週末土曜日の予報、午前中は曇りのハズでした。
しかし車中泊でハスラー号の屋根を叩くのは大粒の雨。
明けて空の様子を仰いでも、やはり濃い雲に霧雨。
午後からは本格的な雨とのこと。
更に日曜、週明けと雨が降り続く予報です。
今日は諦めて濡れましょうか・・・降りが激しくなる前に。
雨具を着込んで、ぬかるむ足下に気をつけながら、川に降り立ちます。
<神崎の集落を越えて>
過去に2~3回ほど訪れたことのある神崎川。
昨夏は神崎はその手前、日原の近辺で竿を出しました。
その時は夕まずめ、あまり時間のない釣りでしたが、
それでも良いサイズのアマゴさんが何匹か。
本日は朝一番からの釣りですが、お天道様はご機嫌斜め。
結果、今回もあまり長居は出来そうにない、せわしい釣りになりそうです。
神崎の集落を少しだけ超えた辺り。
川幅は日原近辺に比べると、狭くはなっていますが、
昨日からのしっかりとした雨降り、良い具合に笹濁りは水量です。
開始早々、落ち込みの際から小アマゴさん。
う~ん、初夏は梅雨のこの季節、今日は全般的に斯様な感じかな?
それでも少し強めは複雑な流れ、上手く仕掛けを乗せれば・・・
サイズUPは尾ひれの大きな塩焼きサイズに。
<湿って薄暗く、存在は自分だけ>
このポイントに辿り着くまで、途中随所にはご同輩の駐車が。
雨降りですが、ほどよい増水と濁り加減です。
雑魚狙いの渓流釣りには良い条件。
かえって炎天下のことを思えば、この方が心地よくて・・・
しかし・・・
今でこそ余り気にすることもなく、
このような渓谷は川の暗がりに歩みを進める小生ですが、
この渓流釣りを始めた当初、何となくですがそれが怖くって。
暗がりの向こう側、新たな発見は好ポイント、
素敵な流れを期待する一方で、
途中、足を滑らすんじゃないだろうか?
ヘビや妙な病害虫などなど・・・
果ては「お化け」が出るんじゃ?なんて。
ウエット・パンツで濡れて冷え、一層に恐怖心を駆り立てます。
今でも少しだけ、勇気・注意を持っての前進です。
もっとも、これくらいの心持ちの方が、事故・間違いが無いような。
<ここは、と思ったポイントで、マズ、間違いなく>
そんな木々に覆われた、暗がり・少し深めは岸壁下の急な流れ。
先程までの恐怖心はどこへやら、匂います、もう、プンプン!
浅瀬に立ち込み、上流は白波が落ち着く頃合い、
そこに仕掛けを投入します。
流心に吸われて川の中央、目印が底波に乗り、ゆっくりと移動・・・
最初の3回はブドウ虫で、でも魚信は無く。
エサをミミズに変えて一回目・・・
思った通り!アタリです。
サイズは7寸無いかな?でも良い引き具合でした。
橋の下はコンクリ沿いの速い流れ。
そこからも、やっぱり。
本日、思い通りの流れから、思った通りに・・・
<それでも、雨は気を憂鬱に>
川霧なのか小雨なのか・・・
せせらぎ、川の流れは聞こえるのですが、
見つめる向こうに、気を集中すると、ナゼか静寂。
不安と期待が交錯する不思議な感覚です。
これって、自分だけでしょうかね?
<データ>
6月29日 神崎川
エサ :ブドウ虫、ミミズ
竿 :竿 5.3m 天平
仕掛 :針 吉村7号
錘 1号
水中糸 0.3号 4.5mのみ
釣果 :アマゴ 7~6寸 5匹
他小アマゴ 数匹
ツ抜けは間違いなく、全リリース
気温 :19~24℃
天候 :小雨
表層水温 :12℃
本降りになる前に川から上がり、ウエットを脱いでみると、
足首に、なんとヒルが吸い付いていました。
あの感覚、まんざらハズレでは無かった様です。。。