県営名古屋空港を離陸した飛行機は北海道 中標津空港に着陸。
気温22℃、薄曇りの天気ですが、とてもさわやか・・・
でも、お土地のバスガイドさんによると、今日は「蒸す」とのこと。。。
酷暑に慣れ親しんだ名古屋者にしてみると、いったい、これのどこが??
家内との夏の北海道への旅行。
もちろん、竿の持参はご法度との、きつ~い申し付け。
でも、自然いっぱいのここ道東は世界遺産の知床近辺。
渓流釣り師にしてみると、おのずと目は水のある方向に向いてしまいます。
ホント、バスの車窓越しには、いい川が何本も流れています!
裏摩周の展望台から摩周湖を望みます。
霧の摩周湖・・・
今日もその名の通り、こちら裏摩周からは何とか湖面を望めますが、
表側、すなわち太平洋側は深い霧の中。。。
ここへ来る途中、清里峠をこえると気候がガラリと変化します。
この峠の前後での気温・湿度の変化が湖面の霧に繋がるとのこと・・・
暖かい空気と冷たい空気が触れ合い。
さわやかだった太平洋側に比べ、オホーツク側は少し蒸し暑いです。
峠を越えてオホーツク側、暫くバスに揺られると・・・
摩周湖の水が湧き出ているとされている清里町 神の子池に到着。
深山の中、青い水をたたえた神秘的な静かな池。
白い水中の倒木、その間を20cmくらいのお魚が泳いでいます。
結構な水面近くを観光客が大勢いるのに悠々と・・・
バスガイドさんのお話では、このお魚が、かの、オショロコマとのこと。
その神の子池からさらに峠を降りると斜里川が流れています。
雰囲気としては郡上 吉田川の中流域?水量がとても豊富です。
江鳶山の麓、その斜里川に「さくらの滝」という落差3.7mの滝、
というより、落差の大きめな落ち込みがあります。
昔は名無しのただの滝だったそうですが、サクラマスの遡上で有名に。
その滝ならぬ落ち込みを淵から上流めがけ、
何と50cmはあろう大きなサクラマスが飛ぶは飛ぶは・・・まさに豪快!
ここでの夏の風物詩、サクラマスの大ジャンプ。
でも、相手はやっぱりお魚・・・飛ぶ日もあれば、飛ばない日もあり。
また、まま飛んでも2~3匹のポツポツ、なんてこともザラとのこと。。。
そんなお話をバスガイドさんから聞くと、今日はまさにアタリ日!!
まったく気まぐれな小生の釣果といっしょ!!
この落ち込みの脇には立て看板があり、
「ここは景勝地です。魚釣りはご遠慮ください。」
の注意書きが。
「何言ってんだい!こんな絶好のポイントで!」と最初は思った下賤な小生。
でも、こう何匹も何匹も、飛んでは落ちてを繰り返す姿を暫く見ていると・・・
「一生懸命に生きているんだ。。。」の思いに駆られ、立て看板へ妙に納得です。
さくらの滝を後にして、次は今日の宿泊先、屈斜路湖に向かいます。
クッシーが住んでいるといわれる屈斜路湖、さすがに大きい湖です。
うっすらとモヤっているため、それとも大きいためなのか、対岸が見えません。
聞くとここでは大きなニジマスがぽこぽこ釣れるとのこと・・・
恐るべし北海道は道東、ここはまさに釣天国です!!
・・・へそくり貯めて、来年・・・イヤ再来々年かな?
今度は竿を担いでやって来たいです!
帰りの飛行機で。左奥にかすかに富士山。