2021年7月10日土曜日

イワナのみりん干し、やってみた

 

今年の梅雨も末期は大雨の連続です。
でも、もう間もなくで、それも明けることでしょう。

今朝も朝からどんよりとした曇り空。

渓流釣りへ行くか・行くまいか、
少し悩んだのですが、大事を取っての自宅待機です。


そんな週末に・・・

今シーズンも相変わらず、釣れないときは全く釣れない小生です。

それでも、釣れるときは釣れるで、冷凍庫に6匹の釣果が溜まっています。
しかも、あろうことか、その中には尺上が4匹も・・・

買い溜めて冷凍保存したパンを食べようと、
昼食で何気に冷凍庫の引き出し、それを開ける家内。
彼女に依ると大きなお魚がギョロリ、とニラみ返すそうです。


そんな、こんなで・・・
本ブログへコメントを寄せて頂く「もっさん」さん、
彼のブログにアユとアマゴの「みりん干し」の記載がありました。

(下記をご参照下さい)

にっくきは梅雨の最後っ屁、それで釣りに行けない今週末は、
そこでの秘伝のタレとレシピを参考、久々の「男の料理」をすることに。

・・・小生はモノづくりの工場で働く、フツ~のオジサンです。
決して探偵でも、公安でも、政治結社の構成員でもなく・・・

我が職場での在庫管理は「先入れ・先出し」が大原則、
英語ではその頭文字からFIFO(フィフォ)と言います。

それに倣って、お魚は古い順から消費します。

この3匹のイワナさん、上2匹は5月上旬の馬瀬川上流から、
下の1匹はその下旬は奥飛騨 万波川での釣果です。

・・・しかし、馬瀬での尺上イワナさん、良い引き具合でした。


一晩の冷蔵庫での解凍、その後に金タワシで洗い、ウロコとヌメリを取ります。

レシピでは次にこれを「背開き」にするのですが、

・・・んん?背開き??
どうやって、やるのだろう???

いや、もう調理は始まっています。
今さらネットでそのお作法を検索・見学する訳にもいかず。

「まあ恐らく、”背開き”はタレを染み込ませ易く、が目的では?
 もうここは、”加工”が可能な”二枚おろし”で場を凌ぐか・・・」

・・・持てる技術と知恵で困難を切り抜ける、
日本のモノづくりの原点です。
もろ、小生の職場、そこでの日常から・・・


その結果が・・・

それにつけても、下手くそなお点前、お魚の身がボロボロ。。。

名刀”関の孫六”が泣いています。
小生に釣られたお魚達も、かわいそうに、これでは浮かばれませんね。

・・・未だに包丁さばき、それが今一つ振るわない小生。
いや、電気ドリルにハンダごて、PLCやドラフターなら、
小生、日ごろの鍛錬の成果、腕に覚えあり!なのですが・・・


二枚に卸したお魚を、秘伝のみりんタレに浸します。

これを冷蔵庫で小一時間ほど放置プレー。

う~ん、見た目にもタレが染み込んだこと、それが判ります。

お魚を取り出し、余分なタレをキッチン・ペーパーに吸わせて。

ここまでの作業は午前中に。

次は本当は「日干し」の工程なのですが、暑さ・湿気が厳しい本日、
ラップの無いこの状態、これで夕方まで冷蔵庫にて保管・乾燥させました。


して・・・
本日の夕食、家内がフライパンで焼き上げて。
テリが乗ってて良い感じ!

してして・・・
お味の程もバッチリ、おいしかったです!

でも、強いて難を言うならば・・・
3匹のイワナさん、一匹だけが尺上でした。
そのためでしょう、このお魚だけが、若干、芯が薄味だったような。

叶うことなら、お魚のサイズを揃え、
尺上ならもう少し長め、20cm級ならこれくらいの漬け込み時間、かな?


また一つ、お魚料理のレパートリーが増えました。
もっさんさん、ありがとうございます。




<渓流風景は今年の梅雨前は5月 馬瀬川上流から>