前回はおととい水曜日、5月1日での長良川訪問でした。
お目当てはこの季節、長良川を遡るサツキマスなのですが、
毎年の挑戦も御目文字叶わず、
そうやすやすと釣れるお相手では無いのです。
それでも、前の職場はお隣の工場の班長さん、
昨年は見事に釣りあげられ、
関係各位にLINE配信、しかも2匹も!
小生はご本人から昼食前の連れ〇ョンで伺ったのですが、
毎年の挑戦が叶い、とても嬉しそうでした。
彼の努力は如何ばかりか、お話を伺うと・・・
毎日は出勤前に一振り、
残業の無い日は帰宅後も陽が暮れるまで、と。
確かに長良川のお近くに住まわれる利点はあるものの、
この時期限定とはいえ、逆に通勤は距離もあり大変、
好きこそ物の・・・と申しますが頭が下がります。
・・・もう少し本腰を入れないと、本当に釣れないぞ、こりゃ。
そんなことで、
このGWの後半戦、また長良川へ行って参りました。
<今回も郡上美並で>
今回は初日は夕まずめ、翌朝は朝まずめの二段構えです。
釣り場に到着です。
まだ15:00過ぎですが、ポイントは既に山影で日陰、いい案配です。
このポイント、
立ち位置の左から右に向け大きな落込みがあり、
その流れ下った長良川の激流が正面の大岩を直撃、
手前に大きなプールを形成し大きな渦を巻いています。
5B+5Bの重量編成で流れ下りの本筋手前に投入、
来るとするなら、白波が落ち着き始めた沖合の深場です。
5Bを3個にしてしまうと深場で仕掛けがストップ、
そして何か障害物が川底にあるのでしょう、
まず間違いなく、あるポイントにて根がかりが。
5Bが2個でも、まま何者かに仕掛けが捕まります。
そのポイントだけ、少し竿先を持ち上げて。
このパターンで幾度か仕掛けを流します。
先ほどと代わり映えのしない写真ですが、
陽の様子から時間の経過はお解り頂けますでしょうか?
・・・このポイント、
毎年で竿を出していまして、
良いサイズのデンデンさんと共に、
流れが緩い区間からは必ずお外道様も揚がります。
しかしながら、
おとといの釣果もそうでしたが、今年は全くウグイ様の横槍が入りません。
ほんと、全く変わり映えのしない川の風景、なのですが、
お時間だけはしっかりと経過、もうそろそろ17:00です。
・・・小生のしつこさ、熱の入り様が垣間見えます。。。
これでも僅かずつですが、ポイントをズラしているのですよ。
若干ですが、
おととい同様で何かが仕掛けに触る感触、前アタリ?はあるものの。
と!
ここで、ようやくの本アタリです。
季節的にも、それに、おとといの様子から、
掛かったのは、きっと、そこそこサイズ、
もう、ここは二呼吸待ち、喰わせます。
アワセに返す手応えは20cm台かな?
素早い走りっぷりから、お外道様では無いですね。
たも網に納まったお魚は・・・
目測7寸程度のアマゴさんでした。
小粒ながらも側面のパーマークは薄っすら。
その後も粘ったのでありますが、
時計が18:00近くになり、残念、本日の夕まずめはこれまでです。
<郡上美並での車中泊>
自宅から一時間チョイの釣り場です。
一旦帰宅して明朝の再出撃、もありなのですが、
家族もいる身の上は、帰宅してしまうと時間通りに事が進まなくて。
夕まずめのみとは言え、日に当たっての釣行、心地よく疲れるものです。
・・・陽が沈んだら眠り、陽が登ったら起きる。
こんな人間本来のタイム・スケジュール、
自由気ままを味わいたくて、
放浪おじさんはあえて、ここでの車中泊なのです。
まずは温泉でのんびり疲れを癒し、ここで質素に夕食も。
でも、やっぱり世の中はGWですね、
温泉も食堂も家族連れで賑わっていました。
しかし、そこはGWです。
道の駅ではエンジン掛けっぱなトラックは遠方に一台だけ。
・・・横の長良川の調べ、それが今宵の枕です。
釣行と温泉で即寝落ち、とても良く眠れました。
<朝まづめの長良川>
翌朝は陽が登る少し前には起床、身支度を整えて出立です。
昨日の温泉への道すがら、
どこか良さげなポイントは無いか、
開拓者は長良川沿いを見て回ったのです。
その朝一番は、オトリ屋さんの裏手、ここで竿を出してみることに。
長良川の直線区間に広がる石河原。
激し目な落ち込みと大岩にダイナミックに当たる流れが目に留まり、
昨夕の道路から、遠間からは良さげなポイント、そのように見えたのですが・・・
実際に川に近づいてみると、
いや、悪くは無いのですが、川底は小岩・大岩では無くて砂地です。
これは拙い経験上からなのですが、
砂地の川底でも釣れたことはあるものの、
サイズ・匹数共々で岩底より伸びない記憶なのです。
加えて、昨日・昨おとといの「釣れない」状況から、
これはかなり厳し目な条件なのでは?
