行くべきか、引くべきか。
毎年、4月の初旬は日によって暖かかったり、寒かったり。
郡上長良川も本流が釣れ始めているご様子です。
でもまだムラがあるような。
・・・もっさんさん、貴重な情報、ありがとうございます。
きっと今週末の郡上は満員御礼。
釣果はともかくも、ゆっくり・のんびりは難しいのでは?
いっそ、もっと、足を延ばしてみるか。
これだけは、当たるも八卦、当たらぬも八卦。
今シーズンは少々飛ばし気味の感もありますが、
迷いに迷った挙句、飛騨荘川は庄川まで行ってきました。
<五連水車はお蕎麦屋さんの裏手>
「あの~、空いているところで、チョットだけ・・・」
朝7:00はいつもの庄川、
蕎麦屋の横の駐車帯、珍しくも、誰も居ません。
こりゃラッキー!
とばかりに、釣行の支度をしていると、
さもありなん、
尾張小牧はご同郷、ご同輩らしきお車がご到着。
皆さま、考えることは一緒です。
ご年配のご同輩からのお声がけでした。
川は皆さまのモノ、独り占めは、いけませんね。
しかし、あろうことか・・・
ご年配のお車には、あと二名ほどの同乗者が。
込み合うことを嫌って、長良川を避けての庄川でしたが、
あれよ、あれよ、という間に・・・
対岸にも3名ほどのご同輩、ルアーさんでしょうか、そのお姿が。
もう、春の庄川本流、自然渓流は「釣り堀」?状態です。
しかも・・・
開始から一時間経過しましたが、釣果どころかアタリもとんと無く。
あえて「釣り堀」状態、その良いところを挙げるなら。
「どうです?釣れます?」
ご様子伺いが出来ることでしょうかね?
でも、横のご年配はご婦人釣り師、彼女に伺っても首を横に振るだけ。
お得意のチラ見で他各位の様子も見てきましたが、
あからさまに竿の曲がった場面も無く。
今朝の冷え込み加減です、本流は厳しそうな感じが。
・・・ここはポイントを替えましょうか。
<欲に駆られて、ぜ~ぜ~、は~は~>
瀬が中心のお蕎麦屋さんの裏手でした。
流れの緩み・弛みでも音沙汰は無し。
そして、今朝の冷え込み加減。
お魚は深い淵底で、じ~っと為されて居るのでは?
こんな推察の元、
昨夏のお盆に訪れた「治郎兵衛のイチイ」、
その上流は奥に鎮座されます大淵を思い出しました。
あの時は渓峰尖は7m竿、それでも足りない規模の淵だったかと。
・・・しかし、満員御礼の今日の庄川です。
果たして、遅参者の身の上に、女神は舞い降りるのか?
意外や意外、イチイの駐車場に車は皆無でした。
「こりゃ、運が向いてるぞ!」
急いで装備を身に着けて、河原に降り立ち上流を目指します。
場所取りに目が眩んだ釣り師。
こんな残雪にズッポリと足を取られながらも、
彼は足場の悪い河原を小走りに、浅瀬を大股で渡河します。
・・・お歳もお歳な彼、もう、息が上がります。。。
「確か、あの土手を曲がれば、大淵が見えるハズ!」
見えて来ました、大淵が。
しかも幸い、誰も居られず!
