海釣りはやらない小生ですが、こんな話を聞いたことが・・・
浜辺で水難にあった方や、磯で身投げをされた方、
その人たちが必ず行きつく「入り江の洞窟」があるそうです。
きっと潮の流れの加減なのでしょう。
付近の海中・海面を漂う、全てのものが集まる怖い場所。
実は・・・
そんな奇々怪々なポイントが、我が家にもあるのです。
そこは・・・玄関先の駐車場。
家内のヴィッツと玄関の縁台、それが作り出す谷間でして、
シーズン中はミミズさんのお世話をしている場所でもあります。
丁度、上の写真ではバケツと青い飼育箱の前、
少しだけ小生の靴とヴィッツが写り込んでいる、ここです。
もちろんですが、水も無いこんなところに水難者が流れ着くハズもなく、
しかし冬場の風の強い日には、路上にあった諸々が流れ着くンです、ハイ。
そして、あろうことか、この我が家の「入り江の洞窟」、
見事なまでに、現代社会は昨今の風潮を映し出すのです。
流れ着く大部分は枯れ葉。
でも、まま・・・
飽食の時代は買い食いされたお菓子の袋、
加えて、ナゼか、ハンバーガーの包紙も。
ご近所のポスト、そこからこぼれたチラシにタウン誌、
昨年まで多くて今年は見ないもの、それはコンビニ袋です。
そして、本日に至っては・・・
・・・これは、いけませんね。
今では「超」の付く危険物、笑えません。
注意深く、燻製作業は木炭をつかむトング、それで掴んでゴミ箱へ。
朝一番で駐車場と箱庭の掃除をした後、
晴天の本日は物置小屋のペンキ塗りをしました。
2~3年前にも塗装をした物置小屋。
その時はお手軽にスプレー缶を使用したのですが、
重なる月日は早いもの、既に屋根にはサビが浮き始めています。
いつも暖かいご指導・コメントを頂けるアサシンさんからは、
下処理の重要性、サビは除去してサンド・ペーパーで馴らすこと、
斯様に親切なアドバイスを頂いたのですが・・・ごめんなさい。
ずぼらな小生、今回もまた、見事なまでの「手抜き工事」です。
お金にモノを言わせるようで、いやらしく(笑)、結構なお値段の塗料でした。
それでも、少しくらいは根気を出して、屋根の水拭きから始めます。
職場は工場の作業着に着替え、高所用ヘルメットを被って、
風体だけはプロらしく、脚立から物置小屋の屋根の上へ。
一通り水拭きが終わった時点がお昼時でした。
ゆっくり、昼食を食べて、
まったり、お昼寝をして、
水分が乾いたであろう時分を見計らい。
しかし、そこは粗忽者の日曜大工はDIYです。
塗料缶の蓋をドライバーでこじ開ける際、
手元が滑って刃先がグサっと・・・
何のこれしき、傷は浅い!
作業続行です。
もうすぐ夕方、2時間ほどかけて・・・
嗚呼、腰が痛い。
しかし、それなりに・・・
ツヤ有のアイボリー、それが冬の夕日に映えます。
多少、ムラがありますが、素人のハケ塗りです、そこはご勘弁を。
明日もお天気は良さそうです。
釣り具を干す木製の縁台に箱庭のラチェス、
こちらは水性塗料で済ませますか、明日にでも・・・
慌ただしい師走は年の瀬です。
「入り江の洞窟」に流れ着いていた白いマスク。
お出かけはなるべく控えて、ご用心、家で過ごす週末であります。
<渓流写真は初秋、飛騨 日和田川&秋神川から>