2026年5月31日日曜日

青く鋭い流れ~遠山川本谷釣行

 

始めて赴く釣り場には期待と不安が入り混じります。


特に人里から遠く離れた、深い山の中の流れには。

待っているのは、
見たことの無いような絶景に、
釣り人も少なかろうから、きっと好釣果が。

そしてお約束は・・・無事カエル、なのです。


<またもお預けは「天竜差し」>

金曜日にお休みを頂いての二日間釣行、
初日は再挑戦の天竜川本流、駒ヶ根近辺でした。


道の駅 花の里 いいじま で迎えた朝は前回と違い、
どんよりとした曇り空でのそれ。

吉瀬ダムの下流を彷徨い釣り歩き、
その後は北の城橋近辺で竿を出しましたが、
残念ながら予報よりかなり早め、
朝9:00過ぎには風が吹き始め本流釣りは断念。

それでも、今回、ここでの唯一の収穫は・・・


伊那市は天竜川での本流釣り、
それは左岸からの竿出しに限ること、かな?

吹き始めた風が朝方の分厚い雲を取り去り、
ひょいっと視線を上げさえすれば、
見てくださいな、そこには雄大な駒ケ岳が。


<南アルプスからの青い流れ>

風を避けて入った谷間で出会ったのは、思いがけず鋭い青の流れでした。

強い風から本流釣りは諦め、
それでもまだ時間はかなり早いことから、
新天地を求め三峰川に折れ、高遠を超えて黒川方面へ。

何年か前に黒川は下見をしましたが、
その際は大規模な河川工事の真っ最中でした。

あの工事が2~3年で終えられるとも思えず、
今回は通り過ぎ三峰川を更に上流へ。


R152から別れ県道沿いに奥へ進みます。

川幅もかなり細くなり、
地図からもここから上流に集落は無さそうです。

風を防ぐ目的で入った谷間の流れ。

それでも結構な風があり、
小継竿での釣りですが、やり辛いこと・・・

いや、
これは「お粗末な腕前」にも依るのでしょう、
正午まで釣り歩きましたが、残念、ここも釣果はゼロでした。


南アルプスから流れ出る三峰川。


砂礫は優秀な自然のフィルター効果から?
水はどこまでも澄んでいて、とてもきれいです。

深場を遠間から覗き込むと、一層にその青さ加減が判ります。


<寸断の国道152号>

釣り自体を本日は諦め、
明日の目的地は遠山郷へ向かいます。


R152は遠山郷を走っていました。

そのことから、
まっすぐこの道を南に下れば着くもの、
そう思っていましたが、この道は途中で通行止めに。

南アルプスの西側は中央構造線の真上です。

先の三峰川の水のきれいさ加減は、
アルプスから流れ出た脆い砂礫による浄化から。

南北に走る支流は粟沢川、鹿塩川、青木川、そして上村川と、
それらを峠で結ぶ深い谷間の国道は「寸断が常」なのかも知れません。


今回の旅路の最高峰は分杭峠。

パワースポットで「釣り運」を頂こうと思いましたが、
ここ、今では結構な観光スポットのご様子、
付近の路上駐車はご法度とのことで、
お越しはシャトル・バスにて、と。

