ご諸兄各位殿
初夏の渓流釣り。
早朝は少しヒンヤリ。
ついさっき昇り始めた朝日に、爽やかな風とせせらぎの音。
その中で無心に竿を振って目印を追う。
釣果の後、ふっと我に返り、見上げれば抜けるような青空。
岩に腰掛けてお茶と一服を。
雑多を忘れさせてくれるこの時間。
今暫く・・・止められそうに、ありません。
<朝一番は長良川>
近眼に老眼の身の上は小生でも、目印が見られるくらい、
朝日が十分に昇った6:00少し前。
本日の最初は郡上美並の長良川から。
今の時期、長良川と言えばサツキマス狙いです。
「いくら大好きでも、毎日がカレーじゃ飽きちゃうよね。
たまにはハンバーグやラーメンが食べたいよね・・・」
師匠ノンタンさんの言葉ですが、何に向けての発言・比喩なのか?
そこはご諸兄の想像にお任せします・・・
決して師匠の発言のように「飽きた」訳では無いのですが、
暖かくもMorikyuさんからご紹介を受けたいつものポイント、
確かに大アマゴさんは良く釣れます。
それでもサツキさんを釣り上げたことは未だ無いのですが、
いつまでも同じポイントでは、経験値が上がらないのでは?
そんな思いから、今朝はポイントを変えてみました。
抑えるべき点は、長く続いた瀬の終わり、
深めの淵に繋がる落ち込み、と考えて・・・
「ちょうし岩」と名の付く奇岩の少し上流の流れ込み、
ここで理論??の整合性を確かめます。
<何が、一体、違うのか・・・?>
実はこのポイント、先週は所用で釣行は叶いませんでしたが、
短時間でぐるりと、この近辺の理論?に合うポイントを確認、
その中で唯一、大きなお魚のライズが見られました。
・・・近眼に老眼の身の上は小生。
そのお魚がサツキ・アマゴさんの類いとは限りません。
かれこれ一時間半ほど、竿を振ってみたのですが、
お外道様どころか、アタリさえも音沙汰無し・・・
・・・何なんでしょうねえ?
こりゃ、お日柄が悪かった?
試しにMorikyuさんのお勧めはE釣座でも竿を出したのですが、
そこは流石に・・・お外道はウグイ様が。
お外道様でも、釣れればそれは本命釣果のバロメータ。
そして、勝手気ままな我が理論の結論は?
・・・お日柄でしょう!釣果の有無は!?
難しいです、サツキマス釣り。
<後半は涼を求め、郡上吉田川>
朝方は少し寒いくらいでしたが、
抜けるような青空の下、陽が十二分に昇り背中を刺します。
降り注ぐ日光を遮るものが無い長良川本流。
透湿のウエーダーですが、それでも暑くて暑くて・・・
まだ10:00少し前、時間はあります。
木陰を求めて場所移動、吉田川の渓流へ。
吉田川の中流域は、立光橋の少し下流から降り立ちます。
このあたり、粗忽者の釣りには難儀ですが、
競り出た枝葉が心地良い木陰をご提供下さいます。
今年初、ウエーダーもウエット・パンツに履き替えて。
こんなトロ場には小さな小アマゴ達の群れが。
人差し指を顔の前で振りながら、チチッチ。
「君たちは、お呼びじゃないよ。。。」
本日は水量も少なめの吉田川です。
水抵抗が少なく無理の利くウエット・パンツ。
小アマゴ達さんをかき分けて、
下着のパンツをびっちょりと濡らしながら、
清流 吉田川は腰まで浸かって渡河を繰り返し遡行します。
ここからは水から上がり岩伝い、
そ~っと、落ち込みにアプローチ。
そこそこサイズのアマゴさんを求め・・・
でもやっぱり。
釣れるのはトロ場でたむろしていた、小アマゴさんのお友達ばかり。
ポコポコと釣れる小アマゴさん。
針を飲まれないよう早アワセを。
・・・そうか、もう、そんな時期か。
のんびりとした我が週末。
清らかな水と時間だけが、ゆるりと流れていきます。
<データ>
6月01日 長良川
エサ :ミミズ
竿 :10m SG ロング
仕掛 :針 吉村8.5号
糸 0.7号トオシ9m
錘 4B号×2~1個
釣果 :ウグイ 6寸 1匹
気温 :13~23℃
天候 :晴
表層水温 :15℃
6月01日 吉田川
エサ :ミミズ
竿 :竿 6.0m 渓秀
仕掛 : 針 吉村7号
錘 1号
天井糸 0.6号 0.5m
水中糸 0.3号 4.5m
釣果 :小アマゴ、ウグイ 数匹
気温 :24~26℃
天候 :晴
表層水温 :14℃