2023年11月19日日曜日

今年も釣り餌はミミズの越冬準備

 

暖かい秋でしたが、いよいよここに来て寒くなってきました。

今週末は晩秋の信州 犀川ニジマス釣行を予定していたのですが、
金曜日は大雨に土曜日は寒風と予報通りの荒れ模様、
残念ながら今年の釣行は諦めました・・・



この本当にシーズンを締めくくる晩秋の犀川釣行まで、
釣り餌のミミズさんはキテレツな飼育装置の中、
いつでもスタンバイの状態でしたが、
これで出番は強制終了、昨年に続き越冬となります。

今シーズンも本流釣り・渓流釣りで、
如何なくその威力・効力を発揮した尾張米糠酸素太ミミズさんです。

寒くなるこれからは、
もろに寒さが直撃する飼育装置では冬を越えられません。

昨年と同様に半地下は核シェルター!?
地表よりも暖かいプラ・タルの越冬装置にお引越しを頂きました。

プラ・タルの底にはもみ殻を敷き詰めて、
中間層の飼育土は毎度、カブトムシ飼育土に米糠を混ぜ、
そこに適量の水分を加えた「ミミズ専用飼育土」を作成して、
最後に今一度、表層は保温・保湿効果を期待してもみ殻で覆います。

・・・米糠はご近所のコイン精米機から無償で頂いたもの。
また、もみ殻もご近所の心優しい農家さんから頂いたもの。
後にも先にも、飼育運営には資本注入は無しなのです・・・


この青くチューブの繋がった物体は「金魚のブクブク」です。

「・・・水の中では無くて、
 プラ・タルはもみ殻の上でしょ。
 一体、このブクブクは意味があるのかね?」

ご諸兄からこのようなご質問を頂くやもしれません。


これは小生の勝手な推測なのですが・・・

閉所でもあるプラ・タル、
その蓋の部分と底の部分にはΦ1.2の小孔がたくさん開けてあります。

ミミズさんのエサとして一緒に投入した米糠にもみ殻、
適度な水分と交わり、長い冬の間に発酵・発熱を見るのでは?

有機物が発酵する際には酸素が使われるハズ。
閉所でそれが起きれば、その中は酸欠になるのでは?

そんな憶測の元から、
プラ・タルの下には排水機能も兼ねて小孔と、
蓋の小孔からは二酸化炭素が排出されるであろうと、
欠乏する酸素の供給に「金魚のブクブク」を稼働する次第なのです。


これで暖かく快適な冬を迎えられるミミズさんです。

・・・そんなミミズさんを垣間見て、
これから数か月間もまったり・のんびり出来るとは、
いつも会社でひ~ひ~な器用貧乏にしてみると、
何となくですが、ほんと、うらやましい限り。

・・・とは言うものの、
深い眠りから覚めた来シーズン、
メチャ下手な釣り師の痛い釣り餌として、
「ベニスの商人」ならぬ「アコギな商売」で売られる身の上。

やっぱり、人間でイイや、と思う小生なのでした。。。




<渓流風景は昨年の犀川ニジマス釣行から・・・今年は残念!>