ご諸兄各位殿
「ちょっと、また竿を買ったの?」
家内からの詰問。
年明けに購入した10m本流竿。
変に押し入れに隠すと返って妙。
さりげなく、これまでの竿達と並べて部屋の片隅に置いたのですが。
「もう、いくらしたの?」
「・・・いや、3万円ちょっとかな?」
「まったく、いい加減にしてよ、ムダ使いばかりして・・・」
・・・奥様、いくらなんでも10mの本流竿、そのお値段では。。。
家内にしてみれば、竿なんて伸び縮みするただの棒。
でも、いくら疲れて釣りから帰ってきても、その手入れを怠らないウチの旦那。
その状況を見ていると、決して安いモノではない様子。
ヘタに安い値段を言ってしまえば、ウソがばればれ。
でも、本当のお値段を言ってしまえば・・・殺されます。
で、言ってのけたのが「3万円ちょっと」。
この悪知恵、実は年末の忘年会で旧友A君に授かった策略。
バイクにパソコン、工作と多趣味、浪費家(小生から見れば)のA君。
さすがに、この手の修羅場を何度もくぐり抜けてきています!
・・・ウソで塗り固められた我が人生。
「神さま、仏さまはよ~く見てらっしゃるに。」は亡きおばあちゃんの口癖。
全くその通り、バチが当たるその前に、悪行もほどほどに・・・
さて、毎年一本ずつ増えてきた小生の釣竿。
仮に連合艦隊の編成に例えるならば・・・ちなみに小生、「艦これ」の趣味無く。
1.小学生から愛用の「へら竿 4.5m」=戦艦「三笠」:主砲30.5cm
日露戦争は日本海海戦じゃないけれど、
小生、渓流釣りの初期ははこれにて対応、現在は退役。
2.シマノ「渓秀 6.0m」=戦艦「扶桑」:主砲35.6cm
切れのいい先調子、重さを感じさせず片手で操作、素直な竿。
狙ったポイントはまず外しません。
もちろん、今でも渓流、源流、渓流釣堀で大活躍。
・・・この前に金剛型があるけれど、ありゃ舶来の英国製だからパス。
一番活躍した型式なんだけれどね・・・
「艦これ」は興味無しだよ、ホント。
3.シマノ「渓峰尖 7.0m」=戦艦「伊勢」:主砲35.6cm
渓秀同様に小気味よく、少し川幅の開けた渓流で。
またズームを生かして糸を極端に短く3mにして枝下のチョウチン戦でも。
渓秀より1m長いのですが、この1mの差が大きいのです。
吉田川、奥矢作、馬瀬川上流で主に使用。
水上艦載機搭載の「伊勢」同様、使い勝手が良くて一番に使う竿です。
4.シマノ「渓峰本流 8.5m」=戦艦「長門」:主砲41cm
「ナンチャッテ本流」なんてチャカしちゃっているけれど、まま先調子寄り。
結果、ネライ通り、思い通りに振り込める、長さの割に使いやすい竿です。
それに、これの経験があったからこそ、10m竿を買う決心がつきました。
有効射程距離の長さを生かし、板取川、長良川上流、馬瀬川中流、
それに小坂川など川幅があり河原の開けた川で使用します。
そして真打!
5.シマノ「SGロング 10m」=戦艦「大和」:主砲46cm!
大和型と同様、長距離砲撃と大型艦(尺上アマゴ)の撃沈を期待しています。
その存在自体が一般には秘匿(家内にバレちゃったけれど)であったこと、
大和型と似ています。
やはり主戦場は長良川中流域、高原川でしょうか??
まだ釣具屋の狭いフロアーで伸ばして握っただけで感覚は未知数。
試験航海じゃないけれど、どこか近所の原っぱで振り回してみます。
・・・ご近所に気遣いながら。
でもまあ、竿は上を見ればキリがなし、「高い竿 ≠ 良い釣果」の方程式。
「鱒之介」なんてモンスターなど、さしずめ戦艦 紀伊型、夢のまた夢。
でもでも、一回くらいは振ってみたいような。
・・・ホント、「艦これ」には興味ないから。
昨年、何度か挑戦した本流釣り。
結果としては尺上ならず、しかし、そのイロハは掴めたような気が。
役者は揃いました・・・あとは司令官の技量、そして武運のみ。
今年もまた、思う存分楽しみたく、精進したく思います。