もう間もなくで、渓流釣りが始まります。
春先から晩春にかけて、
ナイロン製のウエーダー(胴長)を着用する小生。
重くて動きにくい胴長。
冷え込むと腰に来るし、暖かいと中は汗まみれです。
でも、季節が過ぎると、
足元のオシャレ(?)は軽やかな、
ウエーディング・シューズ(釣り靴)に衣替えです。
・・・正直、シーズン当初の春先は、からっきし釣果が上がらないのです。
そんな冴えない小生に、メルヘンなシンデレラの「ガラスの靴」が如く、
この「釣り靴」が季節に釣果・幸運を運んでくれるのです・・・
そう考えると、
まだ出番まで時間があるウエーディング・シューズですが、
シーズンが始まっちゃうと忙しい週末、
宮仕えの身の上はお時間の無い平日と、
心行くまで道具の手入れ・整備が出来るのは今の内。
釣り靴はシマノのFS-002N。
先代の同型から履き替えて1.5シーズンが経過しました。
今回はソールの張り替えと靴紐の交換を行います。
釣行での使用では、つま先の紐、そこにはスパッツの留め金具を掛けます。
まだ靴紐に痛みは見られませんが、先代は2シーズン辺りからほつれが。
先んじて、今回のお手入れで交換します。
白黒のストライプは靴に付いてきた標準品、
手前側のきめが細かい紐は登山靴用、
双方長さは140cmです。
写真では判り難いのですが、そこは登山靴用、靴紐としては丈夫な紐です。
交換後の様子となりますが、標準品に見られた「より・くせ」も無く。
ふくらはぎを覆うスパッツですが、
これを使用しなければ、紐に痛みも生じないのでしょう。
でも、スパッツを装着すると水の流れの抵抗が減り、渡河&立込みが楽に。
また初夏まで使用するシマノのストッキング・ウエーダーWA-224J、
この薄いウエーダーの足すそ部分が覆われて、水漏れ・穴あきを防いでくれます。
次の作業は釣り靴の底、フェルト製のソールの交換です。
滑りやすい川底の岩や石、
その上を歩くがため、シューズのソールはフェルトで出来ています。
その為に、長期で使用するとフェルトがすり減って。
1.5シーズンの使用、
コロナ禍もあり釣行回数は少なかったのですが、
そこは釣れない釣り師の河原の徘徊、つま先側面の減りが早いです。
・・・これ以上の放置は靴側面のラバー部が岩に当たり、滑って危険かと。
この靴底とソールはシマノのジオロック・システム、
要はマジック・テープによる接合です。
過去に何度も交換したことがあり、もう、お手の物です。
靴の踵部分からソールとの隙間にマイナス・ドライバーを差し込んで。
あとは、指でソールのフェルト部をベリベリと剥がして・・・
新品のソールの貼り付け前には、靴底に溜まっている砂を掃除します。
ほんと、河原をよ~け歩いた証拠、新品に比べてペラペラです。
して、新品を靴底にハメあわせ、両手でしかっりとマジック・テープに接合。
交換完了、完成です!
このウエーディング・シューズはシマノのFS-002N、
アマゾンで検索したのですが、どうも廃番のご様子、
後継型式はFS-003Vで今月発売開始と。
002Nはソールがピン・フェルトのみの販売でしたが、
003Vは「ピンなしのフェルト」仕様が選択できるようです。
・・・あくまでも個人の、ショ~も無い粗忽者の経験ですが、
ピン・フェルトは水中の平らで斜度のある大岩で見事に滑りました。
やむなく二代目の002N購入の際は、直ぐにソールを張り替えました。
そう考えると、お金・時間にムダも無く・・・
シマノさん、ありがとうございます。
冬至から早一か月。
大寒も過ぎて若干ですが、日暮れの時間も延びてきています。
早く写真のような季節にならないものか・・・
待ち遠しい昨今です。
<渓流風景は春の長良川上流から>