春の長良川上流。
ここ最近は晴れ続きですが、雪解け水を集め流れは豊か。
爽やかな青空の下、碧と白の流れが目にしみます。
郡上白鳥は越佐。
川添いに走る県道が高速道路を潜った辺りから、
川は町の西端、山際を流れます。
橋を渡った直ぐも、川が湾曲、良いポイントなのですが、今日は残念。
今週末も重役出勤の身の上、既に何名かのご同輩は先行者が。
県道脇、川への降り口にあるトイレだけお借りして、
今少し車を走らせ上流へ向かいます。
古い橋の名残はその支柱のみ。
そのもう少し上流から河原に降り立ちます。
南側に顔を向けると、川面からの反射が容赦なく。
そんな春の日差しの中、浅瀬の石を裏返して川虫採りを。
ヒラタ、オニチョロ、クロカワ・・・
お目当ての川虫に混じって、昨年は庄川でお目に掛かったような、
ズングリ・ムックリなお魚が、誤ってたも網に収まります。
・・・賑やかな春の川。
お目当ての川虫に混じって、昨年は庄川でお目に掛かったような、
ズングリ・ムックリなお魚が、誤ってたも網に収まります。
・・・賑やかな春の川。
<今季初の本流釣り!>
本流竿の穂先に天井糸・水中糸を結わえガン玉も。
流れの速い長良川、目印のセッティングは若干で深めに。
準備は整いました。
さあ、始めますか!
ブ~ンと軽快に長竿を振り回し。
落ち込みの流心際・・・
深めの波消堤の懐・・・
若干で南からの風もあり、下流から上流へ向けて、
風に仕掛けを乗せる感じで振り込みます。
ここぞ、のポイントで粘るんですが、やはり本日も魚信は遠く感じられ。
ゴロ石の敷かれた歩きにくい河原、その中州へ渡ります。
それでも、まさか、ここでは・・・
と思って振り込んだエサのクロカワは、瀬の早い流れの筋で。
意外にもここで来ました、小生の待ちに待った今年の一本目。
クククッと、覚えのある小気味よい引き。
反射的に一呼吸、その後は慎重にやさしくアワセ。
十分なフッキングを確信した後、おもむろにたも網を用意、そして抜き。
十分なフッキングを確信した後、おもむろにたも網を用意、そして抜き。
珍しくも、見事にお魚の上口に針掛かり。
20cmには及ばない、6寸くらいのアマゴさんでした。
最盛期の如く、瀬でお魚はお待ちかねのご様子・・・
うん!何かを掴みかけたような、この感覚!
・・・なんですが、午前中はお後が続かず。
<お昼からは対岸で>
上流といえども、ここは天下の長良川、川幅があります。
土手の上から川を眺めれば、こちら岸からは届きませんが、
対岸に渡れば竿が届く範囲で、良いポイントがたくさん見られます。
”午後からは反対側から竿を出すか・・・”
しかし、渡河はムリ。
一旦、車の乗って下流へ走り、朽ちかけた橋の支柱はもっと下流、
新しい橋を渡って対岸へ向かいます。
アスファルトが終わる堤防道路、そこにはゲートボール場が。
これからゲーム?はたまた既に終えられたのか?
おじいさんが3名、舗装路の終端で立ち話されています。
上流に続く細道は、そこからまだ続きます。
でも、まずは、地元さんにはご挨拶。
でも、まずは、地元さんにはご挨拶。
小生 「すみません、ここから先の上へ行きたいんですが。」
おじいさん 「歩くんなら良いけど、車は止めといたがエエで。
まだ今年の整備をしとらんで、崩れてくるに。」
・・・名古屋は下町育ちの小生。
数年の経験があると言え、まだ素人の域。
数年の経験があると言え、まだ素人の域。
渓流釣りに行った先では、地元の古老のご意見は絶対、と心得て。
素直に従って舗装路終端脇に車を駐めます・・・
おじいさん 「んで、釣れましたか?」
小生 「はい、どうにか一匹のみ・・・」
おじいさん 「ほうですか。わしゃあ、これからコイ釣りだで。」
クラブを竿に持ち替えて、ゲートボールの後は長良川でコイ釣り。
・・・いやはや、お達者なことで。
・・・いやはや、お達者なことで。
さあ、当方も装備一式を身につけて、細道は河岸道路を徒歩で上流に。
車一台が通れる程度の道幅。
舗装はされている感じですが、ほぼ土で覆われています。
所々、この冬の大雪、その重みで撓んだのでしょう、
木立が道に覆い被さっています。
・・・お達者なおじいさんに従って正解でした。
午前中の加減から、本日はみょ~に「春先」を気にすること無く、
最盛期のポイントを狙います。
川のほぼ中央。
画面中段は左端、突き出た岩から下流に続く流れの変化。
・・・ニオいます!
突き出た岩の直ぐ下流、反転流に仕掛けを投下。
波に揉まれて仕掛けがゆっくり沈下します。
良い頃合いになった辺りで、目印が下流に流れ始めます。
岩裏では・・・出るとするならイワナさん。
でも、アタリはナシ。
徐々に目印は岩から離れ、右端の落ち込み手前・・・ここでアタリ!
一呼吸、竿先を僅かにおじぎ、糸を送り出してテンションを緩め。
で、アワセ!
ビンゴ!!ノリました!
良いですね~、「読み」が当たるって!
その後も斯様なポイントを中心に攻めますが・・・
まだ、ほんと~の「最盛期」では無いですね。
時刻は15:00少し前ですが、西に迫る山が長良川に影を落とし。
本日もこれまで。
行きに通った河岸細道を、ゲートボール場に向かって歩きます。
今日一日の爽やかな疲れを癒してくれます。
<データ>
3月31日
エサ :ブドウ虫、ミミズ、川虫
竿 :8.5m 渓峰本流
仕掛 :針 吉村7号
天井糸 0.6号 3.0m
水中糸 0.3号 4.5m
錘 B1号
釣果 :アマゴ 目測6寸 2匹
リリース
気温 :17℃
天候 :晴 午後から風
表層水温 :8℃