早朝の長良川鉄道はその終着駅、北濃駅前の長良川。
季節は秋。
残念ながら、どんよりと曇ったお天気ですが、
緑に混じった赤や黄、写り込む色にもその気配が感じられます。
春は4月にも、また夏7月の石徹白川へ行く途中にも立ち寄っているここ。
季節ごとに同じポイントでシャッターを切ると、その移り変わりが楽しめます。
長いようで短かった渓流釣りシーズンも9月末まで。
今年は曜日の関係で残念ですが、週末はあと2回。
その貴重な1回を使って、今日は奥美濃は長良川の前谷川出合へ。
この前谷川出合の奇岩が織りなす風景、このカットも来る都度に納めています。
・・・この~、構図と言いましょうか、バランスと言いましょうか、
収まり具合が良いんですね。背景の小山と手前の長良川、その間に居並ぶ家屋の配列が。
雲間からオレンジの朝焼けが少し差し込み・・・まんま、季節を強調しています。
・・・もちろん、今年も残すは2回の機会、その1回を使っての渓流釣行。
想いは「渓流撮影紀行」ではないのですが、もう最初に言っちゃいます。
相も変わらず、大した釣果ではありませんでした!!
言い訳がましく聞こえますが、上の前谷川出合の写真が示すがごとく、
今日の長良川はこの辺り、減水気味。
釣れることは釣れるのですが、揚がってくるお魚さんは小モノさんばかり。
正面は出合の巨大な奇岩。
写真右手は川から頭を出す岩。
その下流に存在する、白泡の
ない水域を目指して振り込み。
ガン玉はB1、
目印下は1.0m。
もう、この値がお水の少なさ
を物語っています・・・
画面は左端の奇岩の終端、目印が岩の手前をゆっくり進み、アタリです。
そして揚がってきたのが、どうでしょう?15cmほどの小アマゴさん。
・・・本日の釣果の中では大きい方です。。。
本日も到着時刻には留意して早めに現場へ入ったのですが、
シーズンも終盤、ご同輩方々も悔いなく漁期を終えたいのでしょう。
既に先着さんはルアーのおにいさんが対岸に。
”おにいさん、おにいさん!
そのお足元、春には尺越えイワナさんが出たんですよ!
本当はもっと距離を置いて欲しいんですがねえ・・・慎重に、慎重に!”
と、人ごとながら勝手に呟き・・・自分の貧果を棚に上げて。
ジェスチャーでこのおにいさんと会話。
先行して上に上がっても良いとのこと・・・ありがとうございます。
出合上段、
落ち込み前の受け。
ここでも昨年の夏、
それから今年も4月に、
とても良い思い出が
出来ました。
今日ばかりは、揚がってくるのは小アマゴさんにお外道はアブラハヤさん。
されども、川面を流れる風はとても涼しく。
時刻は10:00。
パッとしない釣果の前谷川出合に別れを告げて、少し下流へ新規開拓。
プラット・ホームだけの白鳥高原駅を東に向かった長良川。
吊り橋から下を覗けば、
中州の西側には瀬が広がり、
その東側には淵と落ち込み、
良い具合に連続しています。
水量の少ない本日、
中州へは簡単に渡れそうです。
竿抜けを期待しながら・・・
狙い通りで少なくとも、ご同輩の痕跡は見られないのですが、
しかし、やはり、本日はここでも、おチビさんばかり・・・
そうこうしているウチに小雨が降り始め。
ここは中州。
こんな時、長居は無用です、残念ながら。
暑さ寒さは彼岸まで、と申しますが、今年の秋の歩みは少し早め?
いや、温暖化の影響か、例年が遅すぎるだけのことでは?
五感で汲み取る今日の長良川は秋真っ盛りでした。
<データ>
エサ :ミミズ、ブドウ虫
小アマゴさんはミミズ、お外道さんはブドウ虫
釣果 :小アマゴさん、お外道さんが限りなく
気温 :19~27℃
天候 :曇
表層水温 :16℃
さあ、残すところ来週末が最終!
台風、お天気が気になるところですが・・・どこへ行こうか、風任せ。