渓流魚の旬って、どの季節なんだろう?
渓流釣りで釣ったお魚は渓流魚。
ご存知、アマゴにヤマメにイワナ、そしてニジマスです。
小生の下手くそな釣技、それでもまま、食べ応えのあるサイズが釣れます。
ご同輩によっては全てリリ~スの方もいらっしゃいますが、
小生は自然環境にインパクトが無い、ほんの僅かな程度は匹数?だけ、
まぐれで釣れた良いサイズのお魚のみ、お持帰り&食卓で堪能させて頂きます。
改めて、渓流魚の美味しい季節とは?
調べてみると、シーズンを通じていろいろな見立てはあるものの、
概ねは晩春から初夏にかけてとのことです。
お魚のおいしさは、脂の乗りで決まるのでは?
そこから、中心となるエサは川虫、それが羽化を迎える季節が旬の様です。
しかしながら・・・
大きな河川で釣れるオオモノ、
釣りあげたそのお口に小魚が入っていたことが。
稚魚や小魚が良く釣れる初夏から夏、
こと尺上のオオモノに関しては、持論ですがこちらが旬なのでは?
欲に駆り立てられて・・・
大きさやサイズだけ見れば、それは断然に初秋でしょう。
でも、お腹に大きな卵巣や精巣を抱えたお魚、
申し訳なくも捌いてみると、
存外、除去した後はボリュームが縮んでしまって。
養分がそちらへ回ってしまうのでしょう、お味も今一つですね。
そんな「旬」から「欲」に駆られて釣れたお魚、
上から盛夏は馬瀬川アマゴ、初夏は庄川のイワナ、初秋は秋神川のアマゴです。
今回は「みりん干し」でいただきます。
一晩の解凍の後、流水&金タワシでヌメリ取り。
それから「小生の鬼門」は三枚に降ろします。
・・・う~ん、今宵の関の孫六、切れ味が違う!
(まだ、午前中の調理でしたが。)
一部、未だに、お見苦しい、お点前、ですが・・・
もっさんさん、ありがとうございます。
彼のご指南は「みりんタレ」、その配合はこちらを。
下手な釣り師は自然環境にインパクトが無い匹数、
割合は同じでも、分量は半分ほどで・・・
アマゴは薄肉ですが、イワナが結構に肉厚でした。
漬け込み時間は2時間として、ラップを掛けて冷蔵庫で保管を。
その後に取り出して、キッチンペーパーに余分なタレ汁を吸わせます。
夜まで冷蔵庫でラップ保管、味をなじませます。
夜半から早朝まで一晩かけ、お外の駐車場でカゴ網にて風乾を。
冷たい夜風にゆらゆらは青いカゴ網、朝は冷え込み、お魚の身が締まります。
再度、昼間は冷蔵庫にラップ保管、夕食ではホイル焼きにして頂きました。
・・・こう、なんと申しましょうか。
何も油は足していないのですよ、
焼きでお魚の脂が浮き上がり、かつ、みりんのテリが効いて、お味はグ~!
燻製も美味しいのですが、
みりん干しの方が手間暇が無くお手軽、お味も薄めで体にも優しそうです。
昨シーズンに釣りあげたお魚は、これで全て美味しく頂きました。
はてさて、今年はどんなドラマが、
寂しくも清々しい川の畔で待っているのやら?
もう間もなくで、本格的に渓流釣りも解禁です。
<渓流風景は初春の根尾 東谷川から>