「あれ?また知らない携帯の番号からだわ。
この番号から今日は3回目の電話よ・・・」
木曜日の夕方、明日は奥飛騨 高原川釣行を控えて帰宅した小生、
夕食を食べていると家電がなり、知らない電話は受け取らない家内から。
・・・金曜日は有給を頂いての釣行でした。
いつもは業務後に銭湯&吉野家で現場直行の小生なのですが、
奥飛騨の雨が酷いらしく、車中泊は取りやめて翌早朝の出立として。
そのタイミングでの電話。
誰からなのか分かりませんが、
よほどの事情と見て受話器を上げてみると、
その電話は明日宿泊予定であった民宿からでした。
電話口で民宿の女将さん曰く。
今、民宿前の蔵柱川はドロドロですよ、
遠い所を折角来られても釣りは難しいので、
後ほどでもご連絡を頂ければキャンセルを承りますよ。
夕食後に高原川漁協のHPを確認しても同じような状況から、
今回は残念ながら高原川遠征は諦めた次第なのです。
・・・民宿 長七さま、ありがとうございました。
お客の目的(渓流釣り)にお天気が合わないからと、
慎重派の家内?が3回も着信を無視する中、
ご親切にも連絡を頂きキャンセルをご推薦するなど、
なかなか出来るサービスではございません。
改めまして、この場をお借りしてお礼を申し上げます。
<進路変更、南信州へ、よ~そろ!>
そんなことから、
有休を頂いた今週末を有意義に?過ごすため、
北上する強烈な梅雨前線からより距離を取りたく、
行って見たいは長野県は南の方角、急遽は伊那路に向かいました。
早朝出立と言っても時が経つのは早く、
中央道 園原ICの通過が既に7:30ころ。
大雨の後での新規開拓、そこは無茶は禁物。
恐らくアユ師さんとのバッティングは無いだろうと踏んで、
漁協がアユ釣り場として紹介する阿智川下流のポイントへ向かいます。
着いたところが「立石発電所下流」とのこと。
レトロな感じがする発電所の建物です。
川の水の色は濁り気味、でもどうにか渓流釣りならOKなのでは?
放水口の下流側、落ち込み後の大場所から着手してみます。
増水している加減もあるのでしょうが、
川幅がとても広く、竿の選択は10m本流竿を。
お!掛かりました。
手応えは小物も、はてさて、お外道様か?本命様か?
大場所からお出ましは一応は本命、小さな小さなアマゴさんでした。。。
それでも初めてのポイントは新規開拓です、
オオモノ狙いで天竜川は支流も阿智川、
その下流なのですが本命が釣れて、
まずは安心・安堵です。
その後もこの落ち込みとその後の早瀬でがんばるも、
残念、掛かるは小さなアマゴさんばかり・・・
<橋の下の早い深瀬で>
お天気は今にも降り出しそうな曇り空。
そんな梅雨空が続く中、川面を抜ける風は涼しくて。
ここは信州、直射日光も届かず、石河原での釣りですが凌げます。
水温が高いことから期待した落込み、意外にも小物ばかりでした。
見方を変えて同じ石河原の上流、
同じく水の入れ替わりが早いであろう、
橋の下流に広がる早深瀬へ移動してみます。
ミミズのエサに橋の下近くまで遠投、川中央に仕掛けを流してみます。
着水後は早流れの目印も、徐々に速度を落とし、いつしか錘は底流れ。
川底の岩に錘が当たるコツコツ感が伝わってきます。
そんな振込&引上を何度か・・・
来ました、アタリです!
手応えはそこそこ級?20cmはあるかな?
濁った川の水の中、今日ばかりはお姿が判り兼ねます。
浮いたところを、すかさず抜いて。
今日の川の色は薄灰緑色、御目文字叶うは、それに似た色の塩焼きサイズ!
ただ・・・
この場所も、その後が続きません。。。
<発電所、その周辺巡りへ>
かくなる上は一旦で竿をたたみ、大きく徒歩で川を移動します。
まずは下流に見える大淵目指して。
一旦で橋を渡って対岸は川沿いの道、長竿担いでテクテクと。
朝一番の上流は落込みから見えた、対岸はこの淵。
「他人の家の芝生は良く見える」ものですが、
近づいてみると意外にも流れが早く、川底は砂地の様子です。
案の定、目印が留まることを知らず、小物さえも釣れません。。。
こんな時は・・・一息入れるに限ります!
時間は丁度お昼時、河原で昼食タイムとして。
その後は橋の上流は発電所横でも竿をだすも、
増水の本日は荒瀬続き・・・しっくりきません。
新規開拓でのあるあるは、彷徨い歩くポイント探し。
ここまでの本日、一番の釣果は橋下流での早深瀬でした。
あれから時間も経っています、今一度、そのポイントで粘ることに。
その甲斐あってか、再来の深早瀬で8寸モノを追加します。
結果として今日一番の駆け引きはこのお魚。
若干で緩めの流れに本日、お魚は退避されている様子です。
対岸の小道脇にはご同輩のお姿を。
ルアーマンのようですが、彼も増水・早流れにやり難そうです。。。
何匹か追加の後に、いよいよ大粒の雨が降り出しました。
時間も時間、本日の阿智川はこれまでとして・・・
お外道様はゼロのアマゴ・オンリ~、
サイズ的にはイマイチでしたが、小生的にはこんなモンかな?
