昨年の小坂川。
川の流れに馴染んだ目印、それがヒョイっと変化・・・アワセます。
糸はピーンと張り、お魚の動きに合わせ水面で軌跡を描き。
「お!良い引き!きた~、こりゃ、尺かな?」
暫しのやりとり・・・と、次の瞬間!
その強烈な手応えが、ナゼかいきなりに虚無となり。。。
後は風に吹かれた釣り糸だけが、虚しく空を舞っている・・・糸切れです。
チッキショ~!と地団駄を踏んで。
これ、渓流釣りに限らず、釣りではまま聞くお話し。
「逃した魚は大きい」の諺(ことわざ)もありますが、見えない水面下での出来事。
糸を切って逃げたお魚は、さぞ大きかったであろうに。
チラリと川底で翻った銀影、あれなら尺、いや尺一寸か??
見ることの叶わなかった好敵手。
いえ、見えなかったからこそ、妄想ばかりが勝手に膨らみます。
実は今年初の管釣り、瑞浪FPでも、同じような場面がありました。
管釣りルアーの中では少々重め、ピンクの「ふわとろ」を装着。
UL竿で得意の遠投。
ゆっくり、ゆっく~りと底引き。
で、飛距離の半分ほどを巻いた辺りで「ガクン!」と来る強烈なアタリが。
ネチっこい性格な小生。
「引き」の楽しみを長時間で味わいたく、回すリールは少し緩めな設定のドラグ。
チリチリ・・・と音を立てますが、それでも竿から伝わる手応えから、
こりゃ結構、そこそこなオオモノでは!?
すわ、ニジマスさんが水上に跳ねた!と思ったら、いきなりの「ぷっつん」!?
動体視力の余り良くない小生。
お魚との距離もありましたが、いずれ逃したお魚は大きかった!?
う~ん、残念!
・・・で、それに加えて。
気に入ってたんです、良く釣れたあの軽薄なピンクの「ふわとろ」。
さしずめ、大きなニジマスさんはピンクの派手なルアーを咥えて池の底。
さぞ閉場後のエサのお時間、口元のルアーがお邪魔なのでは?
釣り損なったお魚に、想い・妄想を馳せてはいますが、今回の糸切れ、
実は小生にも思い当たる失態が・・・
渓流釣りと同じ年の冬、3年前に始めた管釣り。
その頃に購入したリール、シマノのバイオ・マスターはC2000HGS。
装填されている太さ4lbのナイロン糸も当時のまま・・・
加水分解、劣化しちゃってたかな??
粗忽、横着の極み。
そこで先日、釣具屋さんでその糸を交換に。
メーカーは違いますが、これまでと同じく4lbの透明なナイロン糸を選択です。
でもこの糸なんですが、一巻きで150mもあるんですね。
バイオ・マスターのスプールは管釣り向きで浅溝。
それに、遠投好きな小生でも、軽量小型な管釣りルアー、飛ばせても50mくらい。
お船に乗って海で深海魚を狙うでもなく・・・
釣り具屋さんでは150mの半分、75mをスプールに巻いて頂きました。
釣具屋さんの店長さんは管釣りがお好きなご様子、釣り糸に詳しいです。
店長 「この糸はオススメですね。4lb仕様だけれど、線径は0.7号サイズ、
他のメーカーさんより細くて丈夫ですよ。」
それを聞いて、ふと思った小生・・・
”そうか、0.7号か!”
昨年から挑戦している本流釣り&サツキマス釣り。
そこで小生が使用している糸はフロロですが0.6号。
諸先輩方々より0.6号では、深場での野性味あふれるサツキマスには心細い、
とアドバイスを頂いており・・・
今シーズン、まず掛ける事を念頭に、昨年同様0.6号にしようか?
いやいや、切れちゃ元も子もなし、0.8号にサイズUPしようか?
・・・どちらを買おうか・買おまいか、悩んでいました。
”うん!丁度良いじゃん、この余った75mは0.7号ナイロン糸!”
長良川での本流釣り&サツキマス釣りには、まだまだお時間がありますが、
粗忽さ加減が編み出す失態、そこから膨らむ数々の妄想。
”しくった!ありゃ、絶対にサツキマスであろうに・・・”
今年もまた何回、そんな妄想に耽る場面があるのでしょうか??
少なくとも、0.6号より0.7号の方が、そんな妄想が減るような・・・
少なくとも、0.6号より0.7号の方が、そんな妄想が減るような・・・