今年の梅雨も末期は大雨の連続です。
でも、もう間もなくで、それも明けることでしょう。
今朝も朝からどんよりとした曇り空。
渓流釣りへ行くか・行くまいか、
少し悩んだのですが、大事を取っての自宅待機です。
そんな週末に・・・
今シーズンも相変わらず、釣れないときは全く釣れない小生です。
それでも、釣れるときは釣れるで、冷凍庫に6匹の釣果が溜まっています。
しかも、あろうことか、その中には尺上が4匹も・・・
買い溜めて冷凍保存したパンを食べようと、
昼食で何気に冷凍庫の引き出し、それを開ける家内。
彼女に依ると大きなお魚がギョロリ、とニラみ返すそうです。
そんな、こんなで・・・
本ブログへコメントを寄せて頂く「もっさん」さん、
彼のブログにアユとアマゴの「みりん干し」の記載がありました。
(下記をご参照下さい)
にっくきは梅雨の最後っ屁、それで釣りに行けない今週末は、
そこでの秘伝のタレとレシピを参考、久々の「男の料理」をすることに。
・・・小生はモノづくりの工場で働く、フツ~のオジサンです。
決して探偵でも、公安でも、政治結社の構成員でもなく・・・
我が職場での在庫管理は「先入れ・先出し」が大原則、
英語ではその頭文字からFIFO(フィフォ)と言います。
それに倣って、お魚は古い順から消費します。
この3匹のイワナさん、上2匹は5月上旬の馬瀬川上流から、
下の1匹はその下旬は奥飛騨 万波川での釣果です。
・・・しかし、馬瀬での尺上イワナさん、良い引き具合でした。
一晩の冷蔵庫での解凍、その後に金タワシで洗い、ウロコとヌメリを取ります。
レシピでは次にこれを「背開き」にするのですが、
・・・んん?背開き??
どうやって、やるのだろう???
いや、もう調理は始まっています。
今さらネットでそのお作法を検索・見学する訳にもいかず。
「まあ恐らく、”背開き”はタレを染み込ませ易く、が目的では?
もうここは、”加工”が可能な”二枚おろし”で場を凌ぐか・・・」
・・・持てる技術と知恵で困難を切り抜ける、
日本のモノづくりの原点です。
もろ、小生の職場、そこでの日常から・・・
その結果が・・・
それにつけても、下手くそなお点前、お魚の身がボロボロ。。。
名刀”関の孫六”が泣いています。
小生に釣られたお魚達も、かわいそうに、これでは浮かばれませんね。
・・・未だに包丁さばき、それが今一つ振るわない小生。
いや、電気ドリルにハンダごて、PLCやドラフターなら、
小生、日ごろの鍛錬の成果、腕に覚えあり!なのですが・・・
二枚に卸したお魚を、秘伝のみりんタレに浸します。
これを冷蔵庫で小一時間ほど放置プレー。
う~ん、見た目にもタレが染み込んだこと、それが判ります。
お魚を取り出し、余分なタレをキッチン・ペーパーに吸わせて。
ここまでの作業は午前中に。
次は本当は「日干し」の工程なのですが、暑さ・湿気が厳しい本日、
ラップの無いこの状態、これで夕方まで冷蔵庫にて保管・乾燥させました。
して・・・
本日の夕食、家内がフライパンで焼き上げて。
テリが乗ってて良い感じ!
してして・・・
お味の程もバッチリ、おいしかったです!
でも、強いて難を言うならば・・・
3匹のイワナさん、一匹だけが尺上でした。
そのためでしょう、このお魚だけが、若干、芯が薄味だったような。
叶うことなら、お魚のサイズを揃え、
尺上ならもう少し長め、20cm級ならこれくらいの漬け込み時間、かな?
また一つ、お魚料理のレパートリーが増えました。
もっさんさん、ありがとうございます。
<渓流風景は今年の梅雨前は5月 馬瀬川上流から>