太平洋側は名古屋生まれの小生にしてみると、
はるばる分水嶺を越えて、日本海側へ行くことは大変なイメージが。
昔からそうでした。
子供の頃は飛騨高山への家族旅行、友人との若狭海岸への海水浴、
学生時代は山陰方面へのツーリングなど。
この歳でハマっている渓流釣りでも、それは同じです。
高原川、石徹白川、姫川そして庄川。
シーズンを通して、年に2~3回しか行けない、
あこがれは日本海側の渓流です。
そんな事情もあってなのか、いつも訪れると、
その風景、水の清らかさ、空の青さに木々の濃い緑・・・
果ては頬を撫でる風にさえ、特別なものを感じます。
ひるがの高原を挟んで、南は長良川、北は庄川。
今年は(も?)通う所存です。
・・・今回の釣行はチカラが入っています!
<釣り人銀座は今朝の庄川>
今回は少々ムリをして、早起きは早朝出立、
7:00には荘川ICを通過しました。
先週半ばは良い頃合いで雨が降り、今週末は季節外れのピ~カン高温。
皆さま、”この条件は釣れる!”をよくご存じで、
すでに庄川は主立ったポイント、ご同輩各位に占拠されていました。
それでも、どうにか、町屋川の出合はその下流、
空いている河原を見つけ、庄川に降り立ちます。
水量もそこそこ、良い案配です。
いつもは小さいモノばかり、エサとして半信半疑なヒラタですが、
今朝の庄川、大きめ・良いサイズが良く採れます。
早速にもこれを使って・・・
と・こ・ろ・が・・・
今朝の庄川、ナゼか?釣っても釣っても、揚がるのはウグイさんばかり。
ようやく、一匹だけ7寸程度のヤマメさんを揚げますが、
他は明けても暮れてもウグイさん。
しかもメチャ肥えた・・・引き具合はバッチリです。。。
しかもメチャ肥えた・・・引き具合はバッチリです。。。
<今日は、その気分ではなく・・・>
一台のトラックがバックで近寄ってきました。
何を始めると思いきや・・・お魚の放流です!?
どうも、トラックは漁協さんのもの。
事前にネットでお知らせが有ったのか・無かったのか、
いずれにしても目の前でお魚がドクドクと庄川に注入。
・・・ほぼ毎週で繰り広げられる小生の渓流釣行。
日常生活、はたまた、お仕事では、特段で「持っていない」小生ですが、
こと、釣りに関しては、高い確率で斯様な珍事・アクシデントとの遭遇。
ひょっとして、渓流釣りでは何かを「持っている」のかも??
・・・オオモノ・数釣り、は、残念ながら別として。
ただし、突然の目の前でのお魚放流を、幸とみるか?不幸とみるか?
・・・正直に申し上げて、小生的には「ありがた迷惑」なのです。
こう、何と申しましょうか、大自然は渓流釣り、そこでのお魚の放流。
そして、それを釣る・・・
感覚的に言うなれば、
「夜の名古屋は栄町、とあるスナックでカウンター越し、
話しかけられる事を待っているおねえさんに話しかける。」
・・・あまり、良い例(たとえ)じゃ、無いですね。
ここは分水嶺の向こう側、大自然での渓流釣りはかくあるべき。
感覚的に言うなれば、
「夏の日本海は若狭海岸、海水浴の後は夕暮れ時、
偶然に出会った小麦色のおねえさんに話しかける。」
・・・なんですよ、小生的に、TUBEみたいな。
それに、放流したにも関わらず、釣れなかったらヘコみます。。。
・・・で、やっぱり小生、ヘコみました。
放流した後なのに、それでも釣れるお魚は、ウグイさんばかり!
ひょっとして漁協さん、ウグイさんをドクドクと放流??
「そのスナックは若干でブラック系、薄暗いカウンター越し、
おねえさんと思って話しかけ、後で気づいたら違っていた!」
・・・あまり、良い例えでは、無いですね、ホント。
そして案の定、どこで聞きつけたのか、ご同輩の各位が集まり始め。
満員御礼の本日は庄川、他のポイントへ移動することも憚られます。
やむなく、徒歩で河原を移動、放流ポイントの上流、そこで仕切り直しです。
<本日のハイライト>
写真の対岸、白泡の流れと岩との僅かな隙間。
若干で先調子気味の自前本流竿で狙いを定めて。
・・・しかし、狭い。
一投目はオーバー。
対岸の岩の隙間にガン玉が取られライン・ブレイク。
糸を張り替えます。
二投目は手前過ぎ、白泡の流れにB1号では軽すぎた。
そして、続く、三投目。
目標へピンポイント着水、反転気味の流れに仕掛けが馴染み、
目印は岩の懐をぐ~るぐる。
で・・・僅かなアタリが!
たも網に収まったのは、これまた目測7寸を越えるくらい?
良い引き具合はイワナさんでした。
その後は・・・
斯様なポイントを続いて攻略するも、本日の主役はお外道はウグイ様。
<初夏の陽気は本日の庄川>
背後の桜が季節の移り変わりを物語ります。
少しお話しを伺いましたが、本日はイワナさんばかりの水揚げとのこと。
・・・ヤマメさんを期待して、本日はご訪問とのことでした。
エサ釣りとルアーでは、お魚の反応、その魚種が違うんでしょうかね?
・・・もっとも、「腕前」という大きなファクターがありますが。
その後もご同輩の数は増え続け、正午頃にはこの近辺、
ほぼ竿を出せるポイントは埋まった・出尽くした、の感が。
本日は朝も早かったためか、少し疲れました。
早めに切り上げ、着替えを済ませ、
ハスラー号のハッチバックと窓を全開、お昼寝を決め込みます。
車内を吹き抜ける風が、とても心地良かったです。
<データ>
4月21日
エサ :ブドウ虫、ミミズ、川虫(ヒラタ)
竿 :8.5m 渓峰本流
仕掛 :針 吉村7号
天井糸 0.6号 3.0m
水中糸 0.3号 4.5m
錘 1~B2号
釣果 :アマゴ、イワナ 目測7寸 各1匹
ウグイ 軽くツ抜け・・・12~3匹?
でも、楽しめました。
全リリース
気温 :6~25℃ スゴい温度差
天候 :晴 午後から風
表層水温 :8℃