残念ですが峠の写真だけを撮影し、
それを越えた後は大鹿から小渋川に沿って、
一旦は天竜川に戻り、豊岡、喬木を経由して上村から遠山郷へ。


<夕刻の天空~下栗の里>

到着時刻は16:00頃、
まだ道の駅の温泉&夕食には早過ぎます。

途中からR152を細い山道に逸れ、
前回は行きそびれた「下栗の里」を目指すことに。


遠山川の上方は標高1,000m近辺の急斜面にある山村集落、
ここから臨む南アルプスの景観と村の風景から、
「日本のチロル」と呼ばれるそうです。



小生、一度だけ本当のチロル地方に行ったことが。

山岳風景はもちろん、
急斜面に張り付く集落やその赤い屋根、
特にこの斜陽の中は山影が織りなす夕刻の情景・・・
確かに、似ています。

陽はかなり傾きかけていますが、
ここから20分ほどの展望台まで山道を徒歩で。


熊鈴を車内に忘れ、致し方なく、
熊を避けるは大きな独り言で歩く林間の道。

そんな人を町で見かけたら、
きっと、近づきたくはないでしょうね。

着きました、
展望台の定員は40名、
でも、今の時刻は小生のみ・・・


夕日に照らされる山々をバックに、
今は下栗の里の全体がとっぷり山影の中に。

余りゆっくりはできませんが、
展望台を吹き抜ける乾いた風を感じながら、
暫しの間、夕日で変化する山岳風景を楽しみます。

明朝、見えなくもこの眼下にある遠山川本谷、そこで竿出しです。

下栗の里。

展望台から駐車場への帰り道、
こんな時間に意外にも、ひとりの若者が前方から展望台に。

・・・しっかりと「独り言」を聞かれ、
不審そうに小生とすれ違って行かれました(笑)。


再び険しい山道を和田宿まで下り道の駅へ。

前回食べ損ねたアマゴの唐揚げ定食(2枚付け)を夕食に。
その後は、待ってました!
心地いい「かぐらの湯」で温泉を頂きます。





釣りに(ボ~ズでしたが・・・)、
ドライブに、山歩きにと、本日も疲れました。

21:00前には静かな道の駅で車中泊に着きます。


<遠山川本谷での釣り>

翌早朝、今回の釣行の2つ目の目的は、
「鬼アマゴ」拝顔のため遠山川へ。


前回とはポイントを変え、
昨日の「下栗の里」の1,000m直下、
和田の宿場町から遠くも深く林道に分け入った場所へ。

川へ降下する林道の脇、こじんまりとしたお宮があります。

ここに至るまで幾つかの人家前を通ってきましたが、
今でもお住まいになっている気配のある家は、
遥か手前の上方に在ったきり・・・

その昔はこの近辺にも住人が居られたのでしょう。

空き家らしき前の広めの路肩、
そこにハスラーを駐車させて頂き、
さて、あとは徒歩で川面に降りる算段を。


そこから間もなくして、
橋の袂なら河原へ降りられるかな?

看板は比較的に新しそうです。


半分はビンゴでした。

こちら側はムリですが、
対岸からなら河原へ降りられそうな雰囲気。

この吊り橋さえ、渡ってしまえば・・・(汗)

吊り橋の途中でのカットは遠山川の流れ。
(正直、ビビッています・・・)


林道から様子はちらほら見えていましたが、
聞こえていた轟音から想像した流れ、
全くその通りは激流です。


肝試しには丁度いい、
吊り橋の高さ・古さ、そして、眼下は遠山川の流れ。


<青く鋭い流れの遠山川>

この写真は深い谷間に陽が差し込んできてから。


明るくなって判ります、遠山川の流れ、その具合が。

水の色はエメラルドと言うよりコバルトブルー、
そして三峰川より濁りが濃いです。

例えるなら・・・
夏に食べるソーダ・アイスのような。

川の規模はどうでしょう、
良く行く川なら小坂川や石徹白川と同じくらい?

それでも、
小坂川の「押しが強い」に比べ、
何と申しましょうか、
流れが速く「鋭い」の表現が合うような・・・


砂礫の浅瀬に足を踏み入れ、
油断をしていると足を掬われそうな速度・・・

本筋は流れが速すぎてお魚は居ないでしょう、
その両脇の流れは緩み・弛みが狙いどころかな?

小継竿で手前側を、
本流竿で本筋を跨いだ対岸を、
それぞれ使い分けて狙い撃ちします。

濁りが濃くて、釣れるのか?
心配でしたが・・・


いい引き具合でした、
鬼アマゴ、とはイキませんが7寸アマゴ。


吊り橋の下は手前側の弛みから。

川の中央の白波を超えて、
対岸の岩場はその直下、静かな水面を狙います。

しかし、ムチャがありますね、
竿が無いからって、剛竿で細糸でスナイパーとは・・・


それでも、ちょっと小ぶりとなりましたが。


魚信はとても豊富でお魚は居るようです。
ミミズでもブドウ虫でも。

ただ、遠山川のアマゴは器用?

