ご諸兄各位殿
渓流釣りシーズンが終わった最初の週末。
何か気が抜けたように・・・ボ~っとしています。
それでも午前中は箱庭の草むしりを。
予報では30度まで気温は上がるようですが、
照りつける太陽も、頬をなでるそよ風も、
夏のそれとは趣が少し違い、
何か優しさ・もの寂しさを感じさせます。
家内は本日は外出です。
お昼ご飯は久しぶり、近くのラーメン屋さんは自転車で。
このラーメン屋さん、
県道名古屋~犬山線の並びは田県神社の直ぐ近く、
家内不在、機会があると訪れるのですが、
「売り」は豚骨の博多ラーメンです。
小生の定番は「豚骨塩ラーメン」、700円ナリ。
このお店、気が利いているのは・・・
麺は極細麺、いつも「やわ」で控えめに頂きます。
今でこそ、少し街中・近隣を車で走れば、
存外にどこでも目に付く・食べられる、豚骨ラーメンです。
でも初めて豚骨ラーメンを口にしたのは・・・
学生の頃、単車での旅行は本場、九州博多の長浜でした。
春休みはA君とのツーリング。
貧乏学生の小生、単車は中古125CCのカワサキ、
今は亡き2サイクルは単気筒でした。
今少し裕福?だったA君は・・・
それでも250CCは友人のお兄さんのお古、
ヤマハの2サイクル・ツインです。
もち、高速道路は使えず、一日かけて夕方は神戸に。
そこから大分は別府まで一晩をフェリーで移動です。
その後は安宿のユースホステルを泊まり歩き。
行く先々・泊まる先々で人との出会い。
一週間ほどをかけて、のんびり、
別府~高千穂~日南海岸~佐多岬~えびの~天草~長崎~大宰府・・・
九州を時計回りに訪ねました。
えびののループ・トンネルでは、
バイクのマフラーの芯が突然に外れ、
いきなりの爆音がトンネル内に響き渡り・・・
旅の終わりは北九州、
夕方はここから大阪行きのフェリーに、
その少し前に訪れた博多長浜、夕食としての豚骨ラーメン。
白いスープは名古屋生まれの小生、
「寿がきや」のラーメンで違和感はありませんでしたが、
その味は全く違い、
硬くて粉が吹いたような細い麺、
その上に紅ショウガが鮮やかに、
トドメは、すり潰した白ごまが、
・・・当時は衝撃的でした。
しかし、その濃厚な豚骨の味わい、美味しかったこと・・・
春のバイク旅行はまだ寒く、大宰府からは雨でした。
とてもラーメンの暖かさが身に沁みて。
貧乏学生の貧乏旅行。
そこで味わった豚骨ラーメン。
でも、全く「ひもじさ」はなく、
逆に底抜けに自由奔放を感じられたような。
今でも楽しい・面白い思い出です。
今年は赤い彼岸花、いつもより遅めの花盛り。
草むしりで少し疲れ、
外食の後はまったりお昼寝、
その後に書き始めた本ブログです。
秋の夕暮れは駆け足。
遠い昔を思い出していたら、既に外は暮れ始めていました。