ご諸兄各位殿
渓流釣りシーズンがオフのこの時期、それでも自分は時々、渓流に向かいます。
・・・一体全体、冬の寂しい山奥へ何をしに??
シーズン中は釣りをしたいが一心で、到着早々支度を始め終日で釣りに没頭。
なかなかそのポイントの周辺を探索する、「心の余裕」が生まれないのです。
もちろん、オンのときでも新規開拓はするのですが、やはり時間的に限界が。
でも、12月のこの時期、まだ極寒でもなく雪もなく、若干は紅葉も・・・
それなりの趣が残っています。
何より落葉が進み、夏の間は難しかった川の俯瞰・様子見が出来るのです。
そんなことで今日は、竿をカメラに持ち替え、シューズもトレッキング用を履き、
今年になって初めて釣行した岐阜県は奥矢作 達原渓谷へ行ってきました。
・・・念のためですが、熊鈴だけは腰にぶら下げて。
春先、初夏、晩夏と訪れたこの渓谷。
感覚的には陽が木の葉に遮られず、春先と同じように周囲がとても明るいです。
いつもトンネルの手前、もしくは合川の出合でしか釣行していない小生。
今日はこれまで素通りしていた上矢作に近い入川口から谷に降り立ちます。
谷の斜面も陽が届き、河原へ続く小道も解りやすいです。
濡れ落ち葉が滑りやすく、慎重に慎重に小道を下り・・・
チリン、チリンと熊鈴の音が林間に響き渡ります。
ここは本当に谷が深い渓谷です。
相変わらずですが、人っ子一人、誰も居ないきれいな渓谷。
エメラルド色の水が優しげに、その深い谷間を下っていきます。
次に向かうは、いつものトンネル手前のポイント。
林業関係の方でしょうか?軽トラが2台ほど、国道反対側の道路に駐車。
ここに到着する少し前、車中から道脇で、お猿の集団に出くわしました。
一本松の弁天様、もちろんご健在。
今日は国道沿いに、そこからもう少し奥まで、徒歩で足を伸ばしました。
やっぱり、まだまだ落ち込みや淵が続く様子・・・来シーズンが楽しみです。
帰路は恵那へは抜けずに、上村川沿いを矢作ダムに向けて下りました。
いくつかトンネルを越えて、国道をどんどん南下すると、次第に川底に変化が。
石底が主だった川底が、いつの間にか砂地に・・・ダムが近い証拠でしょう。
期待が出来るかな??シラメさん。
ここも来シーズンのお楽しみですね。