ブドウ虫なんかは針先から抜いて、
エサだけ「タダ喰い」されて行かれます・・・


朝方は冷え込みましたが、
日が昇り10:00を過ぎると急に暑くなってきました。

ドライのウエーダーか、ウエットのパンツか、
悩み悩んでの決断はドライでしたが、
その中は今、汗まみれ・・・致し方が無いですね。



赤い吊り橋近辺のワン・ポイントだけですが、
ここは人里から離れたひとりこっきりの世界です。

一度来れば二度目は要領を得ています、
お約束は「無事カエル」、本日はこれまでとしましょう。


帰路ももちろん、
おっかない赤い吊り橋を渡って・・・



朝方より今の方がイイですね、
橋の上からの遠山川の雰囲気、その様子が。
(かなり、ビビッています・・・)


「鬼アマゴ」の拝顔は叶いませんでしたが、
久しぶりの冒険釣行は釣果もまずまず、
そしてとてもスリルがありました。


帰宅してから見かけた釣りサイト、
本日の遠山川本谷を取り上げていました。


どうも、奥が深い様子ですね、遠山川は。
となれば、次回は、もっと・・・




<データ>
●5月30日 遠山川 
エサ    :ミミズ、ブドウ虫
竿     :9.5m SG パワースペックZR H+
仕掛    :針 吉村7.5号
       錘 2B号
                            天井糸 0.7号 4.5m 
                            水中糸    0.3号 4.5m
竿    :7.0m   翡翠 冴 硬調
仕掛   :針 吉村7.5号 
      錘 1号
                    天井糸 0.7号 1.5m 
                    水中糸    0.3号 4.5m
釣果    :アマゴ    7    1匹
                                        6寸    2匹
                                        5寸    2匹
気温    :13~24℃ 
                                朝は冷え込みました 
天候    :晴れ
表層水温  :12℃
                                メチャ冷たい
月齢    :13.3



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2026年5月24日日曜日

梅雨入り前の低水~長良川本流釣行



高水と低水。

川の水位を表す言葉はイメージ通り、
高水は平常より水位が高い状態、
低水は低い状態を示します。


石河原が広い本日の長良川は低水の状態です。

高水と低水。

お魚が良く釣れるのは、
どちらかと言えば高水の方なのです。

水に含まれる酸素量からでしょう、
お魚の活性が上がり、また警戒心も薄れます。

でも、それはそれで、
思うポイントに竿が届かなかったり、
良さげなポイントを水が隠してしまう場合も。


何事もほどほどに?中庸が宜しいのかと・・・
それって、渓流釣りには限りませんね。


<道の駅の朝は雨の中>

先々週に引き続き、
道の駅 美並で迎える土曜日の早朝です。


こちらも先々週と同じく、夜中に結構な降雨がありました。

寝付く前に暗闇から聞こえた長良川のせせらぎ、
そこからは先々週のような荒々しさ、凄みは感じられず、
明るくなってからの出立前の様子は、やはり低水のそれでした。

それでも、
先の出だしの記述のとおり、
低水は低水でイイところ、長所があります。

加えて、
昨夜からの雨です、
よりイイ方向に状況はコロがるのでは?

・・・ご同輩の皆さまも、
その辺りの見立ては同じご様子。

郡上美並の目ぼしいポイントは早朝から千客万来、
円空街道沿いは福野、高原、苅安、三日市、
どこも既に空きが無い状態でした。


かろうじて、
少し戻ったいつもの赤池に空きが。

そのポイントも入る直前、
ご同輩より一歩だけ早かっただけ。


丁寧にもご挨拶を頂き、
ポイントを譲って頂けたご同輩、
彼はここの対岸に入られたご様子です。


<良さげに見えても厳しい現実>

長良川鉄道鉄橋の南側、
長良川の流れは対岸の巨岩を直撃、
横に跳ね返ったそれは程よい深さの淵を形成しています。


如何にも・・・
ってポイントなのですが、
開始から30分経過もウンもスンも無く。

なんで??


