2026年9月27日日曜日

秋アマゴを探して~飛騨 秋神川・竿納めの渓流行脚

 

雨の多い今年の秋ですが、
暦の進み具合はいつもの年と同じようです。


毎年決まって秋分まではウエット・スタイルでの釣り。

それが僅か一週間の違いなのですが、
晴れても雨でもシーズン最終の釣行はドライのウエーダーに。

早いもので今年も例年通り、
車中泊の荷物がかさばる竿納めの釣りです。


<災害の多い今年の秋>

そんな暑さが一区切りした釣りでは、
薄っすら赤く色づいた秋アマゴを求めて、
涼しく静かな木曽や飛騨の山河を徘徊します。


秋の渓流行脚の始まりとして、
今宵の車中泊は道の駅”飛騨たかね工房”を予定。

明朝は野麦川か日和田川を目指すのですが、
R41を飛騨小坂で右に折れ鈴蘭峠に向かう途中、
路肩の電光掲示板には煌々と”濁河方面通行止め”の情報が。

「鈴蘭峠は秋神方面には越えられないのか?」

急遽、道の駅は”はなもも”に停車、
スマホから生成AIにて状況を確認します。


「あっちゃ~。
 こりゃ遠回りだけど、
 しょうがない、久々野を経由か。」


・・・生成AIから得られたこの情報、
間違いであることを翌日に知るのですが、
夜更けのこの時は信じるより他に選択肢は無く。


飛騨小坂に戻り宵闇のR41を延々と北上、
久々野は”なぎさ”の道の駅を過ぎてから、
寂しい広域農道に折れ峠越えでしたが・・・

峠を抜け切り”あさひ”の道の駅に着いた頃、
残念ながら業務後に出立だった小生は、
見事に”電池切れ”なのでした(笑)。


<シーズン最後の車中泊の朝>

道の駅”あさひ”で迎える朝は、
やむを得ないですね、少々遅めの6:00。

今シーズンもこのスタイルで、
助手席とその後部座席を倒して、
幾度かの夜を車中で過ごしてきました。



決して広いとは言えない軽自動車、
ハスラーでの就寝&朝食なのですが・・・

慣れてしまえば”住めば都!”
渓流行脚、その楽しみのひとつ?
人生、それはどうにかなるものです(笑)。


さて・・・

予定していた野麦川や日和田川、
行くにはまだかなりの距離が残っています。

これもやむを得ず、
スマホを片手に地図アプリをクリクリ。

「こりゃもう宗旨替え、
 新規開拓は秋神ダム下の秋神川、
 吉と出るか、凶となるか、
 え~い!入ってみるか・・・」

こんな”博打加減”も、
渓流行脚の楽しみのひとつ、かと。



<イイ感じは秋神ダム下の流れ>

飛騨川と秋神川の分岐点、
まずはそこを覗いてみましたが、
残念ながら断崖で降りられそうにも無く。

もう少し上流はR361が秋神川に掛かる橋、
その下に入渓するには絶好なポイントが。

「いや、ここは退渓口とするか。」

蛇の道は蛇と申します、
実はこの下流に第六感の通り、
とても判り辛くも入渓口がありました。

そこから橋の下まで釣り上がる算段としましょう。


思うのですが・・・

ダム下の流れには一種独特な”香り”があります。

”泥臭い”と申しましょうか、
ダム湖で滞留し濁った水が放水され、
それが乾いたことによるニオイなのでしょう。

宮川下流でも同じ香りがしましたが、
ある意味で、それは”お魚の釣れる香り”かと。

ただ、
岩の上に薄く堆積する乾いた泥には、
足を取られないように、ご用心、ご用心。


この香りから来る直感、直ぐに結果が付いてきました。


20cm程度ですが、
ほんのり、秋色は朱の掛かったアマゴです。


河原もこちら側、
日陰は少し寒いくらい、
それでも、
日向に出て歩き続けると暑いくらい。


秋色のアマゴに対して、イワナの色柄は未だに夏のそれ。

・・・行く夏と来る秋が混じった今の季節です。


ポイントと思われる場所からは、
サイズは小ぶりですが、まずはアマゴの手応えが。


瀬あり、淵あり・・・

変化に富んだダム下の流れ、
