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2023年11月26日日曜日

小春日和の美濃 管釣り釣行

 

小生職場は隣の工場の班長さん、
今シーズンは長良川で初めてサツキマスを釣り上げられました。

しかも、なんと、日は違えど、2匹も・・・

最初の一匹目のご報告は、隣り合った男子トイレにて。
ボソリとした班長さんの一言は「釣れましたよ。サツキマス!」

・・・思わず、出るものも止まってしまった小生なのでした。


2匹目はその二週間後でした。
ご本にからでは無くて小生職場のSさんから、
一匹目より小振りだったものの34cmと、風のうわさで・・・


そんな班長さんとSさん、加えて職場のUさんとご一緒に、
本日はかねてからのお約束、美濃の管理釣り場へ赴きました。


班長さんのサツキマス釣果はルアー釣りにて。
Sさん、Uさんもルアーによる、いつもは名港でシーバス狙い、
みなさま、ルアーの扱いは手慣れているも、管釣りは初めてとのこと。

歳のせいもあるのでしょう、
ここ最近は諸事でみなさまから「ご指導」を仰がれる小生なのですが・・・

何事も「カッコウ」から入る軟弱者の極み、
管釣りのお道具、それは一通り揃っていますが、
揃っていないのが、残念、その肝心な腕前なのです(笑)。


お三方は正統派、朝一番の最初はスプーンで始められ・・・苦戦。

訪れた美濃の管釣り場、そこは清流 長良川の分流を利用した釣り場です。

小生も初めての管釣り場、
ここ最近は雨が少ない晩秋のお天気でした。

結果、釣場の水位も浅く、清流が為の性、どクリアな水質、
足元でニジマスさんの優雅な泳ぎが垣間見られます。

「こりゃ難しいぞ・・・」
何となくですが、拙い管釣り経験、その第六感のささやきが。

正統・正義のカケラもなく、ひたすら邪道好みの小生、
迷うことなく、開始早々でXUL竿と小型クランクに手を伸ばします。

冷え込んだ今朝です、
優雅に見える泳ぎは、きっと、動作がスローなだけ。
何とかの一つ覚え、毎度、超の付く低速リトリーブにて・・・

しかし、ほんとに浅い水深です。

エアー・ビートルでは完全な底付き、
川底の石にコツコツと衝突、お魚のアタリが取り難く、
マイクロ・エアーブローで、ようやくスレスレの底さらい様態・・・

でも、その軽薄ピンクはマイクロにて。

これが今朝の「答え」でしょうか?

小生釣果を見て、SさんとUさんから、すかさず「お尋ね」が入ります。

もちろん、そこは気前よく、マイクロを貸出して装着を頂き、
「とにかく、ゆっくり巻いてね」の言葉を添えて。

・・・ごめんなさい、
相も変わらず「引き出し」の少ない小生です、
これ以上のアドバイスは出来かねるのでありました。。。

でもそこは、他釣技でも腕に覚えのあるお二方、
流石です、直ぐに結果を。


朝方は冷え込んだ本日でしたが、
10時ころからは背に差す陽にも温かみが感じられて。

その10時からの放流後も、みなさま釣果を重ねられます。


陽の温もりから釣りの手を休め、事務所まで一服に赴く小生、
気さくな感じの事務所のおじさんから情報収集です。

漁協が運営しているこの管釣り場、
ニジマスは県内は馬瀬の養殖業者から仕入れとのこと。
おじさん曰く、臭みも無くて、美味しいよ。

料金はお手頃価格ですが、下手な小生でもポツポツ釣れます。

放流されるニジマスも、
塩焼きサイズは駆逐艦に混じって、
巡洋艦や戦艦クラスの大型も見られます。


曇りが優勢であった朝方と変わり、
お昼近くは風も止み、お空は真っ青な小春日和に。

もう間もなくで12時半です。

クリアな水質と浅目の水深が影響するのでしょう、
陽の登ったお昼前からは残念、パタと釣果が止んでしまいました。

・・・とは言え、各位合わせて、そこそこの釣果が。

サイズ一番はSさんが釣られた重巡クラス、目測で12寸でしょうか?

