2021年4月24日土曜日

飛騨白川郷 庄川ニジマス釣行

 

今シーズン最初の平日釣行は白川郷の庄川へ。


職場の同僚は渓流釣りをする「強者」さんからのご紹介です。

いつも庄川は御母衣ダムより上流、荘川IC近辺で竿を出す小生に、
白川郷の近辺も良いですよ、大きなニジマスが釣れますよ、
そんなアドバイスを頂いて。

・・・そう言えば、
以前に家内と白川郷での観光・散策を本ブログにUPした際に、
Morikyuさんからも斯様なお話を頂きました。


・・・ゲンを担いで、郡上は神路川から始めた今シーズ。
しかしながら、相も変わらずボ~ズが先行の結果。
はたまた、小学生との大人げない腕比べ、
釣果は塩焼きサイズばかりでした。

”う~ん、ここらで一発、デカい引き具合を感じたい!
 でも、そんなに簡単に行くのだろうか?”

そんな期待と不安、思いで赴いた白川郷は庄川・・・


<合掌村の外れにて>

しかし、長い長~いトンネルです。
東海北陸道は小鳥川を越えた辺りからトンネルばかり。
圧巻は飛騨河合PAを過ぎてから10kmを越える長い隧道。
それをようやく、抜ければ白川郷でした。

R158沿いは村の中心部に近い庄川、
既に竿を出されるご同輩が見受けられます。

合掌村を背景に渓流釣り・・・
う~ん、こりゃ、とても絵になりますね。

とは言え、ここでは流石にギャラリーも多かろう。

いえ・・・
釣れようと・釣れまいと、カッコウが付こうが・付こまいか、
小生的には、あまり、そこは関係なく。

むしろ・・・お歳もお歳の小生。
最近は「キジ打ち」のインターバルが短くて、
公衆の面前でのそれは、やはりチョットした犯罪です。

と言うことで、幸運にも人の気配の無い村外れのR158、
その橋の袂から鳩谷ダムに向け、釣り上がることに。


<新調は9.5m剛竿!>

本日のお供は、昨年末に家内の目を盗んで購入した、9.5mの剛竿です。
いつもの本流釣りはこれまで、10mもしくは8.5mでした。

10m竿と比較して0.5m短いのですが、
重量はそれより重く、振り込み加減も調子が変わり、
下手クソな小生のお点前、B2程度の錘では飛距離が伸びず。

よって錘B3にて、ゆっくり大きく、斯様な落ち込み後の流れに振り込みます。

本日はオオモノを期待して、糸も0.7号で9mのトオシ。
竿の調子に慣れるまで、幾度か振り込み・引き上げを繰り返します。

と、その途中、僅かにアタリが。
目印下は2mほど、錘下は0.5mほど、
薄いアタリで、ほんとにアタリ?と思うくらい。

アワセると・・・お!掛かりました。
竿から感じる初感は、初めてが故、お魚の大中小が判らず。
でも竿を立てるとジリジリ、寄せられる感覚から20cm越級、かな?

一匹釣れれば、な~るほど、竿扱いのルーチンにも慣れてきます。


<残念、取り逃がし>

今度は落ち込みからの白波、それが落ち着く深場、目印下を長めにセットして。
2~3回流したところで、また僅かなアタリです。

・・・錘下が長過ぎかな、こりゃ?

などと思案しながらアワセると、今回の反動はずっしり!?

お作法に従い竿を立てるのですが、このお魚、
直ぐには寄っては来てくれません。

緑の流れはその中層、光る銀映はかなりのサイズ!?
間違いなく、これはオオモノです!

走り出す先方、水面に浮上した一瞬、バシャっと大波が川面に円を描きます。
また川底に潜り込むお相手、その動きが早くて銀映と目印をロスト!

棒立ちの小生、一層に竿を立てて・・・
どこだ?どこに行った??

と、気が付けばお魚は目前の浅瀬に。
が、その浅瀬の岩場にお魚は入り込みます。
刹那、竿から感じる手応え、それが小刻みなものに変化。

いかん、糸が岩と擦れとる!
そう感じた直後、手応えは全くの虚無に・・・
くっそ~(お下品な)、痛恨は残念無念のバラシです。


開始早々でのオオモノのバラシ。

しかし、居ることは居るンだ、ここ、オオモノが。
そうと判れば、俄然、やる気が湧いてきます!


<用意が良いのか・悪いのか>

このポイントを諦めて、上流に向け歩みを進めます。
途中、それらしいポイントでは、まず20cm前後級の釣果が。

しかし、釣れるお魚はいずれも黒点・朱点が大き目です。
それは、まるで、スリムなクサフグのような。
きっとブラウン・トラウトかな?


前方に落ち込みが、それに続く淵が見えてきました。

本日は竿も、糸も、たも網も、
「オオモノさん、いらっしゃい!」の仕様です。
さあ、気を引き締めて!

その淵での一投目・・・即、来ました!
アワセと同時に感じる、メチャ重たい手応えが。

小生、何匹か中型を揚げた後、先ほどとは違いますぜ!

落ち着いてお魚の挙動、それに目を張ります。
今回も流れの中層、そこで定位するお相手。
ピ~ンと糸を張り、お疲れを誘います。

お魚相手の釣りですが、これ、結構に力が要ります。
ぐっと堪えて、いやらしくも、その感覚を楽しんで。

さあ、お時間も経過、よいよ終盤です。
竿を立てて、寄せに移ります。

定位位置から動くお魚。
またぞろ、あちこちに走る出す気配ですが、
一層に竿を立てて、ぐっと、その動きを封印します。

しかし、デカいぞ、こりゃ。。。

引きずるように、たも網の納まったお魚、それはニジマスでした。
しかし、管釣りでも、こんなサイズは滅多にお目にかかれません。

釣る準備は万全でしたが、釣れた後の事まで思いが巡らず用意不足、
このサイズ、とてもじゃないですが、手持ちの友舟には収まらず、です。

ましてや・・・
台所の冷凍庫を開ける都度、ニラむお魚と目が合って気分を害する家内。
きっと、斯様な「お化け」サイズ、旦那が笑顔で持って帰った日にゃ・・・

残念ですが、
メジャーでさっと採寸した後に、川にお帰りいただきました。


<本日は、お魚ラッキー・デー>

朝方は寒いくらいの気温でしたが、陽が昇るにつれて暑くなってきました。
ナイロンのウエーダーは選択のミス!


白い河原の岩、それからの照り返しも厳しくて。

時刻はお昼時、今回もコンビニのお世話に。

暖かいものを・・・と思って用意したカップ麺ですが、
今日はこちらも意を外しました。
汗だくになりながら、河原でズルズルとすすります。

しかし、名古屋でも斯様に暑くはないのでは?

帰宅してから判ったのですが、
本日は高山方面の方が気温は高かったとのこと。


昼食後、遠い釣り場でもあり、早めの帰り支度を始めます。


涼し気な滝の音。
画像だけ見ていれば・・・なのですがね。
折角にも釣れた中型クラスのお魚、サバく気力にもなれない暑さなんです。


君たち、運が良かったね。
友舟のお魚各位にも、川にお帰り頂きました。


<データ>
4月23日 庄川 
エサ    :ミミズ
竿     :9.5m SG パワースペックZR H+
仕掛    :針 吉村8.5号
       0.7号 9m トオシ 
       錘 B3号
釣果    :ニジマス 42cm 1匹
            7寸   3匹
            6寸   3匹
気温    :11~24℃  
天候    :晴れ 風
表層水温  :12℃
月齢    :11