昨日の朝は8:00、東海北陸道は瓢ヶ岳PA。
馬瀬にしようか、石徹白か?
長良上流も良いけれど、新規開拓、九頭竜も捨てがたい・・・
シーズンの最終日、どこに行こうか、その段まで迷っていました。
ご多分に漏れず、昨夜は帰宅が遅くなり、
こんな時間で未だに郡上の入口でトイレ&タバコ休憩。
喫煙所の横、福井県の観光案内板も気にはなりますが、時間が時間。
2本目を吸い終わり、
”よし!もう、今回も「敵討ち」。今春、完全ボ~ズであった近場、板取!”
・・・決定です。
那比川沿い、山の中の釣具屋さん、板取川の日釣券を求めます。
「板取の雑魚・・・ごめんね、書き損じの券しか残ってなくて。」
シーズンの最終日、致し方ありません。
ご主人が今日の日付を記入して・・・ん?書き損じは6月の出来事??
記載する数行上に自分の名前が・・・あれは、確か4月に記入。
「お~い、板取の雑魚は半券をチギるんかいのう~?」
奥の女将に向かって尋ねるご主人・・・いつぞやも、こんな場面が。
ゆっくりとした、朝の時間が流れる、山の中の釣具屋さんです。
・・・総じて、行かれる方が少ないご様子、板取川のアマゴ釣り。
<板取川は野口~保木口>
既に9:00と決して早い時間では無いのですが、気温は15℃。
ドライにしようか?ウエットにしようか?
着用するウエーダーに迷いましたが、今季最後。
季節を肌で感じたく、ウエットを選択・・・
川に入ると、シューズに染み込むお水が・・・ち・み・て~!
・・・季節の移ろい、Mな性分には堪えられません、ハイ。
重めのオモリで瀬の流心際。
今春とは大違い、怪しいと思われるポイントからは、ほぼほぼ・・・
淵の入り口、落ち込み直下、中央、淵尻からも。
お外道様も掛かりますが、その比率は3:2でアマゴさん優勢。
・・・でも、やっぱり、サイズが。
<粗忽者が川で無くすモノ>
昨シーズンは川で腕時計を無くした小生。
家内には、こっぴどく、叱られました・・・
これまで、意に沿わず色々なモノを無くし・置き忘れてきた粗忽者。
時には何と、本流竿も・・・さすがに、これは回収出来ましたが。
一番によく無くすモノ、そのダントツは「ミミズ通し」なんです。
今日もブドウ虫、ミミズと双方でよく掛かりますが、
気が付くと、ジャケットの胸に掛けたあったミミズ通しがありません。
落としてしまった様子です。
こんなこともあろうかと、道具箱には2本目を用意しているのですが、
実は6月の高原川で一本無くし、その後に補充してなくて・・・
アールグレーのお紅茶は英国の気品が漂う、
活きの良い自家製の養殖は郡上天然ミミズさん。
針掛けのとき、もちろん、ジっとしている訳も無く。
全トオシはムリ。
ちょんちょん、と3~4カ所を針トオシ。
ところが・・・まま、アタリの際にアワせると、エサだけが持って行かれ。
カエシの無い分、ミミズさんが抜けやすいようです。
それでも何とか、釣り上げる数だけは伸ばします。
お昼を過ぎた辺りから、河原も暑くなってきました。
アユ釣りのご同輩、普段着でルアーを投げる若者、
河原で女子会?の女の子の集団。
秋たけなわ、板取川の河原は賑やかです。
<夕方は川浦谷川の出会いにて、シーズン最終>
河岸段丘の上、バンガローの管理人さんにご挨拶、
河原へ続く長い階段を使用させてもらいます。
ここ板取川との出合も、今春はカヌーのお嬢さんを見た限り、
アマゴさんとのお目もじは叶わず、全くの貧果でした。
秋の夕暮れは陽の傾きも早く、既に谷底の河原は日影の中。
出合下流の瀬では全くの無反応。
・・・上流から脱走したニジマスさんを期待したのですが。
出合の上流、正確には川浦谷川になるのでしょう、
たかだか瀬から100m程ですが、流れも速くアマゴさん向き。
・・・それでも、出るアタリは小物特有、ピクんとした明確なもの。
流れが速い分、
お外道様のお出ましも無く。
真っ青なお空の元、
アワせては小アマゴさん、
アワせては小アマゴさん、
この繰り返し・・・
色深い来る季節を待ちわび、
眩しく終わる季節を惜しんで。
佐見川の小アマゴで釣り始め、板取川の小アマゴで釣り終わった、
今年、小生の渓流釣り。
今朝、釣り道具の手入れの後、
紅茶の出がしらで飼育していたミミズを箱庭に逃がし。
また来年、いつもと変わらぬ、光り眩しい春が訪れ、
山の中の河原に、一人、ひっそり、たたずめたら。
きっと、それ以上の幸せは無いでしょう・・・
<データ>
9月30日 9~15時
エサ :ブドウ虫、ミミズ
竿 :10m シマノ SG LONG
仕掛 :針 吉村7.5号、 水中糸 0.3号 4.5m
天井糸 0.6号 4.5m
錘 B1~B2号
釣果 :小アマゴ ツ抜け リリース
ウグイ 5匹
気温 :15~23℃ 朝方は寒く・・・秋ですね
天候 :快晴
表層水温 :15℃?体感~計測忘れ
冷たさはウエットの限界