管釣りには絶好な小春日和の釣行でした。



















2023年2月26日日曜日

今年の初釣り~渋かった北勢管釣行

 

今年の初釣りは久しぶり、管理釣り場でのニジマス釣りです。

そしてこちらも久しぶり、師匠 ノンタンさんとご一緒です。

2年続いた休日出勤の勤務先から部署移動を為され、
今年はどっぷり渓流釣りに漬かれそうと、
まずは管釣りで復帰の小手調べ。

かく言う小生も管釣りは3年ぶりです。
はてさて凸凹コンビの今年初の釣行は、如何なる案配になりましょうや?


<兎にも角にも、寒い!冴えない!>

この季節での釣行です、寒いことは当たり前も、
ここ三重県は北勢いなべ市にある管釣り場、
以前は雪の降る中でも頑張りましたが、
風が強いから?はたまた、歳を取ったから?
その時の釣行より本日の方が寒く感じられます。

朝8:30からの開始、
でも寒風吹きすさぶ釣り場は満員御礼、
第一ポンドの木陰下は日陰のメチャ寒いポイントしか空いて無くて。

この寒い中、お隣さんは小さなお子様を携えた家族連れ、
お父さんが奥様と子供さんに張り切ってレクチャーも、
楽しんで居られるのはお父さんのみのご様子・・・

お父さん、今日はちょっと、ご家族には過酷すぎますよ。

ピンクの小さなクランクで始めた小生、
なかなかアタリが無くも、暫くすると、どうにか、こうにか。

でも残念、その後はピクリもお後が続かず・・・

お隣のノンタンさん、
彼の釣り座から2mくらいの沖でしょうか?
ドボン!と大きな音が、波紋がお池に広がります。

お!お魚のライズ?
と思いきや、いえいえ、それは彼の振り込みミス。

久しぶりで勘が戻っていないのか、寒くて指がかじかんでか、
力も入って居るのでしょう、
幾度もルアーを足元の水面に叩きつけています(笑)。

・・・と言っても、小生も同じような感じ。
遠投のつもりが風に戻され、指の糸を離すタイミングもマズく、
着水ポイントは小継ぎの渓流竿、それでも届きそうな僅か数mの沖程度・・・

本日、厳しい気象条件と冴えない勘に、
オジサン二人組には暗雲が立ち込めています。


<救世主、現る>

おじさんに立ち込めるは暗雲も、
寒くて風の強い本日ですが、お空は真っ青なピ~カン。
まま流れる雲はとても急ぎ足、きれいです。

「どうですか、調子は?」

このお声がけに振り向けば、
「39」と管釣り場のロゴの刺繍の入ったジャンバー、
それを着込まれたインストラクターさんです。

小生の使っているルアーを見て、
「エアー・ビートルですか、オールラウンドですね。」

以前にもご指導を頂けたこのインストラクターさん、
愛嬌のあるご説明は伺っていて楽しいです。

「今日は冷え込んでいますから、お魚は底の方に居ますよ。
 2gですが、スプーンなら、こう振り込んで・・・」
お手持ちのタックルで実演が始まります。

「着水したら水面に浮かぶラインを見ます。
 ほら、だんだんラインが沈んで行って、暫くすると沈まなくなりますね。
 ここでルアーが底に着きました。」

・・・ふむふむ、

「底に着いたら、ゆっくり目に5回転、リールを巻きます。
 5回廻ったら暫く停止、その後にまた5回転と・・・
 ルアーを池の底に這わせるンですよ。」

・・・なるほど。

ご説明のインストラクターさん、
その途中ですが、何と!見事にお魚がヒットします。

「ははは、釣れちゃいました。まあ、これは偶然ですよ。」

・・・う~ん、さすが、です。


頂きましたアドバイスに沿って、
小生もルアーをクランクからスプーンに装填替えします。

・・・しかし、寒くて指がかじかんで、上手く行きませぬ。

どうにかこうにか、ルアーの交換終えて、
イザ!その一投目!!

