2021年12月12日日曜日

寒い脱衣所のスリ硝子、あれに映るお姿は・・・

 

寒い日々が続きますね。

今週、チョットだけ風邪を引いてしまいました。
皆さま、くれぐれもご自愛くださいませ。


中古で買った我が家は既に築30年を経過します。

バブルの最終期に立てられた家は、その当時にハヤっていた機器や装置、
それらの名残が今でも随所に見られます。

その一つが・・・この「くるくる窓」。
正式なお名前はジャロジー窓と言うそうです。

我が家には脱衣所とトイレにあるこの窓、
水回りのリフォーム前は浴室にも付いていました。

昭和的な引き窓や開き窓しか知らなかった小生、
築数年で購入した際は、珍しくも目新しい窓として映ったものです。

おしゃれと言えば、オシャレなこの窓。

くるくるとハンドルを回せばスリ硝子が少しずつ開閉して、
「全開」すなわち、中が見られては困るお部屋、そこでの換気も楽ちんです。

しかしながら、万物公平に長所もあれば、また短所もあって・・・
構造上から「全閉」にしても、僅かにスリ硝子の間に隙間が生じるンです。

冬のこの寒い時期、隙間から冷たい風が入り込み、それがとても苦痛でした。
大体にもって、中が見られては困るお部屋では、家人は露わな状態が常!

お風呂に入る前は体も濡れておらず、まだガマンが効くのですが、
出た後の濡れた体への隙間風の直撃、それは初老夫婦?にとってチョ~危険!

・・・といった案配で、以前からの我が家の課題でした。

ひょっとして、今週の風邪引きも、これが原因なのでは??

家で大人しく過ごす週末、この長年の問題の解決にトライしました。


早いお話が隙間風を塞ぐ訳ですから、窓全体を覆ってしまえば良いのでは?
それも冬場以外を考えて、何か取り付け・取り外しが簡単なモノで。


例の如く、小生の失敗しない(?)DIYの極意、
正確無比な測定、緻密な図面で現状を抑えます。

12×40のヒノキ材、それで窓枠を囲って、プラ系のシート材で覆ってしまえば?

・・・毎度、我が直観と技量、所有する道具を天秤に掛け、方策は決まりました。

先週の段階でご近所のホームセンターから部材を購入済、
切断の為のケガキ線を入れます。

エンピツを耳上に引っ掛けての大工仕事は、もう、お手の物です。

駐車場の脇はいつもの作業場、のこぎりでケガキ線に沿ってギコギコ。

実は過去に一度、泥棒に入られた我が家、以降はセコムしてるンです。

・・・この窓からの侵入ではなかったのですが、
ジャロジー窓は防犯上も弱いそうですね・・・

幅40mmのヒノキ材、その横切断はさほど苦痛ではないのですが、
セコムのセンサーBOXを避ける縦方向120mmの長切断は、
12mm幅で部材を残す為に極めつけの難切断!?

・・・休日の団地は静かな昼下がり、
電動工具の騒音はご近所迷惑ではありますが、もう、これ、使っちゃおう!

ジグソーの雄叫びの元、やっぱ早いし真直ぐだわ・・・

見事に切断を終えた部材、まずはそれらを接着剤で仮組びて固めます。
・・・部屋の四隅はその直角を利用して。

幅12mmのセンサーBOX回避箇所には斯様に金具で補強を。

骨組み枠の全容は斯様な感じ。

ヒノキ材に若干の湾曲・歪みがあったので、それを内側が狭くなるよう組付け、
補正として歪を広げる方向で中央にサンを入れました。

しかし、一昔前はプラ系シートの接着は難しかったのですが、
最近は何でも貼り付ける多用途な接着剤がありまして・・・

骨組みを覆うシートは当初、タミヤのプラ板を予定していました。
でも、サイズはB4と小さく今回の適用には不可です。

彷徨うホームセンターは素材売り場、
そこにポリプロピレンで良いサイズがありました。
ハサミで枠に合わせて切断、それを接着して数時間の放置プレー・・・

で・き・あ・が・り~!

我ながら相変わらずの上手い仕上がり、
窓枠にすんなり納まる、寸分の狂いもない出来具合です。

・・・会社を定年したら、建具屋さんでも開こうか??


・・・スリ硝子に写る曲線美?は、皆様の想像を掻き立てますが、
残念、我が家にはそんなお年頃の娘さんはお見えにならず・・・


これからが寒さの本番です。
忙しい12月ですが、ご諸兄、重ね重ねお体にはご自愛を!



<雪景色は早春の馬瀬川から>