愛知県は尾張北部、昨日朝から引き続き雪が積もりました。
今はチラチラ、道路の雪もほぼ溶けて、明日の出勤には問題ないでしょう。
寒い昨今ですが、次週は師匠はノンタンさんと管釣りを予定しています。
渓流が禁漁のこの時期、ニジマスさん相手にまま管釣りへ出かけるのですが、
小生にとって、この「ルアー釣り」は今でも若干の不思議なんです。
渓流釣りでは「エサ釣り」オンリー。
いつもブドウ虫、ミミズをエサに、ままイクラとキンパクで釣っています。
渓流魚はこれらをエサとご認識・・・のご様子。
すみません、工場でのお仕事柄、イヤでも三現主義を掲げるところがあり。
また子供の頃から石頭なところもあり・・・
その昔、小学校の校庭は観察池でコイに花壇のミミズを与えたらパクリ!
「うん、コイはミミズを食べるんだ」の現実で納得。
しかし・・・このルアーに至っては。。。
プラスチックで出来たお人形、もしくは鉄片を曲げただけの色つき板。
確かにお風呂の中、水中で引っ張ってみるとヒラヒラ・クネクネと妙な動き。
この動作・色柄にお魚が操られる?ホントかいな??
・・・3年前まではそう考えていました。
お話しはまたまた、その昔は中学生の頃。
当時はブラック・バス釣りが大はやり。
友人達と連れ添って、開通直後の地下鉄鶴舞線・豊田線で愛知池まで何度か。
リール竿は金山のダイエー、その釣り具売り場で2,000円。
(当時、有ったんです、そんな竿が。)
スピニング・リールは同じくダイエーで特価品500円。
ドラグ機能はなく正転のみでキチキチとラチェット音がしました。
(当時、ほんとに有ったんです、そんな、ふざけたリールが。)
肝心なルアーは「コネリー」のみ。
これです、ネットを調べたら今でも写真はありました・・・確か数百円だったかと。
ちなみに、「ダイワ精工」製なんですね、知りませんでした。
中学生とは言え子供の釣り。
一日中、夏の暑い中、ルアーをお池に振り込みますが、とんと釣れることもなく。
連れの友人達もしかり。
ルアーって本当に釣れるのだろうか?
このころから、子供心に疑念が湧いて。
・・・あれから30有余年。
50歳を手前に、ちゃんとしたお道具を片手に初めての管釣りルアー。
場所は美濃加茂、木曽川河川敷、お連れはノンタンさん。
今日のような小雪の混じる寒い寒い2月の冬でした。
中学生の頃からほとんど精神的な進歩のない小生。
一日中、冬の寒い中、何も考えず川に向かってキャスティングを繰り返し・・・
で、少し暖かくなりかけたお昼過ぎ、一匹のニジマスさんが。
あの時の感覚は覚えています。
何の前触れもなく、いきなりの強烈な引き・・・キリキリとドラグが唸りました。
いえ、釣れたお魚は決して大きくはなかったのですが・・・
単純にドラグの存在・調整を知らなかっただけ!?
初めて管釣りでお魚が釣れた感動よりも、
「へ~、ほんとにルアーで、お人形で、お魚が釣れるんだ!」
この感覚が勝りました。
幼少に抱いた不思議。
歳を追うごとに少しずつですが解決・納得していきます。
でもまだ、世の中は自分の知らないたくさんの未知なるモノが・・・
オジサンの旅は続きます。