川で釣れたお魚は釣行から帰宅して直ぐ、
その晩に夕食として頂くことが、きっと一番おいしい事でしょう。
・・・渓流釣りを始めた10年ほど前のことです、
郡上吉田川で初めて釣れた、食べられるサイズのアマゴが一匹。
小学校は理科の時間、実習は「フナの解剖」でした。
その時を思い出して慣れぬ手つき、釣れたばかりのアマゴを川でお捌きして。
帰宅後はお魚を軽く水洗い、シンプルに塩焼きとして頂きました。
その味が格別に美味しかったこと・・・
「好きこそ物の上手なれ」という諺がありますが、
斯様に不器用な人生を歩む小生でも、毎週毎週で川に繰り出せば、
イヤでも少しずつ腕前は上がるものです。
釣果として一度に数匹のお魚を持ち帰った日には、
流石にその日の夕食として食べ切れるものでは無くなり、
結果、今では釣ったお魚は厳重にラップで包み冷凍保存しています。
今シーズンも早くも終盤。
今回は冷凍庫に溜まったお魚、それを美味しく調理して頂きました。
ご諸兄からのご教示もあり、ありがとうございます、
今では幾つかのお魚料理のレパートリーが。
燻製、一夜干し、みりん付け、などなど・・・
ただ、そこは「男の料理」、未だに小生の包丁捌きは悲惨なもので、
捌かれるお魚も、また、使われる関の孫六も、可哀想に泣いています。
今回はお魚も8~7寸程度のサイズです、
高度な医療技術?を要する「三枚おろし」は避けて、
お頭ハネのみ、和風ドレッシング・フォイル焼きとして頂きました。
まな板の上に居並ぶは、GWは馬瀬川と小坂川から頂いたアマゴさんです。
解凍は一晩の冷蔵庫保管にて。
シーズンOFFに研いだ関の孫六は出刃15cm、
オリーブオイルを塗っての保管はサビも無く、切れ味はもう抜群!
お魚は金タワシでヌメリ・ウロコを落とし、お頭のみハネて準備良し。
これをアルミ・フォイルに乗せます。
・・・いつもの家庭用アルミ・フォイル、
家内のお料理では余り使う機会が無くて在庫切れでした。
それに調理用は厚さも薄くて、
まま過熱・調理中に破れ、汁こぼれしていました。
今回はキャンプ用は厚0.035mmの丈夫なフォイルがあり、
(ミミズ養殖で日よけカバーとして使用、その余りです)
それを使用することに・・・
付け合わせの野菜はプチ・トマト、ブロッコリーそれに刻みネギを、
色取り良くフォイルの中に配置します。
ここにキノコ類を加えても良いのかも知れませんね。
して、味の決め手は・・・
西友オリジナルは「みなさまのお墨付き」!?
和風ドレッシングの「減塩」が小生のお年頃を物語ります。
でも、お魚のお腹の中と外側全体へ塩コショウを、
トドメはバターを加えるから意味無いですがね・・・
お魚とお野菜を入れた後、ドレッシングを掛け回して。
フォイルを閉じて、さあ、オーブンに。
設定は210℃、時間は30分間の焼き入れ作業!?
この調理法の良いところ、それはズバリ、「手間いらず」!
してして、出来上がりです・・・
8寸程度のお魚なら、この程度の焼き時間でOKですが、
尺モノのお魚は二枚おろしにするか、今少し加熱時間を長めにされた方が。
お魚の風味とガーリック&油は絶妙!
ドレッシングとの相性が良いンですね、きっと。
焼くことで醤油風味の玉ねぎ、その香りも際立ちます。
お味は美味しい事、もう、請け合いです、ハイ!
<渓流風景は初夏 馬瀬川と小坂川から>