2026年7月26日日曜日

夏の安曇野・奥飛騨 渓流釣行~その3

 

また、私事ではありますが・・・

クソ餓鬼(=小生)の生家は堀川に架かる山王橋近辺、
宮の渡しから名城に掛けての名古屋台地は、
その西の端の崖の上にありました。

暑かった夏の日の夕方は西日がモロ。

近くの闇之森八幡社から届くアブラセミの鳴き声が、
その暑さに一層の拍車を掛けるのです。


それでも、
名古屋も夕方は西から吹く風は心地よく、
・・・と行かなくも、
僅かですが暑さを和らげてくれるものでした。

暑い暑いと言いながらも、
小学校の低学年まではエアコンの無い生活。

時代が時代だったのでしょうね、それでも何とかなりました。



さて、毎年の夏での、この民宿での一夜。
あの頃の暑さの記憶が、民宿の涼しい風にそっと重なるのです。


何もしないで過ごす贅沢な一夜は、
ある意味、小生にとって、
ノスタルジーに浸る懐かしい一夜でもあります。


宿の西側にある裏山を越えて抜ける風は、
もちろんですが、
往時の名古屋の生家のそれとは全く違います。

加えて、飛騨の匠の技、
風が旨く母屋を抜けていきます。


もっともなところ、
昨年から宿にも設置されたエアコンを、
全ての窓を閉め切りスイッチをオンしてしまえば、
より一層のこと、深く心地いい眠りを誘うことでしょうが・・・


ここでしか味わえない五感に届く音色や感触、
僅かな心地よさを求め、それらを犠牲にすることは、
何となくですが小生には、もったいなく思えてしまうのです。

・・・まったく、貧乏性ですね。(笑)



<負け戦は承知の上、いざ、高原川本流へ>

安曇野と奥飛騨の釣行も今日が最終日。

昨夜は民宿での宿泊でもあり、
涼しい夜風と”年一回の贅沢”を感じながら、
静かにのんびり、とても良く眠ることが出来ました。

今回の渓流釣行、
最終日の本日はもちろん本丸への攻め、
毎年必ず一回は訪れる高原川での竿出しなのです。


実は昨日の夕方は投宿の前に、
県道国府見座線は蔵柱川の民宿を通過して、
高原川は浅井田ダム~高原橋間を下見していました。

高原川本流の状況は・・・

双六川との出合いより上流は、
渇水とまで行かぬも、残念ながら、かなりの減水は低水。

高原橋の直下ではアユ師が夕まずめの最中、
その橋を渡り左岸の県道を下れば、
とぼとぼと歩かれる二人連れのフライ・マンが。

「すみません・・・
 車内から失礼します。調子はどうでしたか?」

この問いかけに、
疲れた形相で首を振るばかりのフライ・マン2名。


その状況は宿に入ってからも感じることに。

同宿の方が姫路から来られた珍しくもアユ師さんでした。
夕食時にお話を伺うと・・・

「毎年、ここの高原川に来るのですが、
 いや~、今日は良いサイズが良く釣れましたよ!」

・・・アユが良く掛かる日は、概ねで渓流魚には高めな水温。
残念ながら、渓流釣りはアユ釣りに反比例して釣れなくなるのです。


そんな厳しい状況で、
唯一、知る限りでの対処は・・・

高原川に双六川の上流から採水した発電水が戻される、
双六川と浅井田ダムの間の区間、
安定した水量を期待して、そこでの竿出しです。


<短時間一本勝負?>

時刻は5:30、
雲の多い早朝は未だ陽が差し込まず涼しいですが、
果たして、これがいつまで続くのか・・・

夏の厳しい太陽が照りだすと厄介は、
この広大な石畳から容赦ない照り返しが。

・・・釣行の時間は限られます。

川魚の料亭脇から河原へ向かう入渓路を下り、
石畳を下流に向けトボトボと駒を進めます。


予想通りです、
この区間に限っては低水は低水も、水の流れに勢いがあります。


本流の大きな落ち込みは、
重錘で流心に仕掛けをブチ込み、
重錘が先行して沈まないよう流れに任せ、
少しずつ丁寧に、穂先を上げて仕掛けを馴染ませます。

本流の落ち込みは、重錘を使っても馴染ませるまでが勝負。

そんな竿操作の繰り返しを落ち込みの遥か下流から始め、
数回で数mほど上流へ移動のルーチンを繰り返し、
徐々に徐々に、落ち込みへと近づきます。


振り込み時は期待を込めて、
引き上げ時は、う~ん、残念。

いよいよ落ち込みが作り出す渦は反転流、
その中心に仕掛けを入れるほどに近づきました。

何かの拍子で渦から外れた目印が、
まっすぐに下流へ、ゆっくりと流れる深場にて・・・

ここで待望のアタリです!