・・・ほんとだ、ゲキ渋がウソ見たい、マジかて??

しかしながら・・・際どい底釣りです。
その後も教わったお作法でトライするも、
根がかりでルアーをロストすること3個も!

う~ん、
ルアー・ショップを併設する管釣り場です、
インストラクターさんのアドバイスは的確も、お商売も上手ですね・・・


<日向のお池巡り>

寒い寒いノンタンさんと小生の木陰のポイント、
第二ポンドは日向の釣り場で、ここ以上に密集状態です。
それでも、空きは無いものか、ふらりとお散歩に。

背後の雪山、それは鈴鹿山脈の北端は藤原岳、きれいです。

あ~、いいな、日向のポイント。
風はありますが、ほっこり、日光に温もりを感じます。

しかし残念、暖かいポイントは釣り座も満席。
第一ポンドは初心者や家族連れが多いのですが、
こちらの第二は上級者、玄人肌の御仁が多そうでして。

ここに冴えない釣技のオジサン二人組、
我らが参入すれば「お祭り騒ぎ」は間違いなし!

喫煙所でほっこり、一服を頂いた後はお池を一周、
つかの間の暖を取らせていただくのみでした。


<渋い釣行、午後の部へ>


少し早めのお昼を頂き、
と言いましょうか、余りの寒さに耐えられず、
暖かい暖炉の備わった、おしゃれなログ・ハウスでの休憩へ。

ゆっくりとニジマスのフライ、それをタルタルで頂きまして。
久しぶりのノンタンさんとの再開です、積もるお話に花も咲きまして。

してして、その後は午後の部へ・・・

寒い寒い本日ですが、若い女性のアングラーさんもちらほら。

「お一人様」は流石にお見えになりませんが、
彼氏とのデート?、はたまた、旦那様とご家族で?

最近は渓流釣りでも、まま女性の釣り師を見かけますが、
管釣り場の方が装備も行き届き安全・安心、
特にここの「39」のロゴ釣り場はきれいで、
気象条件さえ良ければ、きっと、もっと、楽しめるでしょうね。

さあ、午後の部の一番は、
午前より若干で温度が上がったのでは?エアー・ビートルの茶色から。

しかしながら・・・本日、まったく読みも冴えません。


<救世主、その第二幕>

「如何ですか?あれから?」

釣れぬ釣れぬでシャカリキに振り込んでいると、
またまた背後からお声がけを。
午前と同じ、愛嬌のあるインストラクターさんです。

「クランクがお好きですね。」
・・・はい、もう、ネチネチの性分でして。

「リップの幅の広いクランクはお持ちですか?
 ここは日陰のポイントなので、午後からお魚は少し浮いてきます。」

インストラクターさんはスプーンをクランクに装填替え、
またまた実戦での実技披露です。

「振り込みまして着水したら、少し早巻きで3回転、リールを巻きます。」
・・・風の凪を待って、上手く振り込まれます、結構な距離を。

「この早巻きの3回転ですが、
 より深場を狙うなら4回転で、浅場なら2回転くらいで。」

・・・ふむふむ、

「その後は、巻きの速度を落として、一定速度で巻きます。」

拝見していると、1巻きで3秒くらい、超低速のリトリーブ。

「早巻きで深度を決めて、
 あとはその深度をゆっくりで維持します・・・あ、掛かっちゃいましたね。」
 
う~ん、またまた、さすが。。。


金属製のスプーンと違い、水に浮くクランクです。
リップにより沈み込みは引き速度で決まり、
本体に掛かる浮力との合成でタナが設定されます。

・・・ネチネチな性格の小生、
ゆっくりリトリーブに心がけていても、
そこまでの「超低速」ではありませんでした。

頂きましたご指導、その通りの再現で。

きっとインストラクターさんは水の中の見えないルアー、
その挙動、一足一刀の間合い、
それがラインを通じて手に取るように判るのでしょう。

少し非科学的かもしれませんが、
第六感、はたまた、糸を介しての神通力、超能力??


