2021年11月7日日曜日

二勝一敗はシマノ SG パワースペックZR H+

 

去年の師走はそのドサクサに紛れ、家内に内緒で購入した剛竿は、
シマノ SG パワースペックZR H+ (以下SG PS ZR H+)です。



旧海軍の戦艦 大和型のように、未だその存在、家内には秘匿なのです。

・・・知られたところで家内にとって、竿なんかタダの伸び縮みする棒。
あくまでも、秘匿を続けるべき所以は、その高額なお値段なンです!
(いやらしい、お話で。)

・・・かの戦艦大和だって、存在は薄々で一部国民・敵国に知られていました。
あくまでも、秘匿を続けたのは、その主砲の破壊力と艦としての能力?

SG PS ZR H+ も竿としての能力は、如何ほどのものなのか?


今シーズンを通じて3回の使用。
初戦は4月の飛騨白川郷 庄川にて42cmのブラウンを。


第二回戦は6月の長良川、思いはサツキマス、が、思いと裏腹のボ~ズ。

そして三戦目も6月は宮川下流。
アサシンさんのご指導もあり、尺上ニジマス2匹の釣果でした。


二勝一敗はSG PS ZR H+。

・・・ここで、ご諸兄各位にはお詫びです。

シマノ SG PS ZR H+、 その胴調子ややり取りでの優位性、
竿の具合加減を期待された御仁には、正直、ごめんなさい。

ご存知のように小生、とてもそれを述べられる程の腕前・表現力では無くて。

比較として、手持ちのシマノ SG ロング、
それとの大まかな相対となること、精進途上の身の上故、ご容赦願います。


SG ロングは最長10m、SG PS ZR H+ は9.5mです。
でも重量は290gと360gで反転。

釣行中は無我夢中、余りその差は気にならないのですが、
一日中で振り終えた後では疲労感・重さの違いに気が付きます。
(特に腰あたり、なぞ。)

また、打ち込みたいポイントへの命中精度、
小細工加減もナゼか長いSG ロング の方が良いような。

・・・ただ単に、使い慣れたか・否か、の差かもしれません。

同じ錘でかなり遠間のポイントを狙った場合、
SG PS ZR H+ は、もうひとランク重い錘でないと届かないような。
・・・そんな感覚です。

流れに乗って錘が川底の岩に当たる感度、
伝わるコツコツ感もSG ロング の方が繊細に捉えられるような。


しかしながら・・・
落込み後の勢いのある流れでの重く大きなお魚、
それが掛かってからの展開はSG PS ZR H+ に分があるような。

掛かった直後にお魚は暴れ、走ります。
その勢いを如何に止めるか・抑えるか。

白川郷庄川での40cm級のブラウンは、
慌てずに素直に竿さえ立てれば、お魚は岸に寄ってきてくれました。

撓んだ竿の反発力。
SG ロング よりSG PS ZR H+ の方が上なのでしょう。

腕力のみならず、少し膝を曲げての中腰で。
結構に全身の力は要りますが、そこが釣りの醍醐味!?

もっとも・・・
お魚の位置をロストしてしまうと、残念無念はそれまでですが。


折角にも新調した剛竿です。

今シーズンはもう少し、活躍の場が欲しかったのですが、
如何せん、世の中のご様子しかり、私事・業務で出陣の少ない年でした。

でも、まだ晩秋の信濃 犀川、はたまた、新春は遠州 気田川と、
剛竿を振りまわす機会は、これからかと。

・・・秋本番の小寒い風を感じながら虎視眈々。
消化不良のシーズンを後に、モノ思う小生です・・・

<渓流風景はその晩秋は犀川から>