雨の上がった土曜日の夕方。
夕まずめは様子見、長良川と別れを告げて直ぐの鷲見川。
ここで竿を出してみました。
初めての川。
頭上を覆う木立が粗忽者キラー。
小一時間の釣りで3本も仕掛けを枝に取られ・・・
それでも小アマゴさんながら、ポツポツと。
雨上がりの増水は、既に引き水に転じ・・・調子は良さげ??
<ウエットにしようか?ドライにしようか?>
道の駅 あゆパーク での車中泊。
秋分の朝は冷え込みました・・・
ハスラー号の窓は露で真っ白。
以前にもお話ししましたが、私事ながら、お尻の強度が低い小生。
実は、加えて、もう一つ、お悩みが。
事あるたびに、直ぐにお腹が下るんです、ハイ。
重大な会議での発表前、綺麗なおねえさんとのサシでの会話、
そして極めつけは・・・細糸に掛かった尺モノとの対峙。
ああ、チビりそう、ほんと。
その早さは鉄道技術の頂点、
中央本線、名古屋方面の下りは振子特急「しなの号」!
回りクネった鉄路は木曽川沿い?高速でキュ~と下っていくのです。
こんな冷え込んだ朝に、よもや、尺モノが掛かろうモノなら・・・
お腹の下り防止、
履き物はドライのウエーダーにするか?
はたまた、ウエットのパンツにするか?
決断の時刻(とき)です。。。
「予報では昼前は暑くなる様子。
それに初めてのポイント・・・どうせ、河原を歩き回ることだろう。
釣りはスポーツ、暑くなるが常、ここはウエットにしよう!
よもや、尺モノの時は・・・草葉の陰に、しゃがむで良し!」
決まりました、本日の装備。
<一旦、長良川をさか下り>
正ヶ洞のお宮の対岸、中州にはゲートボール場が。
そこに掛かる橋の下は、良い雰囲気の流れと大淵。
・・・でも、よく見るとここの流れ、川底は砂地。
案の定、揚がってくるのはお外道様ばかり。
集落の中を流れる長良川。
ここは一旦、川を行けるまで下ります。
山に囲まれ、長良川は変曲点、そこを過ぎるとチョとした堰堤が。
・・・ここまで、雨後の砂地にご同輩の足跡はナシ。
まだ山影の堰堤は大場所、少しここで粘ります。
大イワナさんがお出ましになるのでは??
・・・しかし残念、揚がるは小アマゴさん、ばかりナリ。
遙か遠くはその下流、切立へ通ずる橋が見えてきました。
この淵でもガンバります。
まかり間違って、ここまで登ったサツキさんが??
・・・ここも残念、揚がるは小アマゴさん、ばかりナリ。
朝が早く山影は寒々とした風景。
でも、お腹は大丈夫そうな・・・小アマゴさんじゃ、ね。
ここから反転、長良川をさかのぼります。
<日向は暑く、でも、釣れる!>
行きのさか下りの時には日影だったポイントも、
今は真っ青な晴天、登る秋の陽の中、まぶしいくらい。
この辺りから、忙しいくらいに掛かり始めます。
・・・いずれ、小アマゴさんとお外道様が。
行きはパスしたお得意の人工護岸壁。
その直下は本筋から少し距離があり、緩め&反転流。
それでも、やはり、小アマゴさん・・・
こりゃ、今日はこれで、終わりかな~??
掛かり初めて、背に日が差して・・・
案の定、身も心も、暑くなってきました。
と!
来ました、本日一番の引き加減!
流し終えて、仕掛けを揚げようとした直前。
下流に向けて姿勢を立て直し。
竿を岸に向け、寝かせて、浮かせて、ヨイこらしょ!
見る角度でパーマークが無くなる7寸モノ。
いぶし銀の魚体がきれい!
季節柄、お口の様子からメスでしょうか?
ハゲかけたウロコが秋の深みを物語ります。
リリースした直後、水中は足下の岩陰に身を潜め・・・
お尻隠して、頭を隠さず。
・・・かくして、シーズン終了はその二週前。
これ幸い?
無事、チビることなく?
長良川上流を後にする小生でした。
しかし、特急「しなの号」か・・・
何事も無ければ来週末は今期最終。
こりゃ、「木曽の渓」だな、うん、行き先は!
<データ>
9月23日
エサ :ブドウ虫、ミミズ
竿 :8.5m 渓峰本流
仕掛 :針 吉村7号
天井糸 0.6号 3.0m
水中糸 0.3号 4.5m
錘 B2~B3号
釣果 :アマゴ 7寸 1匹
小アマゴ ツ抜け
ウグイ 数匹
皆さま、川へ、お帰り遊ばし。
気温 :15~25℃
ウエットパンツで正解でした。
天候 :晴
表層水温 :14℃