もう暫くで渓流初釣り。
仕掛け、用具の準備もラスト・スパートです。
普段の釣行では水中糸としてフロロカーボン0.3号を使用しています。
この0.3号糸、標準直径は0.09mmとのこと。
月のマークの花王さん、
そこでのデータから日本人女性の毛髪、その太さが平均0.08mmと。
髪の毛と同じくらいの太さ、非常に細い糸となります。
・・・川上から流下する川虫を川底で待ち構えるお魚。
その流れ下る虫のように、
自然な感じでエサを流すための工夫は細糸です・・・
以前は大手化成メーカーはTORAYの釣聖を使っていましたが、
釣り人口の減少?残念ながら製造終了となってしまい、
暫くはラインシステムの糸を使用していました。
写真の釣聖は0.6号で天井糸として使用します。
右のラインシステム0.3号共々、スプール径が小さく携帯性が良く、
旅先での緊急時用として釣り道具箱に納まっています。
お値段は双方、50mで1,300円くらいだったかと。
消耗品でもある釣り糸、もっと安い糸は無いものか・・・
そんなことから昨年より、ヤマトヨテグスを使用しています。
いつもの釣具屋さんではお見掛けできず、アマゾンでの購入。
折角にも宅配のお兄さんが届けてくれる品物です、
彼のお手間が申し訳なく思え、3巻をまとめて買いました。
一捲きが150mで1,600円ほど。
アジのびっくり顔、イラストが描かれていますが、
昨シーズンを通じての使用は、渓流釣りでも全く遜色なく(当然ですね)。
ただこの糸、スプールの径が大きくて道具箱には収まり切れず、
家での事前準備は仕掛けづくりでの使用としています。
このフロロ0.3号糸に、吉村渓流7号、スレ針を結わえます。
・・・結果、Mな性分にはよく判る、非常にスリリングな釣りが。
髪の毛のように細い糸、
それに深い川底で、尺上の大きなお魚が掛かった日にゃ、あんた!
朝はトイレでのお勤めではないですが、
切れそうで切れない(まま、切れますが)、
短くも長く感じるスレ針でのヒヤヒヤな駆け引き。
それはまるで、大人の金魚すくい、なのです。
・・・機械仕掛けはリールでの管釣りルアー竿、
それで大きなお魚を掛けた場合と、
しごく単純な延べ竿に掛かった比較では・・・
お魚の挙動、いえ鼓動が、ダイレクトに伝わるシンプルさ。
クセになるくらい、全く違うンです。
このシンプルさに拘って、
蛍光目印は紫・黄・橙の三色は3個のみを装着します。
近眼に老眼、加えて緑内障の気がある小生の目、
それでも見失わない程度に。
以上の水中糸は全長4.5m、その長さでチワワを作り糸巻きに。
これを十数個ほど用意して、いざ、出陣です!
どうでしょう・・・
おとぎ話は「花咲か爺さん」よろしく、
粗忽者の釣り師は春先の川縁は立木の枯れ枝、
そこにまま、紫・黄・橙は三色の花を咲かせるのですが、
一回の釣行でそれは数回くらい??
おおよそ釣行3回分は、この準備で賄えます。
・・・釣り糸が消耗品たる所以、
もちろん、可能な限りで回収はするのですが、環境破壊をごめんなさい。
天井糸は0.6~0.7号のナイロン糸を使用します。
手持ちの竿は都合6本(増えたね~)、これらで本流から渓流までカバー、
長さが5.3m、6.0m、7.0m、8.5m、9.5mそして10m。
天井糸は0.7m、1.5m、3.0mそして4.5mを用意、
これに水中糸の4.5mが加わる糸全長です。
・・・粗忽者のお好みは「短手尻」。
自称「器用貧乏」を名乗るだけあり、結構「ズボラ」なキャラ、
移動式の編み付け、
その作成・接続は行わず、拘りはシンプル、糸端は単純なチワワのみ。
それでも天井糸は水中糸と違って、複数回の釣行で連続使用しますね。
さあ、準備は整いまして候!
次週辺り、お天気さえ宜しければ・・・
<渓流風景は皐月5月 郡上美並の長良川本流から>