アワセに対する手応えなのですが・・・
これはSG ファイン・スペックの特徴なのかも?

初弾の手応えはオオモノも小物も大差なく、
「何かが掛かった」と言った程度、
その後のお相手の走り具合・引き具合で大小が判るような感じ。

で、今回は・・・
う~ん、走りは塩焼き程度、かな?(涙)

抜いて上がった6寸ヤマメ、
撮影しておけば良かったものを、
その時は「相手にあらず!」と、即リリ~スしてしまい・・・


カッコウを付けるとロクなことが無いですね。

その後に直ぐ、
雲間から夏の厳しい直射日光が、
ここ奥飛騨 高原川にも降り注いできました。。。


<かくなる上は、雰囲気だけでも・・・>

夏の強烈な日差しを背に受けながら、
石畳を上流に向けトボトボとハスラーまで退却です。


時刻は未だ8:00。

日差しの強くなったこの時間からは、
ここ広大な石河原の高原川本流での釣りは諦め、
山影・木陰で涼しさの期待が持てる支流は双六川へ移動します。

・・・正直なところ、
もう、この辺りから釣果は度外視、
酷暑への身の安全と、清流の雰囲気さえ感じられれば。

そんな心持ちに・・・


深いエメラルドの流れは双六川、山影で日陰なことが助かります。


予想はしていましたが、
本流の高原川と違い流れ下る水量は寂しいですね、
川中央の落ち込みなのですが、僅かに白泡が立つ程度・・・

それでも、そこはやはり、双六川です。


奇麗に澄んだ流れからは小物ですが、
冴えない・疲れた釣り師にお付き合いを頂けます。





そんな心優しい双六川にも、
時間の経過とともに、容赦ない夏の陽が届き始めます。


「ここらが、潮時かな・・・」


久しぶりの安曇野と奥飛騨の渓流釣行。

毎度のことながら旅としてのお楽しみは、
地元の美味しいものに温泉と民宿は合格点でしたが・・・

はてさて、
肝心の釣行としては、
もうこれは時の運、天候や条件に依りますね。

残念ながら、小学校の夏の宿題じゃないけれど、
その点数は及第点かな?


大坂峠に向けての帰路、景色は名残惜しい高原川の駒止橋。

毎回なのですが、これを見ちゃうと、
この夏、もう一回くらい来たいな、と思うのです。



●7月19日 高原川(6:00~8:00) 
エサ    :ミミズ、ブドウ虫
竿     :10m SG ファイン・スペック
仕掛    :針 マス針9号
       糸 1.0号トオシ9.5m
       錘 5B号
釣果    :ヤマメ    6    1匹
気温    :23~25℃  
天候    :晴れまま曇り
表層水温  :15℃
月齢    :4.7

●7月19日 双六川 (8:30~10:00)
エサ    :ミミズ、ブドウ虫
竿    :6.0m  天平 
仕掛   :針 吉村7.5号 
      錘 1号
                    天井糸 0.7号 0.7m 
                    水中糸    0.3号 4.5m
釣果    :小ヤマメ        数
                                ウグイ            数匹
気温    :26~28℃  
天候    :晴れ
表層水温  :18℃



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2026年7月22日水曜日

夏の安曇野・奥飛騨 渓流釣行~その2

 

日中は安曇野 奈川での釣り。

4年ぶりの竿出しとなるものの、
”腕は立つけど・・・”な先行者、
加えて、時代が時代なのでしょうね、

ここ最近の厳しい暑さに貧果の竿納なのでした。


夕方に乗鞍高原で温泉&夕食を頂いて、
宵の口には安房トンネルを奥飛騨に向けて潜ります。

行き先は今宵の車中泊サイト、上宝の道の駅なのです。


<熱帯夜は上宝の道の駅>

長~い安房トンネルを抜けると、
奥飛騨は夕立が降ったのでしょう、
路面が濡れていて気温も20℃以下と低めです。

上宝に向けて高原川沿い、
R471を駆け下るのですが、
福地温泉の近辺では既に道路が乾いていました。

・・・夕立の降った範囲は限られていた様子です。


20:00には道の駅に到着して、
明日も早いです、早々にトイレと洗顔を済ませ、
さあ、寝る準備は万端、車内は寝袋上に寝転がります。

・・・貧果でしたが、今日も疲れました。

ハスラーの後部座席の窓、
そこには網戸を設置して窓は全開。

うつら、うつら・・・
とするのですが、う~ん、寝付けられません。

暑いのです、車内が。

室温を確認すると、何と30℃も!?

