飛騨荘川の天然記念物は「治郎兵衛のイチイ」。
昨年の夏も、このトイレ付駐車場でお世話になりました。
目覚めた早朝、朝の荘川は空気もひんやり。
川のせせらぎとカエルの合掌、
昨夜もとてもよく眠ることが出来ました。
<今回は渓流釣り事始め、その第二弾!>
同じ職場のAさん。
今月の初めに人生初の渓流釣り、それを馬瀬川でご経験されました。
その時は初めてにもかかわらず、塩焼きサイズのアマゴさん2匹の釣果を。
今回は河岸を変えて、ここ庄川の上流にて。
2回目の渓流釣りです。
いろいろな場面・流れに馴染むことも大切なのでは?
・・・などと、先生面した小生であります。
しかしながら、人様にご指導するなんて大それたこと、とてもとても。
これはもう、川が・山が、渓流釣りとは何なのか、教えて頂けるのでは?
それなら庄川支流は一色川、ここなら間違いなし!
勝手気ままは適当に理由をこじつけて、
自分の行きたい渓流をゴリ押しするのでありました。
<まずはキャンプ場下にて>
朝一番は一色のキャンプ場、その直ぐ下流は小生行きつけの場所で。
今回は初心者用の市販は仕掛けセットを手渡します。
竿もAさん、お父さんの使われていた年代物の6m竿をご持参です。
でもこの竿、「硬調」の表示があることから、
渓流竿とお見受けするのですが、銘柄は伺ったことの無い名前です。
・・・きっと、かなりの年代物かと、手にするとズッシリ感が。
それでも、竿の状態はメチャ綺麗!
恐らく上手に・丁寧に使われてきたのでしょう・・・
小生もAさんの下流側、少し距離を置いて始めます。
本日の一色川、水量もあり、まずまずの状態かと。
お空も曇り空で暑さも凌げて。
そして、幸先よく・・・
<トラブルあれこれ>
暫くするとAさんが、こちらへ下って見えました。
「いや~、木を釣っちゃって・・・」
上流域での渓流釣り、そこではよくあるお話です。
自称中級者の小生、でも未だに、木釣り・枝釣りはしょっちゅうです。
仕掛けは上手く回収出来ましたが、ハリスから先は残念ながら。
・・・この仕掛けセット、
「針結び」の出来ない方向け、良く出来ています。
ハリスにコブを作って、ハリス止めに引っ掛けるだけです。
暫くして、またAさんからお声がけが。
「いや~、仕掛けが飛んでっちゃって・・・」
ん??
状況を伺うと振り込みで、
ナゼかリリアンからチワワが抜けて、飛んで行ってしまったと!?
・・・流石の小生も、これは、あまり、経験しない、不具合です。。。
でもこの時は小生も丁度、「枝釣り」で仕掛けが外れた状態でした(笑)。
この時点で小生もAさんも、塩焼きサイズが各一枚。
<場所を変え、林道深くに>
いいタイミングかな?移動する。
入渓が容易なキャンプ場下のポイントです。
小生もその一匹を挙げたのみで、その後はお後が続かずでした。
一旦、車に戻り、少しだけ上流は貯木場から林道を分け入ります。
コンディションの良さげな今朝の一色川。
徒歩で分け入るご同輩、既に2組ほどお取込み中でした。
その林道から上流、雰囲気は山岳渓流。
仕掛けは小生のお手製を「ちょうちん」にして。
このころから、お空は晴れたり・曇ったり。
晴れ間から覗く日差しは容赦がありません。
標高の高いこの近辺、抜ける風の涼しさ、それだけが幸いです。
でも、釣果は先ほどより、宜しいような。
川沿いに登りに登り、少し広めなテラス状は早瀬に。
<Aさんはきっと、何か「持って」います。>
そんなテラス状の受棚は早瀬、その落込み・岩中の流れにて。
またぞろ、木釣りと格闘中は小生の元、
Aさんもまた、こちらに下って見えました。
・・・竿に仕掛けが付いていないご様子で。
「いや~、恐ろしく大きなお魚を掛けちゃって・・・」
結果として、大きなお魚、
それに仕掛けを切られてしまった様ですが、
「あの瞬間はホントにスゴいね。
こう、何というのか、体中のアドレナリンが沸騰しちゃって。
お魚は流れの中を2回3回と廻って走るンだけど、
それを何とか挙げよう、って、もう必死も必死。
あれは、中毒症になっちゃうよ・・・」
・・・Aさん、
逃がしたとは言え、たった2回目の釣行で、
そんなオオモノを掛ける人、そうそう居ないですよ・・・
「いろはにほへと ちりぬるを」は「色は匂へど 散りぬるを」、
ご存知の「いろはかるた」の出だしです。
色香鮮やかな花も、いずれは散ってしまう、という意味のようで、
一説には「諸行無常」、万物の常での変化、を表しているのだとか。
オオモノのとんでもない引き具合、その味を知ってしまったAさんです。
もう、元には戻れない、
渓流釣りは「諸行無常の世界」なのであります・・・
<データ>
7月23日 一色川
エサ :ミミズ、ブドウ虫
竿 :6m 渓秀
仕掛 :針 吉村7号
天井糸 0.6号 0.7m
水中糸 0.3号 4.5m
錘 B1号
釣果 :ヤマメ 7寸 2匹
竿 :6m 渓秀
仕掛 :針 吉村7号
天井糸 0.6号 0.7m
水中糸 0.3号 4.5m
錘 B1号
釣果 :ヤマメ 7寸 2匹
イワナ 7寸 1匹
小ヤマメ 3匹
気温 :16~22℃
天候 :曇り時々晴れ
表層水温 :17℃
天候 :曇り時々晴れ
表層水温 :17℃
月齢 :24.1