<今宵の車中泊サイト 売木村まで>
降り出した大粒の雨の下、
ハスラーのハッチ・バッグを屋根として、
濡れた衣服の着替えと、道具の収納を行います。
・・・車のハッチ・バッグって、こんな時は便利ですね。
R151を南に下り、下條から阿南へ。
途中、和知野ダムから県道に入り、明日の舞台は売木川の様子を伺います。
この売木川に沿う県道なのですが・・・
細道・小道は屈曲路、まるで林道の様相なのです。
それでもR151の裏道なのでしょう、まま対向車とすれ違いを。
地元の方は慣れているのでしょう、
小雨で薄暗い山道を結構な速度で向かって来られます。
当方はライトを点灯、ゆっくり・慎重に。
その横の売木川なのですが・・・もう、見事なまでに良い渓相です!
増水はしている感じですが、本日の阿智川のような濁りは全くありません。
一旦、川の上流は売木村、その道の駅で車中泊、
明日の早朝はまた川を下り、二日目の新規開拓としましょう!
<お約束の温泉&車中泊>
標高が800mの売木村です、夕方でもありますが空気はヒンヤリ。
こちらの温泉で汗を流して。
内湯は若干高めの温度でしたが、
露天は外気の涼しさもあり良いお湯でした。
その後は村の真ん中は道の駅、その横の食堂で夕食を頂いて。
夕食後はまだ19:00と明るかったのですが、
車内は寝台で横になったら、なんとなく、うとうとと。
よく歩いた阿智川釣行でした、疲れていたのでしょうねえ・・・
そんなことから、夜中の1:00ころ目が覚めて(歳ですね)。
車外に出ても仰ぐお空は曇り空、
虫の声だけが鳴り響く夏の高原の真夜中、
翌日に夢を馳せながら、その下で一人暫く一服をして。
<さあ、朝です、売木川へ!>
昨夕の下見から川を大きく下り、
もう少しで和知野ダムというポイントで。
この辺りは川が開けています、7m竿が存分に振れるかと。
完成して間が無いのでしょう、
新しい落石防止柵はその前にハスラーを停めて。
・・・これなら絶対に落石は大丈夫!?
本日もまずは味見、落ち込み後の深いヨレから始めます。
雨上がりでこの渓相です、間違いはないでしょう!
・・・と始めたのですが、意外にもノラなくて。
いえ、アタリは有るのですが、ナゼか、掛からないンです。
ブドウ虫をひったくり、仕掛けを揚げれば針だけ!?
立ち位置は今一つなのですが、こんな落ち込み後の流れを上流から流して。
ここで、ようやく、一匹目を。
昨日の阿智川と違い、ここ売木川のアマゴは色が濃い目かな?
登るにつれ同じようなサイズを何匹か。
昨日の阿智川と同じ、大場所からのお出ましは乏しく、
棚受けの際、瀬の弛みなど、中小場所からの釣果、それが続きます。
少々無理を押して増水した川を渡河、中州に渡り。
期待した護岸工事下の早い流れなのですが・・・
まだ完成して間が無いのでしょう、
お魚は居着いていない様子、残念、ここは見事に空振りでした。
その後は上流へと遡り、若干、長竿には窮屈な渓相へ。
天井糸を短めにして、粗忽者は頭上の枝木に注意して。
ポツポツと飽きない程度、お出ましが叶います。
ただやはり、アタリはあれど針ノリせず、は売木川のアマゴさん。
本日、ご同輩は皆無なのですが、スレているのか?手強いですね。
下手な釣り師でも、そんな釣果が重なれば。
また本日も雨が降り出しました。
人家から遠く離れた山間の流れです、大事を取って少し早いですが、これまでと。
本流釣りとなった初日の阿智川、
渓流釣りを味わえた売木川、
趣の違う2つの流れ、温泉&車中泊と、その違いを楽しむことができました。
帰路は阿南~売木~平谷~上矢作~恵那とR418は山越えルートにて。
<データ>
●7月14日 阿智川
エサ :ミミズ、ブドウ虫
竿 :10m SG ロング
仕掛 :針 吉村8.5号
天井糸 0.7号 4.5m
●7月14日 阿智川
エサ :ミミズ、ブドウ虫
竿 :10m SG ロング
仕掛 :針 吉村8.5号
天井糸 0.7号 4.5m
水中糸 0.3号 4.5m
錘 4B号
釣果 :アマゴ 8寸 1匹
錘 4B号
釣果 :アマゴ 8寸 1匹
7寸 1匹
6寸 1匹
小アマゴ 数匹
気温 :22~25℃
天候 :曇り 時々雨
表層水温 :18℃
月齢 :25.9
●7月15日 売木川
エサ :ミミズ、ブドウ虫
エサ :ミミズ、ブドウ虫
竿 :7.0m 天平
仕掛 :針 吉村7号
錘 1~B1号
仕掛 :針 吉村7号
錘 1~B1号
天井糸 0.7号 1.5m
水中糸 0.3号 4.5m
釣果 :アマゴ 7寸 1匹
6寸 3匹
小アマゴ 数匹
気温 :20~23℃
天候 :曇り
表層水温 :20℃
天候 :曇り
表層水温 :20℃
月齢 :26.9