ご諸兄各位殿
昨日の土曜日、午後からは雨が上がりました。
雨後の午後は初秋の渓流・・・
先週末の庄川と同じく、せせらぎの音に乗って、川霧が流れていきます。
ここ神崎川は今シーズンの春、初釣りの渓として訪問しました。
その時の釣果は、言わずと知れたボ~ズ。
・・・古いCM「今年の汚れ、今年の内に」では無いですが、お礼参りに。
雨後で増水もあるからでしょうが、
大きな集落が少ない神崎川、水がとても綺麗です。
浅い瀬の流れは十分に底まで見渡せられ、
落ち込み後の緩い流れ、深め淵も淡いエメラルド色。
暮れかかって薄暗い秋の夕刻、白い川霧・霞が水墨画に味を添えます。
そんな幻想的な風景の中・・・
20cm前後のアマゴさんが竿を絞ります。
秋の夕まずめ、駆け足は日暮れとの競争、慌ただしく・・・
次なるポイントへ。
降り口には親切にも案内板が設けられ、そんな入渓路は足場がしっかり。
多少、暗くなっても安心です。
画面左側、白泡の立つ沈み岩の近辺。
先ほどから数回、仕掛けを流すのですが、僅かなアタリが2回ほど。
・・・でも、アワセにはノラず。
エサのブドウ虫をミミズに替えて、ガン玉の下も少し長めに。
・・・よし!
引き込まれるようなアタリです。
もう食ってると判断、ムリせず、優しく、素直にアワセて。
この子も20cm前後。
取り込むまで、澄んだエメラルドの川底を、
まるで別れを惜しむかの如く、元気良く泳がれました。
・・・ご心配無用。
日帰りの夕まずめ、時間いっぱい楽しみたく、家に持って帰らないから。
帰路、神崎川はその中流、片狩の集落。
川の湾曲に出来た大きな淵、エメラルドが一層に濃く映えます。
その淵の入り口で、網を仕掛ける人影が。
落ち武者ならぬ、落ちアユを狙って、でしょうか?
暑い日が続きましたが、雨後の本日、とても川は涼しく。
・・・もう、ほんと、渓は秋ですね。
<データ>
9月01日 15:30~17:30
エサ :ブドウ虫、ミミズ
竿 :7m 帰ってきた、渓峰尖
仕掛 :針 吉村7号
天井糸 0.6号 1.5m
水中糸 0.3号 4.5m
錘 1~B1号
釣果 :アマゴ 6~7寸 2匹
小アマゴ 1匹
全リリース
気温 :25~23℃
天候 :曇り
表層水温 :16℃