でも、何となくですが・・・

拙い渓流釣技の小生も、延べ竿釣なら糸から伝わる「感覚」で、
見えなくも流れ下るエサの挙動や川底の状態、
それらが判るような気がします。

・・・それが判っていて、いつものあの貧しい釣果とは?
まだまだ小生、修行が足りないのかも知れませんね・・・

ルアーによる管釣り、これも奥が深いです。。。



<暮れ行く北勢の早春>

寒い寒い一日でしたが、
何だかんだとノンタンさんと小生、夕方は閉場時間まで。

「さあ、これから、エサやりのお時間ですよ。」

本日はありがたくも、ご指導を頂きましたインストラクターさん、
彼がバケツ一杯にしたニジマスさんのペレット・エサ、
それをひしゃくでお池に撒いて回ります。

撒かれるエサ、それを求めてお魚が水面に。
渦が巻き、波が立つお池の水面!

なんじゃ、こりゃ?
この大量のお魚の数は??

・・・こんなにお魚がお池に居るのに、
ノンタンさんと小生の貧しい本日の釣果。。。

今年の初釣り、
ここだけ見てしまうと今シーズン、何となく前途多難ですね。




















2020年3月14日土曜日

春の北勢管釣行




月曜日は暖かな春の一日、
久しぶりにノンタンさんと管釣りへ行きました。

小生の管釣りは渓流釣りがシーズンOFFの秋から早春にかけて、
どうでしょう、年に1~2回程度です。


三重県いなべ市にある管釣り場。
いつもの管釣り場は3月9日をサンクと読ませ、
この管釣り場の名前に掛けて、月曜日はお祭りを開催していました。

少し遅めは9:00前の到着。
この日がお祭りとはつゆ知らず、
チケット売り場前は長蛇の列にノンタンさんと小生はびっくり。


既にお池にもたくさんのご同輩が・・・


管釣りに関しては、我ら超ド級の初心者です。
この込み具合では、必ずや、お祭り騒ぎは糸絡み、
きっと皆さまにご迷惑をお掛けすること、必至です。

それに・・・
元々が平日での釣行、お客様の少なさを期待して、
「やりたい放題」を叶えるがための釣行、
その趣旨に合いませぬ。

いえ・・・
「やりたい放題」と申しましても、
決して、ルール無視・道徳に反するような行為ではなく、
ほんの、飛ばすルアーは四方八方(意に反して)、
釣れたお魚にはお気の毒、お遊びが過ぎるダラダラのドラグ、
そして、浅場狙いは岸沿いのリトリーブ・・・
こんなカワイイ程度です。


残念ですがお祭りの管釣り場を後にして、
そこから車で20分程度の同じくいなべ市内、
もう一軒の管釣り場へ。



青空が静かな湖面に映え綺麗です。

こちらの管釣り場、コンセプトは「お魚の引きの強さ」。
お手頃価格で大型のニジマスが中心ですが数釣りは難しく、
言うなれば上級者向け。

超ド級な小生、ここでの過去の実績は、
残念、大型ニジマスさんではなくブルーギル?のみです。


早速にも事務所のオーナーさんにご挨拶とチケットを購入、
本日のオススメのポイントは第二桟橋とのこと。

「あの青いデニムの方、上級者さんで二桁は釣られますよ。」
オーナーさんご推挙の上級者さんの横で、
超ド級な小生とノンタンさんはがんばります。

まずは小生の定番、フローティングは大き目なミノーで。

本日、暖かいとは言え、お魚はまだ中層以下の深場では?
深度の深いこのお池、クラピーですが「底ざらえ」には程遠く。

暫くすると横の上級者さん、掛けられました!


