雨上がりの日曜日、良いお天気です。
土曜日は本降りの雨で出陣は見合わせでした。
さて、ど~したものか・・・
行くのなら日曜日は午前中のみ。
さすれば、今週も行き慣れた郡上かな?
行ってみるか・・・
<気良川を転進、寒水川へ>
ここ毎年、シーズン明けから一度は訪れている郡上 気良川ですが、
良い釣果には恵まれていませんでした。
本日は雨上がりの翌日。
期待を込めて、せせらぎ街道から県道を登り、今年こそはの想いを胸に。
でも、いつもの特設釣場の横は駐車場、
そこはご同輩のお車で、既に分け入る隙も無し。
もちろんですが、気良川は段々状の河原に至っても。
本日は漁協の放流でもあったのでしょうか?残念・・・
もっとも、到着時刻は7:30。
遅いわな、そりゃ。
となると・・・
久しぶりに気良川のお隣、川の規模は小さくなりますが、
気良川と同様に景色の良い、寒水川にしましょうか。
<意外と冷え込んだ郡上の朝>
気良川でも様子見で車から降りたのですが、いや、寒いのなんの!
昨日の雨は暖かかったのですが、やっぱりそこは山の中、
気温3℃は最近の春の気候に慣れた手前、体に堪えます。
・・・トレーナーの上にジャンバーを羽織って。
決意を込めて、イザ、出陣!
養魚場の横の橋、そこから少し下った河原から始めます。
もう6年も前になります、この寒水川の釣行。
駆け出しだった小生。
あの時も雨上がり、今日以上に怒涛の流れで、
ど~したら良いのか途方に暮れてしまい・・・
そんな中、養殖場のおじさんからアドバイスを。
・・・岩裏の静かなポイント、そこを細糸で狙うべし。
加えて、心優しいおじいさん、彼に場所を譲って頂きました。
あれから累々と6年の歳月が。
冷え込み具合と言い、激しい水加減と言い、そう、あの時の再来です!
本日は誰にもお力を添えて頂くことなく、
自力で釣果を捻り出し、我が釣技の進歩を確認するのじゃ!
と、意気込んで始めたのですが・・・
<「釣技の進歩<体力の退化」 の悲しい現実>
川の規模、深さに流速は、さほどでもない寒水川。
それでも結構、大岩が見受けられ、落差のある流れです。
寒さも加わり、体の動きが鈍く。
「あれ?
ウエーダーが窮屈で大岩が登れないぞ!?」
「とっとっと。
浮いた小岩で足元もおぼつかないや。」
釣れないお魚に加えて、難儀する川の遡行&渡河。
・・・6年前って、オレ、こんなんだったかな~?
しかし、我が釣技の進歩!?
ネコヤナギの餌食になる仕掛け、それは今回、流石に無いですが、
如何せん、寄る年波?体力が・・・
それは、徐々に気力にも影響を。
<巡回さんは残酷です>
「どうです、釣れますか?」
漁協のシールが大きく貼られた軽トラック、
降りてこられて、土手上からお声がけ頂いたのは巡回さんでした。
・・・何を隠そう、精神的には本日、彼に引導を渡されました。
「いや~、サッパリですわ。」の小生。
巡回さんは心優しく、
決して悪気は無いのでしょう、尋ねてもいないのに、
いろいろと余計な情報まで頂けるのであります。
「おっかしいな~。
そこの橋の上流の人は5匹釣られたそうですよ。
下流の人は川虫で10匹ほどとか・・・」
・・・いや、オレっちも川虫を使っているンですがね。
と言いましょうか、
このシーンって、3年前の気良川と同じじゃ!!
この巡回さん、ひょっとして、あの時の巡回さん??
ご近所だからな~、気良川と寒水川。
・・・人間、年月を重ねると、知識と経験が積まれます。
そして、良いも悪いも、儚くも記憶に残るのであります。
それを良い方向に向けるのが、その人の進歩なのでは??
逆にそれで潰されるようでは・・・
気力と言い、体力と言い、こりゃ、小生の退化ですね。
時は春。
今年も修行の旅、それは続きます。
<データ>
3月14日 寒水川
気温 :3~12℃
エサ :川虫、ミミズ竿 :竿 6m 渓秀
仕掛 :針 吉村7号
錘 2号
水中糸 0.3号 4.5mのみ
釣果 :ボ~ズ
天候 :晴れ、風
表層水温 :6℃
月齢 :0.7