どうも今朝の博打加減は”当たり”の様子です。


こちらのアマゴは全くにも秋の気配は無く、
厳しい自然環境を生き抜いてきた証は、
随所で鱗が激しく剥がれています。


おつかれさまです。。。


<退渓予定口を通過して>

既にR361の橋下まで辿り着きましたが、
釣れそうな秋神川の流れ、
それはまだなお続く様子は小生、
その後も流れに沿ってお付き合いをすることに。


前方に苦手とする堰堤は大場所が見えてきました。


そんな苦手なポイントも、今日は釣れますね、
どうにか秋アマゴを頂きます。


しかしながら・・・

お魚は釣れるのですが、
橋下から上流の区間に入ってから、
サイズ的には、何か今ひとつな感じが。


こんな釣れるポイント、
皆さまは良くご存知なのでしょう。

堰堤を超えて、さらに奥へ奥へと・・・



地図を確認すると、
大淵の上を通過する導水管、
それは久々野ダムから引かれたもの。

経験上、こんな人工構造物は概ねで、
都合のいい”入退渓口”なのです。

案の定、ありました、
導水管の橋桁は、その脇にあるハシゴを登って・・・


時刻は13:00過ぎですが、
昼食はハスラーに置いてきた手前は空腹で、
この大淵で何匹か追加した後に退渓としました。



秋神川は秋神ダム下での釣果。

アマゴがメインですが、
その色柄は7割方が秋色と、
季節を感じさせる内容なのでした。


・・・来シーズンはもっと奥、
ダム直下まで歩いてみましょうか?


<秋の夕日に照らされて>

秋神ダムの駐車スポットで遅めの昼食後、
良く歩きました、疲れたのでお昼寝を。

それからは夕方まで、ダム上は秋神の集落近くにて。


6月は越中八尾へ向かう途中、ここで竿を出しました。

(↑クリック)

その際は際限なく釣れたこのポイント、
本日も釣れるのですが残念、
一匹目の良型をバラシた後はおチビさんばかり。

たまに良い引き加減は、良型と思いきや・・・


お外道はウグイ様、サイズだけはバッチリです。。。


釣りをしていると時間が経つのを忘れます。

気が付けば、
秋神川も夕日に照らされ始めました。





今日はここまでとしましょう。


天気予報では明日は雨とのこと。

ほんとかな?
こんなに夕景が奇麗なのに。


<今年も一晩、お世話になります>

釣りの用具を一旦で仕舞い終え、
今晩の宿は毎年の最終釣行でお世話になる、
秋神川の支流は西洞川沿い、小高い丘の中腹にある民宿へ。


毎年の夏に訪問する奥飛騨 蔵柱川沿いの民宿、
そこでの”ぜいたく”は何もしない時間です。

こちらの毎年秋に訪れる民宿も、
西洞川から聞こえるせせらぎを枕に、
同じ類の”ぜいたく”が一晩、味わえます。


お元気そうな女将さんに、
小さなお孫さんも一緒で少し賑やか。

2年前に同宿されたワタルさんは、
ご友人共々で先週の連休に宿泊されたそう。

そして、今晩は中秋の名月。


夕食後はひとり部屋に戻り、
窓を開ければ涼しい夜風が吹き抜け、
静かな夜の”ぜいたく”に一層の拍車が掛かります。


<翌朝は雨の中の最終釣行>

翌朝は天気予報通り、残念ながらの雨模様でした。

それでも、
その降り方は控え目で、
これなら逆に良い効果があるのやも?


昨夜は民宿での夕食時、
鈴蘭峠の道路事情を伺いましたが、
それはどうも濁河温泉に向かう県道は、
御岳パノラマラインのみが通行止めとのことでした。


帰路は遠回りして久々野を経由する必要も無く、
後顧の憂い、それはこの雨脚の変化のみ。


気温12℃の冷たい雨。

それでも、ナゼでしょう、
この寂しい川景色にミョ~な期待を感じます。


激しく流れる落込み、
7m小継竿を巧みに操作して、
その流れの右側は白波との境界線、
目印が流されないギリギリのラインに振り込みます。

3回目の振り込みでイイ線に入りました。

と、アタリです!


