2015年2月21日土曜日

今年の挑戦~本流釣り

2015年221日作成


ご諸兄各位殿                                     
40年前の小学生の頃、お小遣いで買った4.5mのべ竿。

あの頃、これで常滑は大野町まで電車に乗って海釣りに行きました。
釣れる魚はハゼやヒラメ・・・手のひらに乗るような小さなモノばかり。
でも子供の自分はそれでも大はしゃぎ。

3年前の夏、物持ちの良い小生はタンスの肥やしになっていたこの竿で渓流に繰り出しました。

焦げ茶と黒のトラ模様、一見、ヘラブナ釣りに使うような竿。
仕舞い寸法も1mくらいあり、穂先もヘナンヘナン(有る意味で胴調子??)。
でもそれはそれで、ブッシュに分け入る際、マムシは居ないか突いたり、急な河畔をよじ登るとき、「杖」として使えました。

もちろん、ミャク釣りではなくウキ釣り。
釣れるアマゴ・ウグイは、ここでも小さなモノばかり・・・渓流釣りの入り口を覗くには問題はありません。

でも何度も渓流に通ううちに・・・もっと遠くへ振り込みたい、思った地点に振り込みたい、ウキでは反応が遅すぎる・エサが流される・・・何より、もっと大物が釣りたい!

そんな欲求が出始めました・・・大人の釣り人として、当然かもしれません。
また、そんな思いに目覚めたとき、既に渓流釣りの入り口を通り越していたのでしょう。

 ・・・購入したのがシマノの「渓秀」、6mの硬調竿です。

購入時の比較は同じくシマノの「天平」。
数字の上での重量はさして変わらなかったのですが、バランスが良いのか、重心が手前からなのか、明確な理由はわかりませんが、釣具屋の店内で手にしたときの「重さ」の感覚は「天平」のそれとは全く違いました。軽いです。

何本も竿を購入して比較できる立場でもなく、全くの独りよがりな感想ですが、振り抜きがシャープ、扱いやすい竿です。
何より思った場所に仕掛けが振り込め、4.5mでは届かなかった「かゆいところ」に手が届きます。もちろんミャク釣りも可能。


そして・・・その夏の終わり頃、偶然にも・幸運にも、釣れたのが本ブログの題名を飾る郡上アマゴ・・・

そのシーズン最大の23cm。今日までの3年間の記録の中では、既に大したサイズではないですが、自分には記憶に残る一匹です。




今年はより大きな相手を目指して、本流釣りにチャレンジしてみます。

以前に板取の釣り堀で30cm強のニジマスを「渓秀」で釣り上げましたが、この竿ではこのサイズが限界・・・ムリすると折れる、そんな感覚が伝わりました。

「やっぱり本流には本流の竿が必要か。」

・・・備えた竿は「渓峰本流」の8.5m。

ここでも購入時の対抗馬は同じくシマノの「ベイシス」。
「本流」は渓流竿と本流竿の中間的な立ち位置、「ベイシス」は本流釣りの基本竿とされています。
狭い釣具屋の店内、もちろん思い切って振り回す・・・なんてことは出来ません。
が、軽く振った限りでは双方とも「渓秀」に比べてヘナンヘナン・・・「小学生ののべ竿」を思い起こします。

ただ、「本流」の方が幾分かシャープな感じ。
「ベイシス」は、恐らくそのヘナンヘナン感が大物の急激な「引きの力」を吸収して糸を守るのでしょう。

慣れだけの問題かもしれませんが、「ベイシス」を存分に扱う自信が持てず、それに「掛かるかも知れない大物」を心配するより、「まず掛ける確率を高めよう」・・・

結果として、操作性を重視、「渓峰本流」を選択しました。


本流が賑わうのはもう少し季節が巡った先のお話し。
夢ばかりが今の時期は膨らみます。


*小生の勝手な「使い勝手」は以下をご参照下さいませ*
http://sidestarwinderjpn.blogspot.jp/2016/02/blog-post_13.html