土曜日は雨が良く降りました。
その次の日、日曜日の朝4:45。
岐阜県奥美濃は白鳥、R156沿いは長良川を渡って直ぐの釣具屋さん。
小生 「おはようございます、奥越の日釣券を下さい。」
店主 「雑魚ですか?お住まいとお名前を、名字だけで良いですよ。」
まだ梅雨は明けていませんが、気温は既に夏本番。
気温が上がると川の水温も上がります。
余りにも水温が上がり過ぎると、アマゴさん、イワナさんの類は元気がなくなり、
人間様同様に夏バテで食欲が低下、釣ることが難しくなってきます。
そんなこの時期から、小生の「舞台」は渓流でも標高の高い所に移ります。
奥飛騨の高原川は好条件なのですが、遠くておじさんには日帰りは無理目。
結果、いつもの行きつけは太平洋側、馬瀬川上流に落ち着きます。
・・・そしてまま、新規開拓も!
今から向かう石徹白川は正真正銘の「新規」では無いですが、
昨年のこの時期に一回こっきり行っただけ・・・良い釣果ではありませんでした。
店主 「ここ最近はみんな遅駆けだから、この時間ならチャンスだね。
雨の後だしね。」
なんとも、商売が上手そうなご亭主なこと!
期待を持たせるような、嬉しいことを言ってくれます。
長良川鉄道は北濃駅前、
長良川には朝霧がうっすらと。
さあ、ここから石徹白に向け、
前谷川沿いをエイこらしょ、
標高1,000mの分水嶺、
桧峠越えです。
軽巡ハスラー号のシフトを
スポーツ・モードにして・・・
眼下は郡上の山々、絶景かな絶景かな・・・
スキー場を横目に石徹白の集落へ下ります。
今日はその集落を遙かに超えて福井県側まで・・・
でも、目論見が外れます。
釣具屋さんのご亭主の予想は外れて・・・
時刻は5:30なのに、もう既にめぼしいポイントの近辺にはご同輩のお車が。
・・・コレって、昨年の二の舞じゃありませんか!?
小谷堂近辺は道路が川より遙かに高いところを通り、入渓が難儀そうです。
運良く川へ降りられそうな小道を見つけ、木々に覆われた坂道を軽巡で突入!
で、出られた石徹白の河原がこんな感じ。
深さのある早瀬です。
恐らく水は若干の増水。
結果、この場所はワンポイント。
早速開始で小アマゴさんが。
下流側への遡行は難しく、
上流に向け歩みを始めます。
石徹白川は川幅があり、本流竿がお似合いです。
長い本流竿を肩に載せ、勢いのある浅瀬を慎重に中州へ渡り・・・
この中州、少なくとも足跡など、ここ最近でのご同輩の気配は伺えません。
チャンス到来!
「こりゃあ、如何にも」って感じの落ち込みと大淵でがんばります。
目印下を2mに設定、ガン玉はB!
底波が生きている様子、流れになじんで表層よりゆっくりと目印は移動。
良い感じです!カモ~ン、「尺」由美子さん!
ところが・・・これがウンともスンともアタリが無く・・・なんで??
やっと来たかと思ったら、またまたの小アマゴさん。
・・・朝の渓流。
日が昇ってくると、まるで水墨画の世界。
うっすらと川霧が表面を覆い、ゆっくりと流れていきます。
渓流釣り・・・
これを嗜む者だけが見ることの出来る、早朝の一瞬だけの川の表情。
釣れませんが、夏の朝の渓流。
このすがすがしさ・・・
大好きです!
・・・しかしまあ、お魚が釣れないからって、写真撮影に没頭。。。
何かこのパターン、コレも昨年と同じような・・・
ホント、進歩の無い小生。
中州を諦め、軽巡で県境近辺まで戻り。
朝一番ではご同輩ががんばられていた瀬、今は誰の姿も居なく。
期待薄ではありますが・・・
落ち込み、せり出した木の下、淵・・・
何でしょう、やっぱりここも、
馬瀬川、吉田川では「絶対」というポイントには音沙汰が無く。
石徹白川。
ボ~ズじゃないけれど、
今回も消化不良です・・・
「何とかと煙は高いところへ登る」と言いますが、Mで高所恐怖症な小生。
今年もまた、高いところを目指す暑い時期と相成りまして候!
週末の冒険、旅は続きます。
<データ>
エサ :ミミズ、ブドウ虫~双方、食いました。
釣果 :20cm以下の小アマゴ、小ヤマメ 数匹
意外とイワナさん、ウグイさんにはお目もじが叶わず。
気温 :18~28℃
天候 :朝のうち曇、のち晴れ
表層水温 :16℃