寄せて上がるは8寸モノのアマゴ、奇麗な秋模様です。

今少し落ち込みに近づいて、
慎重に2つの落ち込みはその真ん中、
大岩が形成する”淀み”に仕掛けを投入します。


今回は一投目で決まりました。

目印の挙動に神経を集中、
降りしきる雨音や川の流れる音、
不思議なことにそれが全く聞こえません・・・


水面を滑るぽっかりと開いた大口、
たも網に納まったのは尺未満、
これも見事な秋色でした。

少々のピンボケはご容赦、
お口の様子からメスでしょうか?

シーズンの最後に、
こんな秋色アマゴが待っていてくれるとは。


有終の美を飾り、
ここで竿を納めれば奇麗・・・なのですが。


イケませんね、しみったれの貧乏性は。(笑)


帰路は西洞川沿いに鈴蘭峠へ。
民宿での情報通り、問題なく飛騨小坂へ降りられました。


<データ>
9月25、26日 秋神川
エサ    :ミミズ、ブドウ虫
竿    :7.0m   翡翠 冴 硬調
仕掛   :針 吉村7.5号 
      錘 B~1号
                    天井糸 0.7号 0.7m 
                    水中糸    0.3号 4.5m
釣果    :アマゴ        9寸    1匹
                                            8寸 1匹
                                            7寸以下    ツ抜け
       イワナ        7寸    1匹
                          ウグイ、カワムツ数匹   
気温    9月25日:16~22℃  
      9月26日:12~15℃  
天候    9月25日:晴れ
      9月26日:雨
表層水温  :15℃
月齢    9月25日:14
      9月26日:15


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2026年9月20日日曜日

流れ流れて・・・遠山川支流 上村川渓流釣行

 

早いもので、もう間もなくで秋分です。
一時に比べて日の出の時刻も遅くなりました。



<下栗の里で迎える朝>

標高1,000mは高地での車中泊、
その朝は少し冷え込み、とても静かでした。

夜中にトイレで車外に出た際、下栗の里は深い霧の中。

日の出前は4:30の起床時、
夜半には集落を包んでいた霧も、
朝には谷へと降りていったのでしょう。

朝食後の今に至っては、その霧もポツリ、ポツリ。



霧が晴れるのを見計らった訳ではないですが、
信玄公ゆかりの遠山郷、 さあ、当方も出陣です。


<メチャ混みは芝沢ゲート>

今シーズンも残すところあと2回の釣行、
今週末はそのおさらい?も込めて、
南信州は遠山川への釣行です。

5月の末にも訪れた遠山川は下栗の里の直下、
その際の顛末は以下の様子なのでした。

(↑クリック)

今回はもう少し奥へ、
遠山川上流のポイントを目指し、
芝沢ゲートから林道を徒歩で分け入る所存です。

その思いは・・・もちろん「鬼アマゴ」!



霧の晴れた下栗の里から芝沢ゲートに向けて、
細道曲道な林道赤石線を進むのですが、
これがまた結構な下り坂の連続。


標高をかなり下げました、
30分ほどで北又沢に沿ったU字路に。


・・・以下は芝沢ゲート近辺の描写ですが、

急転直下な出来事に、
故あって車から降りられず、
気が付けば写真の撮影は皆無でした。

長ったらしい文章のみで恐縮です・・・


車窓から覗くこの北又沢なのですが、
本日は、ものっすごい、急流です(汗)。。。

それでも意外なことに、
きっとこれは釣り人でしょう、
U字路の一番奥は沢に掛かる橋の袂、
浜松と豊橋ナンバーの車が2台も駐車しています。

その今少し先は北又渡の橋の手前、
何とここにも、
釣り人のものらしき駐車車両が!

これも運転席の覗き込みから、
その北又渡の橋の下、
陣笠を被った釣り人がひとり早くも、
小生と同じくエサ師が竿を出されています。

問題なのは・・・
その彼の脇を流れる遠山川、
怖いくらいの激流なンですが(汗・汗)!


轟音の流れ上に掛かる北又橋、
それを渡ると道は細く未舗装に。

暫く進むと芝沢ゲート・・・のハズが、
その手前から林道の脇は駐車車両でいっぱい、
あろうことか、
何これ?駐車場には入れません。(涙・笑)

それにしても異様な光景は、
林道の最果ては深い山の中、 しかも時刻は朝の6時前です。


地元のボランティアでしょう、
タクシーの運転手と一緒に駐車場を整理されるお兄さん、
運転席から聞く彼のお話によると、
この車両のほとんどが光岳の登山者のもの、
申し訳ないけれど、駐車はダム手前にしてほしい、と。

台風で悪天候が予想される連休、
お天気が持つであろう本日を有効に、
きっと皆さま、斯様な思い、なんでしょうね。

そして続けて彼曰く、
中には数グループの釣り人も含まれ、
すでに大挙して遠山川を登って行かれたと!