そのもう少し下流は、
先々週は竿を出す気にもなれなかった早深瀬。

本日は程よい流れ具合から、
対岸は沖合の深場にも竿が届き、
これなら、と仕掛けを刺しますが、
ここも粘れど同じくウン・スンも無く・・・


昨夜の雨で濡れた石河原、
雰囲気は釣れそうなそれ、なのですが、
低水は低水、昨夜の雨もお湿り程度であったか?

赤池の各ポイント、
歩みを下流に向けて随所で竿を出します。


<美味しい思いを引きずって>

そして行きつくは、
長良川が形成する奇岩の狭窄区間。

低水の本日です、
正面から向かってくる長良川の流れ、
やんちゃ加減も控え目で、かなり大人し目です。


ここで展開するは、
相も変わらず、長竿での「底浚い」漁法。

しかしながら、
流れ流れての仕儀とは言え、
イカンですね、こんなことでは。

自分の釣技の進歩、それに繋がらがないです。


う~ん、我ながら、
言うことだけは一丁前、誠に感心する次第!(笑)


時刻は未だ9:30、
まだもう一戦、時間があります。


汽笛と共に橋梁を通過する気動車。

それを見送った後、
イカンの思いからおもむろに、
友舟からお魚をリリースして旅立ちます。


<心機一転、郡上大和まで>

長良川での本流釣りはいつも、
ここの曲がりくねった流れの美並か、
いっそ北上した白鳥や高鷲で竿を出します。

八幡や大和での本流釣り、
それをしたことは無くも無いのですが・・・

ただ先週の天竜川もそうでしたが、
直線的な流れにも意外と変化がありました。

自分の釣技の幅、それを広げると思って。

しかし、我ながら、いいこと言うね~!(笑)


して、降り立った河原が、ここ。

全くの飛び込みは、
これと言った理由も無く、
R156が旧道と別れ長良川右岸を走るあたり。

丁度、若者2名のご同輩が川から上がるタイミングでした。

「ここ、入っても宜しいでしょうか?」

「ええ、どうぞ、どうぞ、ごゆっくり・・・」

装備から、お二方とも釣種はルアー・・・
そこだけは卒なく抑えて。


対岸は木陰下、
流れがユルめな深場を刺します。

意外にも、アワセに針掛かりはしませんが、アタリが頻繁に。

マス針9号にはお口が合わない小モノでしょうか?
そんなアタリは軽アワセでやり過ごします。

そんな中、しっかりとした魚信が。

これなら・・・っと、当方もしっかりとアワセて。

掛かりました、手応えはオオモノ!

が、しかし、
身に覚えのある、このユルい手応えは・・・


低水であることは全く関係なく、驚くほどの高活性!?
その後に続くは、お外道のウグイ様ばかり・・・

でも不思議ですね。

今時分は美並では掛からないウグイ様が、
同じ長良川も車で小一時間も登れば、
そこはお外道様天国とは。


川の流れはチョットだけ高水な方が宜しく。

我が釣技も中庸・・・と言いたいところですが、
釣果だけ見ていると、
そんな格好いい言葉じゃなくて、穏当レベルです。(笑)


婚姻色を身に纏ったウグイ様を見ると、夏が近いことを感じます。





 <データ>
●5月23日 長良川 
エサ    :ミミズ
竿     :9.5m SG パワースペックZR H+
仕掛    :針 マス針9号
       糸 0.7号トオシ9.5m
       錘 4B、5B号
釣果    :アマゴ    8    1匹
                            ウグイ       3匹
気温    :16~20℃  
天候    :曇り
表層水温  :美並18℃ 大和16℃
月齢    :6.3



