渓流釣りシーズンは最初の行先、いつも悩むのです。
うららかな春の一日、
日がな、のんびりと過ごせられれば、それ以上に何を望もうか?
・・・いわんや、そこが小人、ミョ~にスケベ心が出ちゃうンです。
こと釣果に関して、春先はからっきしダメな小生。
昨年はゲンを担いで郡上 神路川へ、暖かい日で珍しくも釣果アリでした。
今年はどこにしようか?
寒さの厳しかった冬、各位ブログからは郡上方面、未だに残雪が。
天気予報では今週末の土曜、とても暖かくなるとのこと。
とは言え、ノーマル・タイヤでは不安です。
おまけに「う~、マンボウ!」。
賛否両論、いろいろとご意見はあるようですが、初釣りです。
ここだけは、ゲンを担いで?
今年はオラが県は愛知県内、東三河へ行ってきました。
<川沿いは廃線跡の道>
もう6年も前になります。
三河湾に注ぐ豊川、その上流はここ、寒狭川へ訪れたのは。
その時は完成したばかりの新東名、
新城からR257を寒狭川沿いに北上したのですが、
今回は新ルート、足助からR420を利用、山道・峠を越えて。
・・・この方が距離も短く、通行料も安く、また時間も大差なく。
コロナ禍に加えて紛争と、昨今のガソリン、ほんと高いです・・・
清崎から田口に向けて、
寒狭川はR257と距離を置き山間を蛇行、流れています。
6年前のポイントもここでした。
あの時は高低差が余り無く直線の多い林道、
しかし狭く暗いトンネルに違和感を覚えましたが、
後日に調べたら、
この川沿いの林道、昔の鉄道は廃線路、豊橋鉄道は田口線だったのですね。
その狭く暗いトンネルを幾つか抜けて・・・
寒狭川上流、その河原に降り立ちます。
それにしても今年の初釣りも暖かいです。
肌着の上にはタートルネック、その上に釣りベストの3枚着のみで。
良いお天気が続いた最近です、川の水量は少な目。
南北に流れるこの辺り、日当たりが宜しいのでしょう、
(下手な撮影が故、ハレーションの岩肌が物語ります・・・)
川虫取りに水に入るのですが、もう川底はヌルヌル、油断できないくらい。
<先客万来は寒狭川>
気を付けながら川虫を調達、さあ、いざ!
と言った矢先に、
残念、川下からご同輩がお二人、釣り上がってきて、く~ん(涙)。
廃線跡の林道を遡る際、途中でご同輩らしき駐車車両をお見受け、
そこからかなり距離を置いて停めたのですが、早くもここまで・・・
察するにかなり早朝から始められたのか?
いずれにしても、初釣りです。
そこでの「頭ハネ」は、きっと本年のお後が宜しくなく。
ゲンを担いで、潔く、ここはご挨拶と「当方後攻」のご了解を頂きます。
・・・でも、よくよく装備を拝見すると、
振込み時での鞭のような竿の柔らかさ、察するに長尺「ゼロ」仕様かと。
う~ん、これは手ごわい!
しかしながら、
何の自信が「当方後攻」なぞ、
そんな大それた事を言わしめるのか??
きっと、もう、半年ぶりに渓に立てたこと。
その幸福感と感謝の思い、
それが珍しくも欲深い小人、彼を素直にさせるのでしょう・・・
案の定、泣かず飛ばずは、無収穫の落穂ひろい。。。
<寒狭川支流は当貝津川へ>
廃線鉄道の林道沿いは風光明媚な寒狭川。
ここへ至る途中は足助からの山越え、
R420沿いにも雰囲気良さげな流れ、当貝津川がありました。
時刻は10:30。
まだワンチャンスあるお時間、ここは河岸を替えます。
当貝津川と栗島川との出合い、
その少し上流は国道の駐車帯、釣り人向けでしょう、そこに停めての入渓です。
標高1,000mの出来山が源の当貝津川、
川は西から東に向けて流れています。
日陰・木陰の区間が長く、南北に流れる寒狭川より日当りが少なくて。
その為でしょうか?
減水の状況は同じですが、
川の水に漬かっても、川底のヌルヌル感はそれ程でも無く。
しかし、ここも千客万来!
開始早々、上流からルアーマンさんが下って来られます。
・・・その距離、おおよそ50m、目と目が合います。
見知らぬ者同士とは言え、趣味を同じくする者同士。
これが趣味がバイクで道の駅なら、お互いの「車自慢」に花が咲くのですが、
如何せん「釣り場所が命」の渓流釣りです。
お互いにバツが悪く、
小生も今回は反対方向、挨拶は抜きで川を下ります・・・
<春のうららの・・・>
のどかな春の日差しの中。
緑の針葉樹に囲まれて、丸坊主は白が目立つ広葉樹、
抜ける青空を背景に黒い水の川べりで、その白さが際立ちます。
正直に申し上げて・・・
河岸を替えての当貝津川でしたが、飛ばず・泣かず、は寒狭川から引き続き。
もうこの頃は釣果は度外視!?
毎年の初釣り恒例は「春の渓流撮影紀行」に我が志向は衣替え。
白いネコヤナギの向こう側、
落ち込みの春の光は反射光、それが眩しくもきれいです。
もちろん、斯様な大場所は大淵、
丹念に川底を探ったのですが、ウンもスンも無くて。
暖かい春の日差しの中、川は途切れることなく、流れ続けています。
イイのです、初釣りです。
ただただ、感謝あるのみ。
負け惜しみです、ハイ!
今年もゆっくりですが、また、旅が始まるのであります。
<データ>
●3月12日 寒狭川・当貝津川
エサ :川虫、イクラ
竿 :6.0m 渓秀
仕掛 :針 吉村7号
錘 1号
竿 :6.0m 渓秀
仕掛 :針 吉村7号
錘 1号
天井糸 0.6号 0.7m
水中糸 0.3号 4.5m
釣果 :ボ~ズ
気温 :4~18℃
天候 :晴れ、まま風
釣果 :ボ~ズ
気温 :4~18℃
天候 :晴れ、まま風
表層水温 :4℃ 開始時
月齢 :9.4