・・・長宗我部氏では無いですが、
これ、完全なる「出遅れ」です。。。

それに加えて、
激流の遠山川は山岳渓流、
とてもそこからお魚を捻り出す技量、
残念ながら小生は持ち合わせていないです。。。(笑・汗)


<辿り着いたは上村川>

さて、どうするか?

まずは次々に登ってこられる車両、
それを避けて林道を下栗の里まで退却です。

「5月に訪れたポイントは、
 距離にすれば僅か数km下流か・・・
 こりゃ、5月以上にあそこも激流かも?」

いずれ、
5月のポイントに至るとするも、
通行止めから下栗の里を下りる必要があります。

林道をR152まで降り、
その横を流れるのは支流の上村川。

そのご様子は・・・


ここも結構に激し目な流れ。

でも、
先ほどの恐ろしい激流に比べれば、
さては我が目はそれに慣れてしまったか?

・・・何となくですが、イケそうな気がします。(笑)


そうと思うなら、
早速にも着替えを済ませ、
激しい流れの際に降り立ち、
ブドウ虫をエサに仕掛けを振り込みます。


思った通り、
結果は早かったです、
流れる水の色と同じ白い小アマゴが。

出た場所は斯様なポイント。


遠山川も青白く濁っていましたが、
こちら上村川の濁りは白が一層に際立つ感じがします。



<サイズは小柄も魚影は濃い上村川>

あくまでも、
小生が入渓した区間は増水の上村川・・・


場所を選べば、そんな本日でも渡河は可能。

流れは速いのですが深さは浅く、
先ほどの一匹目が出現したような深めなポイント、
それがあまり見当たりません。

概ね流れは本筋と分流に別れ、


釣果が上がるのは、こちらの分流側から。

ここぞ、と思われるポイントからは、
小場所ながら、まずまずの手応えアリです。


いずれも上がるは小モノのアマゴ、色がとても白い魚体です。

中州を隔てて並走する本筋。


見た目の流れ具合はこちらの方が良さげ、
なのですが、
いくら重錘で仕掛けを沈めても手応えナシ。

少しユル目な流れ、
そこに仕掛けが差し掛かると、
分流と同じく小アマゴさんのお出ましです。




<ひがな、のんびり、秋の渓流>

曇りが優勢であった朝方ですが、
お昼近くになり、
ここ、山に挟まれた遠山郷にも陽が差し込んできました。

それでも、
流石にお彼岸近くの暦、
川っぺりをつつら歩くには良い気候。

近づく台風の加減でしょうか?
川面を抜ける風は一頃と違い、とても涼しいです。


お魚の出るポイントは限られ、
それ以外の場所はのんびりと通過します。

激し目なせせらぎの間、草むらから届くは虫の音、
ほんと、秋の渓流釣りです。

気が付けば仕掛けの目印より、 
竿の穂先は器用に止まるトンボ、
そちらに気が行き出したりなんかして。(笑)


行く手を阻むかのように、
大きな堰堤が目の前に迫ってきました。


丁度、お時間となりました、今週末はこれまでかな?


短い時間でしたが、
お付き合いを頂いた小アマゴには、
青白い流れの上村川にお帰りを頂きます。


「鬼アマゴ」を期待しての「小アマゴ」。(笑)

来年のことに触れると鬼が笑う、
と申しますが、
遠山川での「鬼」は来シーズンまでお預けですね。


道の駅の温泉に立ち寄りひと風呂。

負け戦の尾張勢、
その帰路は毎度のR418沿い、
天龍~売木~平谷~上矢作~瑞浪なのでした。



<データ>
9月19日 上村川 
エサ    :ミミズ、ブドウ虫
竿    :6.0m  天平 
仕掛   :針 吉村7.5号 
      錘 B~B2号
                    天井糸 0.7号 0.7m 
                    水中糸    0.3号 4.5m
釣果    :アマゴ    6寸    2匹
                                        5寸以下    ツ抜け
気温    :18~22℃  
天候    :曇りまま晴れ
表層水温  :16℃
月齢    :8




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