ご諸兄各位殿
天気図を見ると日本付近には高気圧のみ。
等圧線の間隔も広く、これなら風も無いでしょう。
本流竿が存分に振れます。
そして、ここ暫くは雨も無く・・・
こりゃ、行くしか無いでしょう、サツキマス釣り!
<サツキマス釣りの真髄は?>
結果、釣れても・釣れなくても、
当の本人が「サツキマスを釣りに行くんだ!」と思えば、
それはもう、立派なサツキマス釣行。
・・・とさせて下さい、だって、難しいンです。
しかし本人は至ってその気なンです。
小生のいつものチンケなたも網。
直径25cmでは、そこに入るサツキさんも窮屈かろうと、
わざわざ38cmのたも網を腰に携えて。
・・・写真では、その影の異様な大きさが。
半ヒネリぶしょう付けで糸をメタル穂先に結わえるのですが、
「あれ?
何だか糸がいつもより太すぎるぞ??」
通常の渓流釣りでは糸0.3号を使用する小生ですが、
サツキマス釣りには0.7号を。
それ以上に、今朝の糸は太いような・・・
「あ~、これ。
昨年の晩秋は犀川のニジマス釣りで用意した仕掛けだ。
まあ、良いっか・・・」
人間、歳を取ると、あきらめが早いと申しましょうか、
面倒くさいことには屁理屈を付けて、
ミョ~に自分自身を納得させてしまいます。
「どうせ釣れればオオモノ!糸が太けりゃ好都合!」
・・・たも網に拘ったンだから、もう少し「丁寧」に行きなよ。
本ブログを書きながらの反省は、自分自身に言い聞かせ・・・
<細かなセッティングが重要ですね>
2年前の夏。
このポイントでサツキマスでは無いですが、
自己記録は36cmのアマゴさんを揚げています。
左から右へ長良川の激しい流れ。
東海道本線は長編成コンテナ貨物、EF66機関車の二重連です。
当方も手持ちで一番重い、B4号ガン玉の二重連にて。
右からの振り込みで、着水後に竿は右へターン。
仕掛けの沈み込みに合わせて、徐々に穂先を上げます。
繰り返し、繰り返し・・・目印の位置を微調整して。
「・・・そうなんだよな、ここ最近の釣果不調。
この丁寧さ加減が足りないンだよな、きっと。
中途半端な経験から、現場をパッとみて、設定を決めちゃって。
その後は余り調整をしないからな~・・・ 」
そんな振り返りに思いを巡らしていると、アタリです!
若干、間を置いて、アワセます。
OK、しっかりと掛かりました!
早朝の斜陽で川底はまだ薄暗く、
それでも、見え隠れは白い銀影!
でも・・・
「引きの手応え、お外道様では無いけれど、
これは20cm台の後半かな??サツキさんでは無いな。」
太糸を良いことに、強引に浮かせます。
長良川の早い流れ、その水面をコロがして。
<ギョ、ギョ、ギョ~、エグイっす>
大きなたも網に収まったのは尺未満のアマゴさん。
ただ、よく見てみると、お口から何かが・・・
お魚の尾ヒレ??
試しに、恐る恐る、
そのお口から出ている尾ヒレを引っ張ってみると・・・
小魚が出てきました・・・
当方のエサはミミズさん、その針はもっと奥の喉に。
??エサのミミズを食べてから、この小魚を食べた??
??それとも、針が喉に引っ掛かり、ゲロをされた??
いずれにしても、誠に食欲旺盛、
でっぷり太めなデンデン・アマゴさん、
弱肉強食の自然界を垣間見て・・・グロです。
<それよりも、粗忽を直さなければ>
その後はとんと、アタリも遠のいて・・・
ポイントを百mほど下流の早瀬に移します。
河原を歩いての移動。
一昨日の庄川はナイロン・ウエーダでしたが、
本日は暑くなるとの予報から透湿ウエーダに衣替え、
長靴が靴に代わって歩きやすいです。
ただ・・・調子をコイていると、
乗った河原の小石の山が崩れ、すってんころりん。
すぐ横は長良川の激流!
歳の割には研ぎ澄まされた、我が反射神経!
咄嗟に岸側へ体を倒し・・・
しかし、この場に至って一瞬、頭をよぎったのが、
”高かった本流竿、それを折っては一大事!”
手に持つ竿を上に挙げ、代わりに、肘を河原の石で強打です。。。
・・・も~、バカですね~、ほんと。
<今回もご容赦を>
いつもは小生、釣行ポイントの写真・ランドマークを記すのですが。
・・・いえ、重ねて申し上げます。
誰かのように、決して「浮気のアリバイ工作」と言う訳では無いンです。
故あって、風景写真も少なく、今回もご容赦下され。
<データ>
5月11日 長良川
エサ :ミミズ
竿 :10m SG ロング
仕掛 :針 吉村8.5号
・糸 1.5号トオシ 10m
・糸 0.7号トオシ 9m
錘 B4号×2個~B3号
釣果 :アマゴ 27cm 1匹
ウグイ 6寸 2匹
気温 :12~26℃
天候 :快晴
表層水温 :12℃
お天気が良いと気分も晴れやか。
お洗濯・洗い物も捗ります!
・・・しかし、肘が痛い。