「・・・ふっ、ふっ、ふっ。(粗い息で)
こうなりゃ、長尺10m竿で、
この大淵、引っ掻き回しちゃるに!」
もう、勝ったかの如く、相も変わらず、名古屋弁で。
セオリーとおり、まずは下流側、淵の駆け上がりから。
次いで手前の窪み、徐々に大淵の中心へ、
そして落込みから対岸にかけて・・・
が、しか~し。
錘を替え、目印を調整し、
ミミズだろうが川虫だろうが、
粘ろうが何をしようが、無念、音沙汰は無し。
・・・大淵では無く、引っ掻き回されたのは、我が心、のみ。。。
キラキラと、春の青空が映える大淵の袂、
小一時間を過ごした後、トボトボと駐車場へ戻るのであります。
こんな時は素敵な春の渓流風景、
ほんと、目に・心に、沁みるのです、ハイ。
・・・のんびり、お茶と一服を頂きながら。
<さあ、次策、どうするか?>
まだ時刻は10:30。
もうひとがんばり、出来るお時間です。
「さて、どうするか。
風も出てきたし、本流はムリ目だな。
支流に入り込むも、一色川や寺河戸川はきっと激戦区。
こうなりゃ、新規開拓は退路かねがね、御手洗川を見てみるか。」
今シーズンは新規開拓・深耕開拓、
それらに重きを置く所存、早速にも行動に移します。
庄川本流を後にして・・・
R158を牧戸まで下りR156へ左折、ひるがの高原へ登ります。
その横には御手洗川の流れが。
でも何となく、この御手洗川、
走る車窓から見える景色からですが、
両側は人工護岸にザラ瀬が中心のような。
「野々俣」と記されたバス停、
その集落で御手洗川に注ぐ小さな川。
支流の支流・・・
規模は小さいですが、本流がペケの本日、ひょっとして、ここなら。
集落を野々俣川沿いの県道に登って暫く、
駐車帯に名古屋ナンバーはフリードが停まっています。
恐らく、これは、ご同輩かと。
後塵とはなりますが、ここから、行ってみましょう。
葦河原に残雪が残る野々俣川、
雪代の加減でしょうか、小渓ですが濁った水、勢いがあります。
こんな小さな落込みですが、答えは直ぐに出ました。
正直なところ、アタリらしきモノは無く、
動かない目印、それに不審を感じて挙げてみたら、
そんな具合でした。
幸い、針は小イワナさんの口元で。
♬春~の、小川は、サラサラ行くよ・・・♬
そんな童謡が聞こえてきそうな野々俣川。
こんな落ち込みの流心、その本筋ではなく脇の弛みから。
この子は申し訳ありませんでした。
またアタリらしきものは無く、竿を立てたら、の偶然釣果。
しっかり針を飲まれており、口元で糸を切ってのリリースでした。
この針の損失で、竿を納めて。
ここ野々俣川も一時間程度の釣行、その結果が小イワナ2匹ナリ。
ハスラーに戻ると先行されたフリード、
そのご同輩は着替えを済ませ、帰り支度の最中でした。
彼に釣果を伺うと・・・朝から都合5匹。
内3匹は20cmを越えるサイズと。
朝一番は冷え込んで無反応、
終える一時間くらい前から、瀬尻にお魚が見えだした、と。
そう考えると、小生の2匹も同じ状態。
いずれ手厳しい、春の庄川釣行、だったようですね。
毎年、4月の初旬は日によって暖かかったり、寒かったり。
大釣りの後の週は、お仕事でどハマりする小生です。
そう考えると・・・
きっと期初めの次週、滞りなく業務は進むことでしょう(涙)。
<データ>
4月9日 ●庄川
エサ :ミミズ、川虫
竿 :10m SG ロング
仕掛 :針 吉村7号
天井糸 0.6号 4.5m
水中糸 0.3号 4.5m
錘 B2~B3号
釣果 :ボ~ズ
エサ :ミミズ、川虫
竿 :10m SG ロング
仕掛 :針 吉村7号
天井糸 0.6号 4.5m
水中糸 0.3号 4.5m
錘 B2~B3号
釣果 :ボ~ズ
●野々俣川
エサ :川虫
竿 :5.4m 天平
仕掛 :針 吉村7号
錘 1号
水中糸 0.3号 4.5m
釣果 :小イワナ トホホの2匹
竿 :5.4m 天平
仕掛 :針 吉村7号
錘 1号
水中糸 0.3号 4.5m
釣果 :小イワナ トホホの2匹
気温 :2~18℃
天候 :晴れのち風
表層水温 :庄川 9℃
天候 :晴れのち風
表層水温 :庄川 9℃
野々俣川 14℃(9℃かも)
月齢 :7.9