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2026年5月17日日曜日

天竜差し~駒ヶ根 天竜川本流釣行



世の中にはその土地の「名物」と言われるものがあります。

釣りに限って、
もう少し範囲を限定して、
渓流釣り・本流釣りとすれば・・・

長良川や熊野川は太平洋側のサツキマス、
九頭竜川や手取川など北陸や越後・東北方面のサクラマスなど。

自然由来なものばかりではなく、
犀川のニジマスもそうかもしれません。

容姿端麗でサイズも申し分なく、
引き具合は強烈で食せば(犀川はダメですよ)美味しいです。

共通点は・・・
釣り上げるのがとても難しい。


そんな名物の一つに、
天竜川は伊那地方の「天竜差し」があります。

“支流アマゴが本流へ差してくる” という現象、
それが特に濃い伊那〜駒ヶ根〜宮田の天竜川本流帯。

先般の遠山川の「鬼アマゴ」は見事に季節を間違えましたが、
今回の「天竜差し」はこれからが本番の季節とのこと。

ただし、そこは「名物」です。

期待を持たれている御仁には申し訳ないですが、
最初から言ってしまえば今回の釣行、
見事にボ~ズに終わりました。

それでも、
長良川で展開中のサツキマス釣行、
そこでの参考になったような、無いような・・・(笑)


<道の駅で迎える朝>

道の駅 花の里 いいじま での車中泊は静かな夜でした。


標高700mと中央アルプスへ駆け上る斜面途中にある道の駅。

朝方は少し冷え込みましたが、
お国の違うナンバーは車中泊車両から、
皆さまはここが良い車中泊サイトであることをご存知です。

日の出前の早朝、
雪を被った駒ケ岳は雲の中、
それでも雄大さは隠しきれませんね。


週末の兼業?釣り師の朝食は質素、
それで空腹を満たして、
いざ、ポイントへ向け出立です。



<与田切川との合流点下流>

支流のアマゴが本流へ下る・差す。

逆に思えるパターンが、
ダム湖で育ったヤマメが川を登る・差す。
これは安曇野 奈川が有名です、飛騨 庄川もかな?

いずれにしても、
環境の違う水域から水域への魚の移動は、
双方が近いポイントで竿を出すのが得策と思えます。

そんなことから、
与田切川との合流点はその数百m下流、
朝一番の様子見はそちらへ向かってみました。


見渡す限り、釣り人は皆無。

朝も早くて特に写真では判り辛いですが、
天竜川の水の色、それはかなり濁っています。


岸に近い場所は底の見える浅瀬でも、
濁りで見えにくいチョイ沖は一気に深くなる流れです。

そんな深場の緩めな流れ、
釣り歩きながら仕掛けを流しますが、
釣り人同様、その手応えも、お外道様含め皆無・・・

推察が間違いだったか?
もしくは、合流から数百mは下り過ぎだったか?

小一時間の様子見の後、
そんなことから与田切川の合流直下へ移動します。


<表層の水が少ない与田切川>

僅か数百mの移動なのですが、
途中に大岩が天竜川にセリ出していて、
一旦、車でR153まで戻り、大きく大岩を迂回しての移動です。

小高いR153の展望から、
ここでも雪を被った雄大な駒ケ岳、
陽が登って絶景も、未だ雲が掛かっています。


合流点付近には採石場があり、
私有地への侵入は宜しくないと思え、
与田切川へ運動場から入渓して下る作戦に。


この与田切川、
下るには幸いなのですが、流れが細いです。

その代わり、
至る所に蜘蛛の巣が・・・


この辺りで流れ下る水は、
脇の方でチョロチョロっとだけ。

谷から平地へ出る扇状地には伏流水が多いと聞きます。
きっと、地下深くを川が流れているのやも。


駒ヶ根近辺にはこの与田切川を始め、
小田切川、中田切川、大田切川と、名前に特徴のある川が流れています。

・・・無精な小生、
この辺りを生成AIに尋ねてみました。

「切川(きりがわ)」という地名が多いのは、
中央アルプスから流れ下る“急峻で谷を切り裂くような川”、
それを指す古い地形語が背景にあるそうです。

“切(きり)”は「山を切り裂く谷・急峻な沢」を意味して、
 「切戸」「切通し」「切立」など、
一部が渓流釣りで使う用語だったり、
郡上にも「切立」の名が着いた川がありますね。

