2018年2月18日日曜日

ニジマス燻製造り

ご諸兄各位殿



まだ寒い日が続きます。
今週末に至っては土曜日、時折で雲が広がり小雪ちらつく尾北地方。
北西からの「伊吹おろし」が強めです。

各位様の釣り紀行を拝見していても、今年は各所で積雪が多め。
勇猛果敢に雪の渓へ出陣・・・は、小生ごときでは戦果は薄め。

残念ながら、今しばらくの辛抱を、今週末も決め込んでいます。


とは言え、折角の週末。
曇り、小雪、強風ですが、基本は良いお天気です。

・・・管釣りで得たニジマスさんが冷凍庫に4匹。
年始めに初挑戦した「燻製造り」、その時はテキーラ風味でした。
今回はその際に仕込んだ「香草ウオッカ」、それを使って楽しみます。


近所のスーパーで購入したサントリーのウオッカはアルコール40度。
バジル、オレガノなど香草を一ヶ月ほどつけ込みました。
琥珀色の良い案配・・・封を開けると香り立ちます。

ニジマスさんをそれに浸して、少し長めは2時間。


・・・でも、ど~何でしょうね?
寒くて雪の多かった冬、その次に訪れる春の渓流釣り、その調子は?

渓流釣り小学校は、その6年生の小生、落第スレスレでここに至れり。
その6年の短い期間では、今冬のような寒くて雪深い経験が無く。

単純に考えると、雪解け水、すなわち雪代が雨後に川へ入り込み、
シーズン序盤は厳しくなるような。


でも、万年雪じゃないけれど、お山の頂上には長らく雪が残り、
結果、雨が降らなくても超・渇水には成りにくい??

「風が吹けば桶屋が儲かる」的な自然の摂理。

寒いときは寒く、暑いときは暑く、それは、まあ、ほどほどに・・・
それが一番、良いのかもしれませんね、万物にとって。

もう間もなく、この厳しかった冬の影響、その答えが見えてきます。


アルコール漬けの後は・・・
ソミュール液漬けは6時間、その後は流水で塩抜きを2時間します。

でもって、サタデーナイトは一夜限りの夜風干し。
今回は小雪が心配で駐車場に吊しました。


で、明くる日曜日の朝、七輪に火を起こして。


今回はここが難儀でした。

いや、火遊び好きの小生、
火起こしは手慣れたモノなんですが、
今回は燻製缶を乗せると火力が弱まり、
なかなか60℃まで到達せず・・・

強風による風の回り込みが悪さ?
はたまた、七輪と燻製缶の隙間が狭くて?

缶を一旦、七輪から降ろして、
うちわで扇ぎに扇いで火柱を立たせ、
そして缶を乗せて・・・
この繰り返しです。


火遊びオヤジも耄碌(もうろく)、ついに焼きが回ったか??



火力の維持に懸命になっていたら、ウッドチップの状態確認が疎かに。
開始から既に一時間、確認してみると・・・

あっちゃ~、大きなお魚が一匹、金具から外れて落下、チップの上に!
金具にはお魚の「下あご」だけが、ぶら下がっています。

・・・こりゃ道理で、煙の登りが悪い訳だ。


チップ皿とお魚を取りだして、まずチップを新しいモノに交換。

で、お魚は・・・

んなもん、へっついたコゲチップをハタいて落とし、
また金具に掛けりゃ、それでええ。

家内はおろか、誰も見とれへん!
それに、これを食べて死ぬ訳も無し!

もう、まさに、男の、料理。。。


アクシデント続きは今回の燻製造り。
風が強いので火の元は注意。

それでも、何とか、お魚には良い色が付き始め・・・

立ち登る煙も見納め、ラスト・スパートです。


「今回も良い色に染まったわね。今夜は私、ビールにするわ・・・」

管釣りのニジマスさんは、これでおしまい。
次回は渓流で釣り上げたアマゴさん、はたまたイワナさん?
下味はウイスキーなどで・・・

ゲコな小生ですが、今宵ばかりは、家内に付き合いますか。




<渓流写真は南飛騨 4月下旬の小坂川、早く来ないか、こんな時期!>