確かに、額には汗が浮き、
Tシャツも襟元がぐっしょり、濡れています。

周囲の車中泊車両からも、
皆さま寝られないのでしょう、
会話やテレビ、ラジオの音が聞こえてきます。

中にはエンジンを掛けている車もあり、
きっとエアコン使用でしょうね。

車外温度も驚きの26℃、ここ奥飛騨の上宝で??

イケません、これでは!
寝られないばかりか、下手をすれば熱中症です。



<車中泊は場所替え>

時刻は21:30、さて、どうするか?

「さっき、平湯は涼しかったな」

上宝と平湯では標高差は500mくらいから、
机上の計算では約3℃ほどしか気温差は無いハズも、
今夜の平湯は夕立があり、それ為に涼しかったのかと。

「辺鄙だけれど、平湯大滝の駐車場、そこにするか」

一昨年の上高地家族旅行では、
あかんだな駐車場が満車なことから、
平湯大滝の駐車場に回されたことがあります。

(↑ クリック)

・・・何となくですが、土地勘はあります。
となれば決断です、平湯大滝へ移動することに。


翌早朝・・・

平湯大滝駐車場からの眺め、山々に靄が掛かっています。

広~い駐車場に車両はほんの数台、
夜間は真っ暗で不気味なほどでしたが、
その引き換えは、とても静かで涼しい限り。

・・・あの移動の決断は大正解でした。


<新規開拓は小八賀川>

さあ、本日の釣行先。

もうここは行きがかり上です、
毎秋に上高地へ向かう途中に眺めるだけは、
以前から竿を出してみたかった渓流、小八賀川とします。

・・・このブログの前段からの渓流写真、
それは今回訪れた小八賀川で撮影したものです。



R158を平湯温泉から下り、
つづら折れを超えた辺りは丹生川村の旗鉾集落の近辺へ。

集落から細道を分け入った山中、
朝も早くて空気がひんやりしています。

その気温と水温の差からでしょう、
川から霧が上がっていて、それを撮影されている方が。


こんな感じで、めっちゃ良い雰囲気に渓相・・・

なのですが、
昨日の奈川と同様、
いや、奈川はまだ小物でも釣れましたが、
ここ小八賀川はナゼなのか、アタリすら無いのです。


気温に水温、
山影は日の届きにくい渓相は、
イワナ辺りが飛び出しても良いような・・・

薄暗く木々に覆われた区間は、
仕掛けを4.5mの太糸でチョウチン気味に。


それでも残念、効果は無しです。

ただ、ここに至って、
昨日の奈川との共通点に気付きます。

「そう言えば、蜘蛛の巣が顔に掛からないな」

夏場の渓流釣り、
しかもこんな山を分け入ったような流れでは、
竿や釣り糸に絡む”蜘蛛の糸”が曲者なのですが、
昨日の奈川共々、ここ小八賀川でもそれが無いのです。

この意味するところは、恐らく・・・

入渓者(釣り人)が頻繁に出入りされているのかと。


よくよく目を凝らしてみると・・・
空中に不自然にぶら下がった小枝が。
それには細~い釣り糸が絡まっています。

加えて、蛍光目印も他の枝木に幾つか。

「間違いなく、お手入れ済みかな、こりゃ。」

素敵な渓相なのですが、
その雰囲気だけ味わった後、
ポイントを大きく変えることに。


車に戻りR158(土砂崩れで、今日はう回路)を更に下り、
頭上が開けたポイントは駄吉集落の近辺へ。


雰囲気的にはヤマメの釣り場かな、
標高も850mと高く、気温や水温は申し分なし。

それでも、粘れど・頑張れど・・・
数百mを渡り歩きますが、ここも残念、アタリは全くなく。

川幅もあり、流量もあり、
肝心なご同輩の気配は全く無く、
これなら「釣り切られ」も無さそうなのですが。

判らないですね、理由が。
いずれ、夏の小八賀川には完敗でした。(笑)

またいつか、ここも季節を選んでの捲土重来かな?


<今日も午後から温泉へ>

さてさて・・・

コンビニのパンで簡単にお昼を済ませ、
暑い暑い、そして長~い午後のお時間です、
夕方の民宿に入る時刻まで、どのように過ごすか??

