2015年3月15日日曜日

奥矢作~その2 飯田洞川釣行

時刻は11:30。
あれからも全く手応えナシ。。。

達原渓谷は風光明媚な「賽の河原」、そこで一人、コンビニで買ったおにぎりをほおばります。

「ここは引き上げるか・・・」
まだ午前中、時間はまだ十分にあります、引き際が肝心です。

トンネルの手前まで戻り、斜面をよじ登って川から上がります。
狭い国道を味方の軽巡に向かって歩いていると、河原にご同輩が・・・
久々の自分以外の生命反応。
しばらく調子を拝見・・・でも小生同様、残念な様子です。

綺麗すぎる達原渓谷を後にして、次は釣具屋の店主のおススめ、飯田洞川に向かいます。
午後から果たして地獄に天使が舞い降りるのか??


R418を西に戻り上矢作の町の中、上矢作病院の手前に飯田洞川にかかる橋があります。
橋を越えてから右折して川を上ります。
暫く行くと立派なパジェロが狭い道端に。
その横に「上矢作」とロゴの書かれたオレンジのジャケットにウエーダーを着込んだお二人が。
漁協の監視員さんです。

小生   「釣れますか??」
監視員  「釣れん!どっか、上の方に行ってマッたわ!」
誠に期待薄なお言葉なこと・・・その上の方から小生、ただいま降りてきたのですが。。。

途中に小さな発電所が。
そのダムとも言えない堰き止めから川をのぞき込みます。
監視員さんの一言もあり・・・微妙です、綺麗ですが。

そのもう少し上流に軽巡を進め・・・時間ばかりが過ぎていきます。
「え~い、ままよ」とサイの目を振るかのごとく、車を止めて川に降り立ちます。

午前中の達原渓谷と違い川幅が狭く、木立が川岸まで迫っています。
7mではまま穂先が枝に取られそう・・・ズームで6.3mに縮めて対処します。

午後からは雲も去り、暖かいとまでは言えませんが、午前より幾分は過ごしやすいです・・・
でも、それもつかの間、次は風が出てきました。

この落ち込みで粘ります。
セオリー通り遠間に立ち手前から探りを入れ、次は流芯の向こう側の反転流へ・・・
ぐるりぐるりと2~3回、渦に巻かれて目印が水面で輪を描きます。

・・・エサを変えオモリを変え目印の高さも・・・徐々に昨年までのカンは戻ってきました。
風がまま吹いても思ったところにバッチり振り込めます・・・
・・・結果には繋がらないですが。。。

やっぱりダメです、釣れません。

達原渓谷と同様、この表現が適切なのか・・・思うに川が綺麗すぎます。
この時期だから?
さらさらの川砂、水こけのない岩、底の底まで見えてしまう透明度・・・
加えて少なめな水量・・・
腕の無さを差し置いて、釣れない理由を連ねても致し方は無いのですが・・・

・・・そう、例えるなら、今日の奥矢作は「佐々木希」さん。
繊細で綺麗すぎます、高嶺の花、とても釣れそうにありません・・・
「壇蜜」さんのように、もう少し色というか艶というのか、イケそうな感じが・・・
肥沃な吉田川なんかはこっちの類かな??
・・・おっと失礼、中年オヤジのひとりごと。


残念ながら本日も良い結果に至りませんでした。
でも、初めての奥矢作、たまたま今日がダメなだけで、季節が巡れば良いのかも知れません。
まあ、これも経験!行ってみて、ヤッてみなけりゃ解らない!
とにもかくにも、とても綺麗な川でした、奥矢作。
次回に期待を込めて・・・

<参考>
http://maps.gsi.go.jp/?vs=c1&z=16#15/35.322076/137.581530

http://cache.yahoofs.jp/search/cache?c=tgEIb4lZRLwJ&p=%E7%9F%A2%E4%BD%9C%E6%B8%93%E8%B0%B7&u=https%3A%2F%2Fja.wikipedia.org%2Fwiki%2F%25E4%25B8%258A%25E6%259D%2591%25E5%25B7%259D_%28%25E7%259F%25A2%25E4%25BD%259C%25E5%25B7%259D%25E6%25B0%25B4%25E7%25B3%25BB%29










奥矢作~その1 達原渓谷釣行

ご諸兄各位殿

「今週末はどの川にしようか・・・」
忙しい業務の合間、職場の天井を見上げ、ふっとそんなことを考えてしまう・・・なんてことは無いでしょうか?
職務に忠実な小生は全くそんなことはありません・・・!?

