2018年7月8日日曜日

ハスラー号に竿棚を製作

ご諸兄各位殿


今シーズンから始めた車中泊。

既に都合数回を経過しましたが、当初で心配していた腰痛もなく、
日の出直後の爽やかな渓流、それを満喫するにはベストな手段です。

早朝から釣りを開始して午前中には引き上げる、
この時間配分は疲れが残らず、窮屈な宮仕えの身の上には重宝です。


ただし何事も、良い面もあれば、不都合な面もあるのが世の常。

この車中泊で強いて挙げるなら、それは荷物が増えること・・・
当然ですね。
着替えに寝袋、それに座布団・・・倒した座席を平らにするためです。

そんな中、1m以上も仕舞寸法のある本流竿。
その状況で、その置き場所、扱いが厄介でした。

これまでは、後部座席の中央に倒しかけて・・・
・・・このように、運転席と助手席の間に差し込み。



車中泊で助手席に「寝台」を作るときには、
この本流竿は運転席右側のヘッドレストの横へ・・・
結果、不意な車の移動、運転席への着席の邪魔でした。

それで無くても釣行後、運転席でのチョットした仮眠時、
万が一にも竿が座席の後ろに倒れ込んだ状態で、運転席を倒したら・・・

粗忽者の不注意とは言え、目も当てられんで!


そんな、こんなで、雨で釣りに行けない今週末、
ハスラー号の天井へ竿棚を製作してみました。


ハスラーだけでは無いですが、最近のレジャー目的の車には、
よく考えられた「仕掛け」が随所にあります。

車内で何かを取り付けるには、「止め穴」が必要なんです。



ハスラーには後部ドア上にキャップがあり、それを外すと「止め穴」が。



ねじ穴です。
タップのサイズは素直なJIS規格のM6。
ホームセンターで斯様なアイ・ボルトとワッシャーを購入します。
いずれも100円前後。


まずは、これだけ取り付けてみると・・・こんな感じです。


この段階で現状寸法を測定して、
斯様な緻密で正確無比??な、設計図を作成します。


竿と直接で触れる骨組みには樫材の丸材、
直径20mmで長さ910mmを使用します。
・・・木のぬくもり。

その両端にフックをねじ込む、という設計にしましょう。
これらの材料も合計で500円以下。


樫材へのフックの下穴は4mmくらい。
ちょうど、4.2mmのドリルが工具箱にありました。

・・・普段は工場で働くおじさんの小生。
設備設計に保全、果ては、品質管理?在庫管理??人事労務???
で鍛えた技、それらを惜しみなく使います。


フックの下穴は4.2mmドリルがドンピシャでした。
思惑通り、手回しでのねじ込みはムリ。
モンキーで回す必要があるくらいの固さです。

・・・ここが、あまり緩いと不安が残りマスんで。


自動車用の網ネットとゴム・フックはアマゾンでお取り寄せ。
こちらは少しお値段が張りました。

カーメイト カーゴネット  トランクネット SIN527
サイズは300mm×800mm で 1,990円



キャプテンスタッグ テント・タープ部品 張綱
4本組 で 600円



これらを全て取り付けて、ハスラーの天井へ取り付けたアイ・ボルトへ。






長い本流竿は樫の丸材とネットで挟み込むように。
短い小継竿はネットの編み目に絡ませるように。

う~ん、我ながら、なかなかの出来具合・・・
さすが、工場現場の自称「何でも屋」!


ただし、ここにも世の常、若干の不具合が。

身長175cm、体重65kg、
昭和世代はこの体、座高は若干で高めの80ウンcm。

そんな小生が後部座席に座ると、ネットが寂しい我が頭皮に触り、
一本、二本・・・と残り少ないものを抜いくのでありまする。。。

・・・釣行以外はネットをハズして置きますか。


ここに来て、激しく降り続いた雨も、ようやくで上がり気味です。
来週末から夏の厳しい渓流釣り、いよいよ本番です!!



<レシピ>
下記1.~4.はホームセンター バロー で購入
1.丸カンボルト M6 ねじ長さ30      4個
2.ステンレスワッシャー M6用 30×t2 4枚
3.樫の丸材   長さ910× 直径20   2本
4.ヒル釘  No.14            4個
5.カーメイト カーゴネット  トランクネット SIN527
    300mm×800mm        1枚
6.キャプテンスタッグ テント・タープ部品 張綱
                      4個

電気ドリル と ドリル 直径4.2


<渓流写真は今シーズン、馬瀬川名丸と長良川赤池より>