2018年11月3日土曜日

ナイロン 1.5号糸

ご諸兄各位殿


糸を1mほど出したボビン、その上に重たい本を置いて固定、
左手の親指と人差し指で吉村8.5号と糸先端をつまみます。
そして、外掛け結びを。

輪を作って、その後は針の直線部分に一回、二回、三回・・・
チモトで折り返したら、最後に糸の先端を輪に通して。



糸は丈夫な1.5号。
普段はこんな太い糸を使うことの無い小生、
いつもの0.3号糸に比べると、作業は格段に簡単です。

「何が違うの?」
って問われると、そこはもう、糸がハッキリと見えるンです。

「へ?そんなこと?」
と、若い衆は思われるかも知れませんが、
貴殿もこの歳になれば、きっと分かるようになるンです。
・・・自分も昔はそう思っていました。


しかしながら・・・
この糸の巻き・結びが綺麗なこと!
我ながら、もう、自画自賛!!



晩秋は11月。

渓流釣りシーズンは遙か昔に終わりを告げ、
またぞろ、手の震えはビョ~キが出始める頃合。

そんな中、先週の益田川でのマス釣り大会は、
この「アル中」に似たビョ~キを少しでも癒す良い機会でした。

惜しむらくは、今回もオオモノは掛からず終い・・・


昨年はこの時期、名残惜しい季節の移ろい・病気の癒やしを求め、
信州は犀川へ赴きました。


でも、残念ながら、釣果はボ~ズ。

今年は諸事・家事・業務が重なりムリだろう・・・と思っていましたが、
悪行の間に取り繕った、ほんの僅かな、些細な善行に対して、
神様・仏様から暖かいご慈悲・ご加護を頂き、
どうにか、こうにか都合が付きそうな案配です。

それへ向けての仕掛け作り。


今回は皆さまからアドバイスを頂いた長手尻を、
昨年に経験した、押しの強い、川幅の広い犀川の流れに備え。

とは言っても、
今シーズンで試した長手尻は、扱いが難しいこと、この上なく。
やっぱり、慣れていないからでしょうね。

そこで10mの竿に対して、10mの糸長さとします。
・・・これの、どこが長手尻??


今年はシーズン初期でのサツキマス釣行も一回のみでした。
0.7号は9m仕掛け、それも何本か残っています。
よって1.5号の10mトオシは3本を用意。


しかし・・・犀川の大きなニジマス釣り、
そこでのご推奨は2~3号糸とのこと。

掛ける事をマズ念頭に。
しかし果たして、0.7号や1.5号が通用するのか??



毎度の如く、針はスレの吉村、その最大の8.5号。
キャッチ&リリースがお約束の犀川、これはこれで拘りましょう。

諸事上手く事が運び、万が一にもお魚が掛かったら・・・

いつものようにテンションだけには気を付け、
溜めるときには溜め、走るときには走らせ、ムリせず時間を掛けて、
お疲れの所をズルズルと水面を引きずる算段です。

・・・とても「いなす」なんて、格好の良いシロモノでは無く、
ただただ、野武士・野党の展開する、付け焼き刃戦法です。

でも、これなら0.7号や1.5号トオシにて、イケちゃうんじゃ??


所詮、尺は中頃のお魚しか釣り上げたことの無い小生、
想像が付かないンです、この太い糸が切れるなんて。


空想は未知の世界。
あれや、これやと思いを馳せながらの仕掛け作り。

この時が、実は一番楽しいのかも知れませんね。
後は釣行日の信州が、暖かく風の無い小春日和であることを願うのみ・・・


<渓流写真は昨年の犀川釣行より>