ツラい事があると小生は、渓流釣りに向かいます。
「へ~、それじゃ、毎週毎週、ツラい事が起きてるンだね?」
そんなお言葉を頂きそうですが・・・
きれいな風景、マイナス・イオン、せせらぎ、お魚・・・
それらが痛んだ心を癒してくれるンです。
おとぎ話のよくある出だしでは、
「おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に・・・」
仲の良いおじいさんとおばあさんのハズ。
どうして、わざわざ、別行動を??
作業効率を考えて???
きっと、そのおばあさん、川で「命の洗濯」もしていたのでは?
察するに、芝刈りおじいさんは、小生のように・・・
テレビを一緒に見ていると、些細なことで内容に文句を言う。
一緒にドライブ中、トロトロ走る前の車に、また文句を言う。
仕事でイヤな事があると夕食時に、グチ紛れにに文句を言う。
挙げ句の果てに、その夕食時、平気でオナラをする・・・
きっと、おばあさんも、ストレスが溜まるンでしょうね。
ちなみに、ウチの家内。
そんなときは川では無く、名古屋は矢場町へ行くようです・・・
ツラい事があると小生は、渓流釣りに向かいます。
今週末は分水嶺の向こう側で「イワナ釣り」と決めていました。
ところが、神様仏様は、まま気まぐれ。
暖かい春が続いていたのに、昨日に限っては「寒の戻り」。
朝の8:00。
東海北陸道は郡上八幡近辺では5℃を示した車の外気温。
それが白鳥を超える頃には3℃に。
ひるがの高原へ登る長い坂道。
もう一人の冷静な自分が、心の中で我に問いかけます。
「ムリだ、今のおまえの腕前では。
ここは大人しく高鷲で降りて、前谷川か切立川で手を打つべきだ。」
「・・・いや、何事も挑戦!
それに今日は、誰も居ない渓流で、静かに竿を出したいンだ。」
荘川ICで降りて一路、一色川の上流へ。
時刻は9:00。
気温0℃、水温3℃は、どんよりとした曇り空。
しかし・・・寒さも程度の問題でしょう。
こんな厳しい条件で、釣り糸を垂れること、初めてです。
・・・こりゃ、今週は(も?)、ヤっちゃったかな??
自分の希望通り。
誰も居ない、残雪が残る、静かな河原に降り立ちます。
たも網を川に沈め、石をひっくり返し、川虫採り。
・・・水が冷たく、手を刺すように痛いです。
暖かかった今春、川虫のサイズは良い頃合い。
でも本日は腰に戻したたも網、それがパリパリに凍り付きます。
今朝の一色川は水量が多く、妙な濁りは全くなし。
ナイロン・ウエーダーは風を通しませんが、断熱性は今ひとつ。
その下はヒートテックのタイツは薄手。
動いていれば問題は無いのでしょうが、
ジっとしての釣り。
寒さが下半身から上に登ってきます。
まま、膝がガクガクと震え・・・
大岩の裏側、流れの澱み。
盛期の「仕掛けを流れに乗せる」は封印、
対象は止水域に限って、ピンポイントと粘りで攻めるのですが・・・
全くにもって、ピクリも無く。
時の流れは早くお昼時、今回もカップ麺を持参です。
お湯を注ぎ、3分間、待つのだぞ。
麺がほぐれるのが早いか、冷めるのが早いか・・・
ようやく、お昼過ぎから青空がチラリ・ホラリと。
・・・しかし、時既に遅し、の感が。
春分が過ぎて、まだ幾日、こんな日もあります。
残念、今週もまた、お魚には癒されませんでしたが、
すてきな風景、川のせせらぎ音、凍てつく寒さ?に、
傷ついた心が和みました。
<データ>
3月24日 一色川
エサ :ミミズ、川虫
竿 :竿 6.0m 渓秀
仕掛 : 針 吉村7号
錘 2号
天井糸 0.6号 0.5m
水中糸 0.3号 4.5m
釣果 :ボ~ズ
気温 :0~3℃
天候 :曇
表層水温 :3℃