今シーズンから始めた車中泊。
既に都合数回を経過しましたが、当初で心配していた腰痛もなく、
日の出直後の爽やかな渓流、それを満喫するにはベストな手段です。
早朝から釣りを開始して午前中には引き上げる、
この時間配分は疲れが残らず、窮屈な宮仕えの身の上には重宝です。
ただし何事も、良い面もあれば、不都合な面もあるのが世の常。
この車中泊で強いて挙げるなら、それは荷物が増えること・・・
当然ですね。
着替えに寝袋、それに座布団・・・倒した座席を平らにするためです。
そんな中、1m以上も仕舞寸法のある本流竿。
その状況で、その置き場所、扱いが厄介でした。
これまでは、後部座席の中央に倒しかけて・・・
・・・このように、運転席と助手席の間に差し込み。
この本流竿は運転席右側のヘッドレストの横へ・・・
結果、不意な車の移動、運転席への着席の邪魔でした。
それで無くても釣行後、運転席でのチョットした仮眠時、
万が一にも竿が座席の後ろに倒れ込んだ状態で、運転席を倒したら・・・
粗忽者の不注意とは言え、目も当てられんで!
そんな、こんなで、雨で釣りに行けない今週末、
ハスラー号の天井へ竿棚を製作してみました。
ハスラーだけでは無いですが、最近のレジャー目的の車には、
よく考えられた「仕掛け」が随所にあります。
車内で何かを取り付けるには、「止め穴」が必要なんです。
ハスラーには後部ドア上にキャップがあり、それを外すと「止め穴」が。
ねじ穴です。
タップのサイズは素直なJIS規格のM6。
ホームセンターで斯様なアイ・ボルトとワッシャーを購入します。
いずれも100円前後。
まずは、これだけ取り付けてみると・・・こんな感じです。
この段階で現状寸法を測定して、
斯様な緻密で正確無比??な、設計図を作成します。
直径20mmで長さ910mmを使用します。
・・・木のぬくもり。
その両端にフックをねじ込む、という設計にしましょう。
これらの材料も合計で500円以下。
樫材へのフックの下穴は4mmくらい。
ちょうど、4.2mmのドリルが工具箱にありました。
・・・普段は工場で働くおじさんの小生。
設備設計に保全、果ては、品質管理?在庫管理??人事労務???
で鍛えた技、それらを惜しみなく使います。
フックの下穴は4.2mmドリルがドンピシャでした。
思惑通り、手回しでのねじ込みはムリ。
モンキーで回す必要があるくらいの固さです。
・・・ここが、あまり緩いと不安が残りマスんで。
自動車用の網ネットとゴム・フックはアマゾンでお取り寄せ。
こちらは少しお値段が張りました。
カーメイト カーゴネット トランクネット SIN527
サイズは300mm×800mm で 1,990円
キャプテンスタッグ テント・タープ部品 張綱
4本組 で 600円
これらを全て取り付けて、ハスラーの天井へ取り付けたアイ・ボルトへ。
長い本流竿は樫の丸材とネットで挟み込むように。
短い小継竿はネットの編み目に絡ませるように。
う~ん、我ながら、なかなかの出来具合・・・
さすが、工場現場の自称「何でも屋」!
ただし、ここにも世の常、若干の不具合が。
身長175cm、体重65kg、
昭和世代はこの体、座高は若干で高めの80ウンcm。
そんな小生が後部座席に座ると、ネットが寂しい我が頭皮に触り、
一本、二本・・・と残り少ないものを抜いくのでありまする。。。
・・・釣行以外はネットをハズして置きますか。
ここに来て、激しく降り続いた雨も、ようやくで上がり気味です。
来週末から夏の厳しい渓流釣り、いよいよ本番です!!
<レシピ>
下記1.~4.はホームセンター バロー で購入
1.丸カンボルト M6 ねじ長さ30 4個
2.ステンレスワッシャー M6用 30×t2 4枚
3.樫の丸材 長さ910× 直径20 2本
4.ヒル釘 No.14 4個
5.カーメイト カーゴネット トランクネット SIN527
300mm×800mm 1枚
6.キャプテンスタッグ テント・タープ部品 張綱
4個
電気ドリル と ドリル 直径4.2
<渓流写真は今シーズン、馬瀬川名丸と長良川赤池より>