長い河原を釣り歩き、一時間ほど粘ってみたのですが、
案の定、やはり微かなアタリもなくて・・・新規開拓は失敗でした。
まあしかし、
これも現場に近づいてみて、竿を出してみて初めてわかる事です。
何事もポジティブに、いい方向に捉えましょう!
<安パイが高めに、昨日と同所にて>
朝一番のポイントで時間を費やし、
昨夕のポイントはもう空いていないのでは?
そんな心配を抱きながら、
いそいそと釣り場へ赴いたのですが、幸いにもご同輩のお姿は無く。
お空は雲一つないピ~カン。
朝一番は冷え込んでカッパを防寒に着込んだのですが、
これは絶対に暑くなります、カッパを脱いでお茶と水を携帯して、いざ!
昨夕と同じなのですが今年のこのポイント、
白波後のある地点でナゼなのか、根がかりが頻発します。
加えて・・・
その危ないポイントの近くに限って、
僅かながらのアタリらしき感触、それも得られて。
最近の竿は感度が良いからって、
根がかり前の予兆、
そんなものまでセンシングできるものなのでしょうか?
とは言え・・・
攻めない訳には行きませぬ。
根がかり覚悟で幾度かのトライを。
でも、実際に根がかり、
可能な限り回収を試みるのですが、仕掛けが何本かお釈迦に。
でもって・・・
あっちゃ~、粗忽者はまた、ヤってしまいました。
根がかりとアタリを間違えて、
SG ロングが#4、その先端側からポキリ。。。
昨年の7月は高原川釣行でも、
同じ#4から折れてしまったSG ロングです。
これはもう小生の振り込みのお作法、
何か#4に極端な負荷が掛かってしまう、お粗末なお点前なのでは?
次回、前職場のSさんに録画でもお願いしようか??
いずれ、また、お高くつきます、修理代が・・・トホホ。
<長良川でカツオの一本釣り>
でも、こんなことで引き下がる訳には行きません!
大破損傷で戦線離脱のSG ロングに代わり、
剛竿はSG パワースペックZR H+を投入します。
・・・小生のしつこさ、熱の入り様が垣間見えます。。。
仕掛けも根がかりの餌食、0.7号は弾切れ。
「え~い、かくなる上は、
晩秋の犀川やお正月の気田川で使用する、1.5号トオシ仕掛けじゃ!」
気概だけは一人前、
燃え盛る闘魂を胸に徒歩でポイントを移動します。
その途中、河原まで漁協の巡回さんが。
「どうです?釣れますか?」
・・・闘魂は内に秘めて、お顔だけは笑顔に。
小生、にこやかに年券を見せながら、巡回さんにお答えします。
「いや~、ウグイを含めて、今日はさっぱりです。」
「そうですか・・・
GWなんですが、今年の美並は釣り客が少なくてね。
それでも先ほど、ここの下流でおひとり、
30cmくらいを釣られていましたよ。」
・・・罪づくりな巡回さんです。
そんなことを聞いてしまった日にゃ、
俄然、偏光グラスの奥底で、小生の目が光ります。
巡回さんとお別れした後、ポイントに至った小生。
竿を再び伸ばし、仕掛けを張って、
エサのミミズを針に付け、
じっと長良川を見つめる自分がここに。
「サツキ相手だ、剛竿と1.5号で上等よ。
掛かったら、やりとりなんて、トロくせ~。
もうカツオの一本釣り、引き抜いちゃるに!」
・・・汚い名古屋弁を、ご容赦ください。。。
新たなポイントで振り込み・引き上げの繰り返し。
心は燃え盛るも、ここはひとつ、丁寧に・丁寧に。
・・・小生のしつこさ、熱の入り様が垣間見えますね。。。
でもって、その甲斐あってか、
カツオの一本釣りよろしく、
強引に引き抜いたお相手は恐らく8寸越え、
サイズから激流の勢いが重なって、走り切るお相手に豪快な釣りが。
このこもまた、パーマークの消えかかった白い魚体です。
この直後に、いたずらな5月の強い風が吹き始め、ここが潮時かと。
主題のサツキマスはお預けでしたが、
副題のデンデンさんは、どうにか2匹をお持ち帰り。
午前中の早い釣りでしたが快晴の元、
帰宅して鏡をみた小生、早くも日焼けをした顔でした。
<データ>
●5月3日 長良川
エサ :ミミズ
竿 :10m SG ロング
仕掛 :針 吉村8.5号
糸 0.7号トオシ9.5m
錘 5B+5B号
釣果 :アマゴ 22cm 1匹
エサ :ミミズ
竿 :10m SG ロング
仕掛 :針 吉村8.5号
糸 0.7号トオシ9.5m
錘 5B+5B号
釣果 :アマゴ 22cm 1匹
気温 :20℃
天候 :晴れ
表層水温 :19℃
月齢 :24.4
●5月4日 長良川
エサ :ミミズ
竿 :9.5m SG パワースペックZR H+
仕掛 :針 吉村8.5号
糸 1.5号トオシ9.5m
竿 :9.5m SG パワースペックZR H+
仕掛 :針 吉村8.5号
糸 1.5号トオシ9.5m
錘 5B号、4B号
釣果 :アマゴ 25cm 1匹
気温 :11~25℃
天候 :晴れ
表層水温 :19℃
月齢 :25.4