竿が大きく弧を描き、その穂先は水面下、
小生のようにお遊びが過ぎる訳ではなさそう、
それでもお魚は右に左に、チリチリとドラグの音が聞こえます。

巻いても巻いても上がってこないお魚、こりゃデカいわ。


そして、ようやく・・・
静かな湖面にお魚が描く、大きな波紋が広がります。


デニムの上級者さんを観察する小生。

お道具が全て、ではないのでしょうが、
使われている竿は長め、どうでしょう7~8フィートくらい?
その長竿を器用にもサイド・スローで振り込まれます。

ルアーは黒か濃いブルーのスプーン、1~1.5gくらい?
竿の長さが効いているのか、はたまた、特殊な竿なのか、
大きなお魚にも負けないパワーを備え、
それでも軽量スプーンを遠方まで飛ばされます。

その軌道はまるでライナー、直線で鋭く、着水も静かです。

う~ん、やっぱり上級者さん、流石です。


翻って、超ド級の小生は・・・

本日はオオモノを期待してXULではチト心配、
しみったれの浮気者、UL竿は渓流での使用を考慮しての6フィートです。
(いつも渓流はミャク釣りなんですがね。)

1gのスプーンは軽すぎて飛ばず、2g以上のフローティング・ミノーを。
(シンキングを持ってくるべきだった・・・)

お道具のみならず、トドメは、もう、技能の差です。
オーバー・スローの振り込みは、糸を離すタイミングが早く、
概ねは外野フライの如く山なりの軌道。
(ああ、恥ずかしい・・・)

でもこれ、結構、メンタルが影響するンですね。

チョイとリキむと、今度は逆にタイミングが遅く、
ボちゃんと手前は足元にルアーは着水、静かな湖面に波紋が広がります。
(ああ、もっと、恥ずかしい・・・)


それでも、どうにか・・・

掛かるには至りませんが、
何回か、お魚がルアーに近接、接触する手応えを。

ここからの、あと一歩が・・・


春の陽気な一日でしたが、残念、
ノンタンさんも小生も、今回もオオモノ・ニジマスさん、
この手で拝むことは叶いませんでした。



本日、午前中は雨。
午後からは雨が上がってクシャミを連発です。
明日から暫くは寒が戻る様子は郡上方面。

早いもので次週末は春分です。
もう、ボ~ズの言い逃れは出来ませんね。

管釣りと違い、自称、渓流釣りは「中級者」の小生、
次週辺りは、山へ川へ、延べ竿を担いで繰り出したいです。





2019年2月2日土曜日

厳しかった初釣り~東濃管釣行

ご諸兄各位殿


♫ だ~れも いない 海・・・では無くて、管釣り場です。

しかし、20数年ぶりにコンサートを催された森高さん。
誠に私事ながら、相変わらず、イイっすね!


<崇高な釣り師は孤独がお似合い>



今年初めての釣りは、
皆様が汗水流してお仕事中は平日、またもやそこに有休を頂いて。

して、今回は東濃の管釣り場へ。

・・・しかし、悪いことは出来ませぬ。
   神様、仏様は千里眼。

午前中は肌寒い曇り空、予報では午後から冷たい雨とのこと。

ご諸兄の皆様、そのことをよ~くご存知。
知ってはいるけれど、折角にも取った有休。
今更返上も叶わず、さて家に籠もっていても。

結果、誰もいない、正真正銘、お客は小生だけの管釣り場です。


さあ、釣り場の管理人、おにいさんにご挨拶を。

小生   「こんにちは。午後券を・・・
      あの~、お客さんが一人きりって、よくあるンですか?」
おにいさん「いや~、めずらしいですよ、今季は初めてです。」

少し寂しいですが、考えようによっては・・・
もう、ヤリたい放題です!



<渓流釣りのクール・ビク>

ここの管釣り場、お魚のお持ち帰りはOKですが、
お池に沈めるビクの使用は御法度です。

そこで・・・


釣り道具はいろいろ揃えましたが、一番の後悔はこのクール・ビクでした。
保冷が出来て肩から掛けるタイプ。

しかし、釣ったお魚をリリースするか?お持ち帰りか?
出来れば無益な殺生は避けたく。
小生の苦手とする「即断」が試されるシロモノなんです。

・・・今まで、まともに使ったことも無く。
   しかし、本日は活躍頂けることでしょう・・・

この時は左様に思っていました。



<試練の三翻絞り>

さあ、始めましょうか。
でも、折角の貸し切りの管釣り場。
何か、普段は出来ない、我を高める、何かを・・・

こりゃ、黙っていても釣れるであろう、の目論見の元、
いつもはプラグばかり使用する小生ですが、
苦手なスプーンで挑戦です!


