渓流釣りではいつも、釣りベルトに熊鈴をぶら下げています。
ご存知の方も見えると思いますが・・・ここ、ままクマさんが出るんです。
朝早くから釣りを始め、小さなニジマスを一匹釣り上げた後、
何気にハリスが切れ・・・
当時は自分で針と糸を結ぶことが出来ず、既製品のハリス付きの針を使用、
滅多にこんなことは無いバズなんです。
・・・これが虫の知らせでした。
川から手元に視線を移して針仕事をしているとき、背後の熊笹の群生が大きく
波打ったことにびっくり!
その様子は大型バイクか軽自動車が突き抜けていくような・・・
こりゃいかん、即、撤退しました。
・・・川に向かって釣りに集中していたら、気が付いていなかったでしょう。
それ以来、小生の腰元では熊鈴が鳴り響いています。
郡上八幡の釣具屋さんで購入、音色のしっかりとした熊鈴。
・・・家の中で鳴らすと家内から文句が出るくらい、うるさい鈴です。
これからの季節、行きつけは主に管理釣場。
腰元に熊鈴は不要、それより、チリンチリンは周りへの迷惑です。
釣りベルトから取り外し、お道具箱に収納・・・
でもその前に、鈴をよく見てみると・・・紐が切れそうです。
と言うよりも、
2本のうちの1本が
既に切れてしまっています。
この状態でよくもまあ、
河原に落としてこなかったもの。
どうも傘と振り子の素材は鋳鉄。
それに銅メッキが施してあるような。
高めな音色はここから来ている様子です。
傘の部分、紐を通す穴の周りは・・・
はは~ん、少しバリが立っています・・・これで紐が切れちゃったのか。
こりゃ、単に紐を交換するだけでは、また何年か後に、
今度は本当に河原で落として無くすか、川の流れにさようならです。
・・・と言うことで、熊鈴のお手入れ・修理をすることに。
まず、近所の100円ショップで紐を購入、ホームセンターからは棒ヤスリを。
最初、巾着袋に付けるような紐は
どこで売っているのか、
全く見当が付かず。
家内に聞いてみたら、
「100円ショップにあるよ。」
・・・さすが、家内です。
紐の色は今までは赤でしたが、
どこで売っているのか、
全く見当が付かず。
家内に聞いてみたら、
「100円ショップにあるよ。」
・・・さすが、家内です。
紐の色は今までは赤でしたが、
この機に少しシックな紫へ。
傘のバリをヤスリで落として。
次に振り子の金具へ紐を通してコマ結び。
このコマが傘からの抜け止めになります。
と同時に、このコマの位置が重要。
上過ぎたり下過ぎたりすると、良い音色が生まれません。
傘の穴に振り子の付いた
紐を通して合体。
紐で作ったコマの位置から、振り子の傘からの飛び出し具合はこれくらい。
チリ~ン、チリ~ンと余韻が残る、高くて澄んだ良い音色!!
来シーズンも小生の腰元で、渓流のせせらぎに負けること無く、
クマさんへの「お知らせ」の音が鳴り響きます。