駒ヶ根周辺の中央アルプス(木曽山脈)は花崗岩質で風化しやすいため、
雨や雪解け水が流れると谷が深く鋭く削られやすい特徴があり、
段丘が川に深く切れ込まれた“田切地形”が広く分布・・・

地図上では扇状地帯をJR飯田線がクネクネと、
大きく東西に振られながら、南北に走っていることも頷けます。


そんな与田切川なのですが、
水が少ないとは言え結構な距離を川通し、
ようやくにも天竜川との合流点に到着しました。


正面から向かってくるのが天竜川本流、
左手から流れ込むのが、水が表層に出た与田切川です。

その合流点の砂地には、点々と続く足跡が・・・


蹄に似た足跡だけなら安堵で吉、
でも中には爪の跡がハッキリと判る、
結構大き目な足跡の存在、う~ん、凶です・・・

注意して釣りに取り掛かりましょう。

合流点の直下には大きな落ち込みと、
先ほどの竿出しポイントは数百m下流まで続く大淵が。

「ここで出なけりゃ、小生の推察違いだな。」


で、
ここでも小一時間粘りましたが、結果はピクリもなく。。。

「ははは、やっぱり、間違いだったか。」


<答え合わせの旅~大久保ダム近辺>

ネット上の文献で「天竜差し」の釣果、
それが地名付きで載っている、知る限りのものは以下のみです。


結果が出なかった小生の推察は、
ポイントの読みの何が間違いだったのか、
文献に沿って上流の大久保ダムまで足を伸ばし、
その違い・差を確認します。


・・・しかし、良いですね、雄大な駒ケ岳の景色って。


未だに少し雲を被っていますが、
この辺りの天竜川は、
ひょいと西に顔を向けば、どこでもこの素敵な遠望が臨めます。

・・・釣果なんか、もう、どうでも!?


与田切川から30分ほど、
大久保ダムの上流は、北の城跡という場所にやってきました。


路面が木製の赤い吊り橋は北の城橋、
それでも自動車の通行は「可」なのです。

その赤い吊り橋から、天竜川の上流を臨めば・・・


地図上、ここから上流はまっすぐな流れの天竜川。
伊那市の市街地にて高遠から下る三峰川と合流しています。

・・・その近辺もネットでは「天竜差し」のポイントと。

小生的には地図上、
流れの変化の少ない直線流の区間、
ナゼそこが?と思ってしまうのですが。


<でもなんとなく、判るような・・・>

北の城跡から上流の天竜川へ車移動、
本流竿を担いで実際に河原まで降りてみました。

ここは流石に、ご同輩のお姿が、釣技はフライのご様子。


お声掛けの後、釣り下る彼から上流入渓のご了解を頂きます。

いい案配の分流との合流点、深場に仕掛けを打ち込みます。


地図上もしくは遠間からは、
あまり変化変哲の無い流れを予想していたこの近辺。

近づけば、手前側は深く押しのある流れ、
その向こう側は人の腰あたりの深さは早瀬です。

分流や中州の存在から、
それが随所で交互に入れ替わっているような?


少なくとも、
思っていたような、単調単純な流れ、ではなさそうです。

残念ながら、
明確な答え合わせは釣果、
それには至れませんでしたが・・・


伊那谷もここから上流は東西に最も広がります。


どこからも拝められるは、雄大なる雪景色の駒ケ岳。


帰路はその後、
ゆっくりとR153を中心に伊那谷を南下、
それらしい「天竜差し」のポイントを見て回りました。


遠山川の「鬼アマゴ」に天竜川の「天竜差し」。

長良川のサツキマスもですが、
少々、宿題を抱え込み過ぎな、ここ最近の小生です。(笑)




<データ>
 ●5月15日 天竜川 
エサ    :ミミズ
竿     :9.5m SG パワースペックZR H+
仕掛    :針 マス針9号
       1.0号 9.5m トオシ 
       錘    4B+ 4
                                        Bのみ
釣果    :ボ~ズ
気温    :12~20℃
天候    :晴れ 
表層水温  :14℃
月齢    :27.6




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