「いや~、今朝は参った。家の前が30cmの雪で・・・」
先週の水曜日の朝のことです。
郡上から毎朝遠路、尾張北部の小生の勤め先まで通っている同僚の一言。

”・・・察するに、今週末のいつもの郡上は残雪の中・・・行き先を変えるか。。。”

ということで、今回は趣向を変えて雪が少ないであろうの推測の元、岐阜県はその南部にある奥矢作へ行ってきました。
平谷湖での管釣りの帰り道、いつも気にしていた川ですが・・・初めての釣行です。
果たして、仕事中の思惑のごとく、上首尾と事は運んだのでしょうか??



朝6:30出発。昨夜は少し雨が降った様子です。
中央道を恵那ICまで、そこから下道、岩村へと向かいます。
途中、阿木川ダムでのR257沿いの温度計は3度・・・寒いです。
岩村のDヤマザキで一日券を要請するも、今年は扱っていないとのこと。。。
仕方なくエサのみ購入・・・が、なんと!キンパクが置いてあります。これは心強い味方!
最近のコンビニは何でも有りです・・・ブドウ虫と共に購入。

上矢作に入りまずは情報収集、上村川沿いの町外れにある釣具屋さんへ一日券を買いに。
ここも釣具屋さんと言うより雑貨屋さんの趣です。
扱っているエサはミミズ、ブドウ虫、イクラのみ・・・買ってて良かったキンパクちゃん。。。
物腰の良さそうなおじいさんの店主から券を買い、
小生 「上矢作は初めてなんですが、どこが釣れますか?」
店主 「そうね~、飯田洞かね。病院を過ぎたら左に曲がって・・・上の方が良いよ。」
小生 「達原(たつはら)渓谷はダメですか?」
店主 「達原(たっぱら)を知っているんなら、そっちでも良いよ。でも谷が深いからね。」
小生 「トンネルの手前とか・・・」
店主 「そうそう、その辺りまで行けば降りるのが楽だよ。ポツポツ大きいのが出るし。」
小生 「混みますかね?」
店主 「いや~、飯田洞はそこそこだけど、達原は行かんでしょ。」
決まりです、R418で達原トンネル手前!

標高400mの上矢作に残雪はナシ。でも600mの達原渓谷は・・・そこらに残ってます。。。


めげずに我が軽巡「ネイキッド」はR418を前進します!
トンネルの手前1kmくらいに橋があり、川面を見下ろします。
綺麗な川です、橋上から底の底まで見て取ることが出来ます。
さて、ここから始めるとしますか・・・

ウエーダーに身を包み今日のチョイスは渓峰尖7m、川幅からして十分に振れそうです。
どなたかの大きな別荘もしくは研修施設、その脇から河原に向かいスロープが降りています。
その道を下って残雪の残る橋下の落ち込みへ。
昨年の大雨の名残でしょうか、丸太が何本も河原にあります。
それより水面は2mほど下・・・余り水量が豊富とは言えません。。。でもとても綺麗な、透明な水です。
天井糸は1号1.5m、水中糸は0.3号、針は吉村6号、目印は蛍光毛糸を2つ。
ガン玉は手持ちの最軽量4号で始めます・・・数投してもアタリ無し。

ここを見切って川をさかのぼります。

小生の春用ウエーダーはシマノの安価なナイロン製はハイチェスト。
流れをモロに受けるので無理な渡河は禁物・・・でもここ、ホント、大した水量ではありません。
膝下程度で川を難なく横切れます。

出会う落ち込みで毎回粘りますが・・・どこも反応ナシ。
そして、ひときは大きな落ち込みが・・・勝負所です!
キンパク、ブドウ虫、イクラ・・・いずれもペケ!
ガン玉を重くして落ち込み直下で沈めても・・・ペケ!

・・・と言うか、この辺り、水、雪、岩、石おまけに枯れ草、流木と周りは「無機質」なモノばかり。
しばらく手を休め、タバコをふかしながら水中を観察しても何も居ません・・・。

深い谷の中で「有機体」、つまりは生命反応があるモノは小生のみ。
当然、行き交うご同輩もなく・・・こんなとき、まま身の危険、妙なスリルを感じます。

この感覚を強めるもう一つの要因として、この川の渡河するときの足裏の手応え。。。
早春だからかも知れませんが、水こけでスベる、という不安にかられません・・・水こけが少ない?水が余りにも綺麗すぎる・・・養分・ミネラルが少ないから??

寒くて冷たくて釣れなくて・・・ひょっとして、ここは「風光明媚」な地獄なのかも知れません。。。



奥矢作~その2 飯田洞川釣行
http://sidestarwinderjpn.blogspot.jp/2015/03/blog-post_24.html