昨日は小中学校からの同級生(=悪友)達と久しぶり、
日帰りで京都へ行ってきました。
当時の修学旅行の行き先は奈良と京都。
その中でも特に記憶に鮮明に残っているのは・・・
清水寺、金閣寺、東大寺・・・の社寺仏閣ではなくて、
ナゼかここ、梅小路の蒸気機関車館、今の京都鉄道博物館なのです。
いわゆる「反抗期」も始まりだし、中には「色気づく」輩も出始める年頃。
ありがたくも、しかし、抹香臭いお仏像様を拝んでも、
悪ガキには差して記憶に残らず・・・先生、申し訳ないデス。
むしろ、こぢんまりとしたミニチュアの世界を走り回る鉄道模型や、
大轟音の汽笛を発して、迫力ある蒸気機関車の実走の方が記憶に。
何事も中庸・堅実を行く小生。
当時で成りたかった職業は「電車の運転手」でした。
その次が「警察官・自衛官」??
昨今の子供達のそれは、「スポーツ選手」が第一位のご様子です。
しかし、2位、3位は小生と同様で「運転手」に「警察官」とか。
・・・時代は変われど、この辺りは変わりませんね。
そんな夢多き、多感であった小生も、今では「工場の働くおじさん」。
今日の他三名もご多分に漏れず、
同じよ~な、ふつ~な、人生を歩んできました。
・・・子供のように、機関車を前にしてハシャいでいます。。。
展示車両の中には、昔懐かしいブルートレイン、20系の寝台列車も。
その編成中の一両には食堂車が。
博物館もお仕事、若干たるにも利益の追求が求められます。
食堂車の設備を活かして「動かないレストラン」を営業中でした。
・・・お食事中のお子様・ご婦人方にカメラを向けるのは、
さすがの小生にもはばかられ、車窓越しに様子を伺うのみ。
でも、厨房で調理中の博物館のお嬢さんと目が合って・・・
小生が「ニコっ」と微笑むと、お嬢さんも業務上「ニコっ」と。
・・・調子に乗った小生、更に食い入るように車窓越し、
彼女のお手元の作業を見つめると、やっぱり困ったご様子、
「ニコっ」の笑顔が徐々に「ムスっ」の困惑顔に・・・
ワルい、オヤジの、フザけた、お遊びは、まあ、これくらいに。
懐かしい車両の展示ばかりが見世物ではなく、ここは博物館、
鉄道に関する技術的な解説にも配慮が成されています。
小生、今は「工場の働くおじさん」。
むしろこちらの分野の方が興味津々。
ディーゼル機関車のカット・モデル。
エンジンからプロペラ・シャフトで動力を車輪に伝える・・・
構造そのものは自動車・トラックのそれと同じです。
電動機(モーター)と車輪がほぼ並列配置、ギヤのみで駆動伝達。
最新型の電気自動車の一部では、車輪にモーターを組み込んだモノも。
あれは恐らく、電気機関車からヒントを得ているのでは??
でも、これだと・・・
モーターに雨水が入り込まないのか?
電気機関車の大きな車体本体、ありゃ、ナンで必要なの?
中途半端な知識しか持ち合わせない「おじさん」は疑問だらけです。
鉄道博物館を後にした後、老舗のお店で「カレーうどん」を皆で食べました。
これがまた、和風出汁が効いて上手かった!!
今日昨日のモノじゃ無いですね。
積み上げた何かが感じられます。
蒸気機関車館ほどでは無いにせよ、修学旅行での記憶は有るのですが、
三十三間堂は関係者の皆様、ごめんなさい、
・・・悪ガキは、ここの記憶が、ほんと~に、ナインです。
今回、改めまして、大人になった小生、しっかりと拝観しました。
お許し下され・・・
内部は撮影禁止のため、他HP様から下記の写真は拝借しました。
https://butsuzolink.com/sanjusangen-do/
ご了解を賜れれば幸いです。
無数に整然と立ち並ぶ等身大の仏様・・・これには大きく息を飲みます。
小生、今は「工場の働くおじさん」。
ご仏像様は工業製品とは違いますが、
「モノを作る」の真髄・心意気は一緒のハズ、その大変さは重々承知です。
ましてや仏様、一体を心を込めて製作するのに掛かる歳月。
それがこの数だけ揃えるには・・・考えただけでも気が遠くなります。
昨日は幸いにも暖かい、小春日和な京都でした。
蒸気機関車、カレーうどん、仏様・・・それと悪友。
一見、ナンの脈絡も無いような配列ですが、
いずれ、歴史があり??直ぐには、出来ないような・・・