これまで長らく釣行のお供をしてくれた当方の旗艦、軽巡「ネイキッド号」。
C・ハーロックの「アルカディア号」ではないですが、
渓流をさかのぼり彷徨い歩いて無事帰還、遠方に駐車してあるコイツを見ると、
ナゼかホッとする心強い相棒でした。
丸目のヘッドライトにズングリ・ムックリのとぼけた風貌。
自宅から郡上の渓流まで約100km、その長距離の移動はもちろん、
急に変わる山のお天気、山の神様がお怒りの時は緊急避難所、
はたまた、疲れたときのお昼寝・くつろぎの場所として大活躍。
一人で勝手気ままな渓流釣り。
その道具自体はさしたる大きさ、重量でもなく、この荷室空間で十分。
燃費の良さとエコロジー、濡れモノ・汚れモノを気兼ねなく詰める感覚。
チョットした田舎道の脇に駐めても、地元の皆様のお邪魔にならないであろう、
控えめなサイズが重宝していました。
元は通勤用に、と購入した軽自動車、3年前からハードな釣行のお供に。
それからグンと距離が伸びました。
就航から既に15年が経過、走行距離も約13万km。
最近はある回転数でエンジンからノッキングが頻発。
無線ドアロックは遙か昔にアウト、車屋さん曰く修理は不可とのこと。
幾多の悪路が祟ったのか、昨秋には左後輪のベアリングを交換。
インパネの右半分も照明が切れ、機械式オドメーターもリセットが無効です。
朝早く日の出前から出立する渓流釣行。
「ははは、とうとう壊れちゃったか・・・」と、深い山中では困りものですが、
まあ、それくらいはご愛敬の範疇。
でも、時間に追われる生活での釣行は、結果、高速道路を長距離走行。
その道中での問題発生は流石に笑っていられません。
これから本格的になる小生の渓流釣り行脚。
残念ながら、諸々の状況・タイミングを鑑み、これをもって退役を決断です。