなら、ハンディは三翻絞り??
右へ、左へ、そして、中央へ。
6フィートXUL竿を思いっきり撓らせて、軽量スプーンは0.9gの遠投。
・・・ライズやうねりもなく、こりゃ、底ネライかな?
着水後数秒のカウント、して、デジ巻き。
・・・アタリは有りませぬ、数投しても。
水車から離れ、波が静かなお池の中央付近へ。
引き続き、マダラのスプーンで遠投&底ネライの繰り返し。
・・・とっ、ロン!
アタリです、本日の一本目!
引きはそこそこ、サイズは20cm後半かな?
慎重にたも入れ。
う~ん、丁度の三翻?
タン・ピン・イーペーコーでしょうか?
我ながら、渋いです・・・
その後もスプーンで粘ります。
バリエーションもマダラから「オレ金」へ。
・・・と言いましょうか?
オレンジが剥げ、下地が金色のスプーン。
確か、どこかの、管釣り場。
そこで拾ったような記憶のルアーは神様の思し召し。
数投後、またアタリ・・・が、痛恨のバラシ!
これが実はその後に2連チャン。
さすがに、針先がなまくらかな?替えなきゃ。
<やっぱり、相性はネチネチのプラグ>
その後もスプーンで粘ったのですが、とんとアタリが遠くなり。
空の雲、それも厚くなってきました。
今にも、ポツポツと、降り出しそう。
・・・たまらず、プラグに交換です。
場所も変えてみるか、折角の独断場です。
もう一つのお池に移動して。
遠方に見えるは、我がハスラー号、ただ一台のみ。
その手前で釣りをされているのは、管理人のおにいさん。
この後、おにいさんがこちらに来られ、
「ライズがあるから、表層の少し下、中層が狙い目ですよ。」
とアドバイスを頂き。
確かに、先ほどのお池と違って、水面にお魚がまま見えます。
ありがとうございます。
中層ネライはエアー・ブローを装填。
この軽薄なマンゴーは黄色に・・・
ありがとうございます。
本当に、ありがとうございます。
<今年も、好機をモノに出来ない釣り師です・・・>
続いて配色を、これまた軽薄な蛍光グリーンのエアー・ブローで。
その一投目・・・
アタリです。
が、しかし、引き具合がこれまでと違います!
チリチリと、緩めはお遊びが過ぎるドラグ、それが唸ります。
6フィートXULが、これまでに無く撓み・・・
落ち着かなければ成らない場面、
延べ竿と違い慣れないリールでの釣り。
焦った小生、先方のお疲れを誘うことなく、
リールを巻いてしまいます・・・
水面直下、目の前は、どうでしょう目測40cm超?
メチャ、良いサイズのニジマスさん!
背中の緑がお腹の銀影にぼんやり浮かぶ、
こりゃ、役満は緑一色(リューイーソー)!?
とっ!
目前で大きく首を振り、水面でジャンプ!
水をしこたま掛けら、加えてのバラシ!?
代わりに、蛍光色は緑のプラグが、お池に虚しく浮かんでいます。
その後、シトシトと冷たい雨が降り出して、
アタリ、釣果もそれっきり・・・
午後からの半日でしたが、フタを開けてみると僅か3匹の釣果。
誰も居ない、良い条件の釣り場のハズでしたが、
オオモノのバラシが心理的に響き・・・
中身の軽いクール・ビク。
今年も、毎年のような、小生らしい釣り始めでした。