皆様にとっては当たり前のスプーンでしょうが、
小生にとっては少し早めの一定巻きが難しく・・・

どうでしょう?
麻雀で例えるなら、ハンディは三翻絞り??


誰も居ないお池、水車の際で。
右へ、左へ、そして、中央へ。
6フィートXUL竿を思いっきり撓らせて、軽量スプーンは0.9gの遠投。

・・・ライズやうねりもなく、こりゃ、底ネライかな?
着水後数秒のカウント、して、デジ巻き。

・・・アタリは有りませぬ、数投しても。


水車から離れ、波が静かなお池の中央付近へ。
引き続き、マダラのスプーンで遠投&底ネライの繰り返し。

・・・とっ、ロン!
アタリです、本日の一本目!

引きはそこそこ、サイズは20cm後半かな?
慎重にたも入れ。


う~ん、丁度の三翻?
タン・ピン・イーペーコーでしょうか?
我ながら、渋いです・・・


その後もスプーンで粘ります。
バリエーションもマダラから「オレ金」へ。


・・・と言いましょうか?
オレンジが剥げ、下地が金色のスプーン。

確か、どこかの、管釣り場。
そこで拾ったような記憶のルアーは神様の思し召し。

数投後、またアタリ・・・が、痛恨のバラシ!

これが実はその後に2連チャン。
さすがに、針先がなまくらかな?替えなきゃ。



<やっぱり、相性はネチネチのプラグ>

その後もスプーンで粘ったのですが、とんとアタリが遠くなり。

空の雲、それも厚くなってきました。
今にも、ポツポツと、降り出しそう。

・・・たまらず、プラグに交換です。


場所も変えてみるか、折角の独断場です。
もう一つのお池に移動して。


遠方に見えるは、我がハスラー号、ただ一台のみ。
その手前で釣りをされているのは、管理人のおにいさん。

この後、おにいさんがこちらに来られ、
「ライズがあるから、表層の少し下、中層が狙い目ですよ。」
とアドバイスを頂き。

確かに、先ほどのお池と違って、水面にお魚がまま見えます。
ありがとうございます。


中層ネライはエアー・ブローを装填。


この軽薄なマンゴーは黄色に・・・
ありがとうございます。


本当に、ありがとうございます。



<今年も、好機をモノに出来ない釣り師です・・・>

続いて配色を、これまた軽薄な蛍光グリーンのエアー・ブローで。

その一投目・・・
アタリです。

が、しかし、引き具合がこれまでと違います!
チリチリと、緩めはお遊びが過ぎるドラグ、それが唸ります。
6フィートXULが、これまでに無く撓み・・・

落ち着かなければ成らない場面、
延べ竿と違い慣れないリールでの釣り。

焦った小生、先方のお疲れを誘うことなく、
リールを巻いてしまいます・・・

水面直下、目の前は、どうでしょう目測40cm超?

メチャ、良いサイズのニジマスさん!

背中の緑がお腹の銀影にぼんやり浮かぶ、
こりゃ、役満は緑一色(リューイーソー)!?

とっ!

目前で大きく首を振り、水面でジャンプ!
水をしこたま掛けら、加えてのバラシ!?

代わりに、蛍光色は緑のプラグが、お池に虚しく浮かんでいます。


その後、シトシトと冷たい雨が降り出して、
アタリ、釣果もそれっきり・・・




午後からの半日でしたが、フタを開けてみると僅か3匹の釣果。
誰も居ない、良い条件の釣り場のハズでしたが、
オオモノのバラシが心理的に響き・・・
中身の軽いクール・ビク。


今年も、毎年のような、小生らしい釣り始めでした。