2015年9月19日土曜日

秋の南飛騨 小坂川

ご諸兄各位殿

全てのものがセピア色に染まりゆく秋。

夏、すがすがしかった朝の渓流。
今朝あたりは冷たく乾いた空気に包まれ、まさに風立ちぬ。
まだ青や緑が主体ですが、どことなく暖色系が混じり始めています。


皆様の釣りスタイルは様々と思いますが、自分の渓流でのそれはよく歩く事。
特にお魚があまり釣れないときなどは・・・

今朝は赤沼田に車を停め林道に分け入り、小坂川の南岸を巡ります。


どこの渓流でも共通している構造、概ね方岸が河原の場合、対岸は岩壁。
今日の小坂川は増水気味。
音を立てて流れる青い激流の横、週末の冒険者は一人で器用にも岩渡り。


まま現れる小さな河原から流芯脇のポイントを狙います。
でも掛かるのは小さなアマゴさんばかり。


この子なんかは18cmくらい?
パーマークが鮮明な、でも少し顔は成熟気味。
まもなくこの体もセピア色に染まるのでしょう。

午後遅くからからは益田川は山之口川の出合い近辺へ。



既に秋の陽は傾き始め益田川は黄昏時。
どこへ向かうか知ってか知らずか、悠々と川の水は流れていきます。

これから寒くなるから、せめて色彩だけでも暖色で・・・
自然の織りなす粋な計らい。

渓流シーズンは終わってしまいますが、それでも自分は秋が好きです。