渓流釣りシーズンは終わりを告げましたが、
今年は未だに釣り餌はミミズさんの飼育を続けています。
もう暫く季節が進んだら、今年もまた晩秋の信州は犀川へ。
そこに向けての飼育継続なのです。
しかしながら・・・
楽しみにしている今秋の犀川ニジマス釣行、
今年は僅かながら懸念点が。
昨年は苦節三年、いえ、正確には四年、
シーズン中で飼育を続けたミミズさんで、思いもよらぬ都合2匹の好釣果を。
ご参照→ 晩秋の犀川殖産CRニジマス釣行
ついでに、以下は参考になりますか、どうか・・・
一年目は東電 平ダムからの放水で、打つ手なしのボ~ズ。
二年目は放水無しも迫る夕暮れ、慣れぬ長手尻で右往左往、二度の取り逃がし。
ご参照→ ビクの要らない釣り~晩秋の犀川C&R釣行
今年はそのエサのミミズさんなんですが、
思ったほどサイズが肥大化・長大化しなくって。
毎年のミミズさんは春先、
郡上八幡の釣具屋さんでの購入でした。
昨年までは八幡は城南の釣具屋さん、そこで「郡上天然ミミズ」を購入。
袋を開けた段階で結構な長さと太さ、おまけに生きの良さはもう格別。
ミミズ通しでの針へのエサ付けも、
サイズは申し分なくも、元気が良すぎて一苦労でした。
今年の春はその釣具屋さんでの天然モノの入荷が遅れ、
同じく八幡はR156長良川鉄道ガード脇にある釣具屋さん、
そこでの代替品購入は「郡上気良の天然ミミズ」のお名前でした。
・・・同じ郡上でも気良と名の付くミミズさん、
その素性・出所はより具体的で明確です・・・
購入時はプラ・パックに入った「気良天然」ミミズさん。
サイズはそれまでの「郡上天然」より細くて短いものでした。
ただ、生きの良さは負けていません。
こちらも針掛けの際にはニョロニョロと一苦労を。
そして今シーズンはこの「気良天然」を飼育、エサとして使用してきました。
昨年は失敗に次ぐ苦労の末?どうにかこうにか開発に成功??した、
上手く行き過ぎてしまったミミズさんの飼育方法とは・・・
ご近所のコイン精米所から無料の米糠を頂戴して、
カブトムシの飼育土に水分共々で適度に混ぜ込み、
米糠発酵による酸欠防止に金魚のブクブクで強制酸素補給。
この生物学の理論???に基づく考え抜かれた飼育方法で、
昨年の晩秋は犀川釣行では、郡上天然ミミズさんは見事に・・・
・・・もう、アホじゃないか?と言うくらい、肥大化・長大化を。
今年の「気良天然」も同じ方法での飼育でしたが、
それでもナゼか思いの外はサイズUPは叶わなく、
奮闘努力も空しく、つい先日もこの状態です。
春先の購入時よりは大きくなりましたが、
シーズン中も大きいものから使用したこともあり、
残っているミミズさんは、このサイズがメインなのです。
・・・同じ郡上のミミズさんなのですが、
これは採取場所からくるDNAは遺伝の違いから、でしょうかね?
飼育で情が移ってしまい「手前みそ」なのかもしれませんが、
サイズ的には「中の上」となった気良天然ミミズさん、
それでも今年の釣行では大いに活躍されました。
こう、なんと申しましょうか・・・
少し残酷なお話ですが、
ミミズ通しに通す際はキジが噴き出て、顔に掛かる始末だったのです。
生きの良さからのクネクネと、
キジの臭いがお魚を誘うとするならば、
街中の釣具屋さんで扱う登録商標は「熊」の名の付く冷蔵モノ、
それとは格段に違うのでありました。
・・・もっとも、
好釣果の定量的な閾(しきい)値、
それをご諸兄にお示しすることは叶わずですが。
まあしかし、
晩秋までには今少し時間があります。
もう少し涼しくなれば、
より一層にエサの米糠を食べて、
晩秋の犀川釣行の際には「郡上天然」と同様、
これから肥大化・長大化が為されるのかも知れません。
・・・ミミズさんと同様、天然な性格はその飼い主!?
育ちの悪さに心配する反面、
密かに「気良天然」の活躍に期待する、今年の犀川ニジマス釣行であります。
<渓流風景はこの春 吉野路 北山川から>