・・・こうなると、
釣れない日のお決まり路線、
昨日の奈川と同じく、もう温泉ですね。


丹生川漁協管轄の荒城川、
それを上流に登った丹生川ダムの手前、
荒城温泉は恵比寿之湯、と銘打たれた看板が。

初めてなのですが、
ここの温泉、ネットでは高評価の様子です。


13:00開店は変わった時刻から。

それでも前評判の通りです、
13:20の小生到着時に駐車場はほぼ満車でした。


小さな小さな温泉施設、
既に満員の状態なのですが、
高評価や満員の理由、何となく判ります。

番台はおばちゃんがひとり、
とても鄙びた・素朴で飾り気のない雰囲気。

籠と棚だけの簡単な脱衣所で、
衣類を脱いでから洗い場へ向かえば、
お湯の色は見事に茶褐色なのです。

その色が染み着いたような湯船と洗い場の床、
独特の湯の香りからも、恐らくは鉄分が多いのでしょう。

・・・でも面白いですね、
昨日の乗鞍高原の温泉と比較して、
乗鞍岳の東と西で全く違うお湯の色とは。

お湯の色は違えど昨日と同様、
こちらも内湯の温度はかなり高めで、
露天(と言っても、ビニール・ハウス内)の温度は丁度の湯加減です。

そして圧巻なのは・・・

お湯から出る前に軽くシャワーを浴びるのですが、
鉄分から来る「温泉の香り」が残るくらい、
きっと成分が濃いのでしょうね。

お勧めは、混んでいない曜日、時間帯での訪問かな?


<そして、何もしない贅沢>

温泉の後は岐阜県道76号線、
国府見座線はきつい湾曲路の大坂峠を登り、


相変わらず元気な女将さんからご挨拶を頂いた後、
地元の食材で作られた夕食を頂きます。

お風呂も頂いた後、
毎年のここでのお楽しみは・・・

まだ薄明りの残る宵の口でもエアコン無用は、
部屋の窓を開けると抜けていく涼しい風に、
虫とカエルの音を遠くに聞きながら、

ひとり、ぼ~っと、何もせずに過ごすこと。

陽がとっぷりと沈み、辺りが真っ暗になったころ、
自然と眠くなってくるのです・・・


夏の暑さから釣れない釣行、
でも、なぜか、心だけは満たされます。

さあ、明日の朝もまた、出立は早いのであります。




●7月18日 小八賀川 
エサ    :ミミズ、ブドウ虫
竿    :6.0m  天平 
仕掛   :針 吉村7.5号 
      錘 1号
                    天井糸 0.7号 0.7m 
                    水中糸    0.3号 4.5m
   または 水中糸 0.7号 4.5m
釣果    :ボ~ズ
気温    :18~26℃  
天候    :晴れまま曇り
表層水温  :15℃
月齢    :3.7



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2026年7月20日月曜日

夏の安曇野・奥飛騨 渓流釣行~その1

 

そのまた大昔は、昭和の40年代・・・


名古屋市の小学校は夏休みの課題に、
「夏の生活」と言う宿題帳がありました。

これはもう、その子のキャラでしょうね。

「ちんたらと40日間もヤってられっか!」と、
風林火山の旗の元は怒涛の攻め、
最初の一週間くらいでテキト~に片づけてしまう子でした。

確かその宿題帳の裏表紙には、
「午前中の涼しいうちに取り掛かりましょう」
そんな記載があったことを覚えています。

はてさて、午前中の涼しいうち、とは?
今となっては一日を通して涼しい時間帯なんて。

あのクソ餓鬼も、早、還暦の年・・・
午前中の涼しさ共々、時代は変わりましたね。


<藪原での日釣り券購入>

さて、梅雨は明けたのか・否か。

確実なのはここ最近の天候、
雨は降らずも曇り優勢、気温は高めでで蒸し暑く。

巷では3連休のところ、再雇用の特権!?
恐縮ながら前日からお休みを頂き信州 安曇野へ。


途中、木曽藪原を超えた木曽川の上流は良い流れです。

「いっそ、ここで竿を出してもイイのでは?」

そんな誘惑を振り切って、
目指すは4年ぶりの信州 奈川なのです。

境峠に続く県道はその途中、
食品スーパーで日釣り券を購入しますが・・・


日釣り券は青い券で1,050円の支払いに、
レジのお歳を召されたお姉さまは、
きっと間違ってでしょう、
年券の赤い券をご用意されています。

・・・いやいや、
お得意のダンマリで年券をせしめても後味が悪く、
それに数年に一度のしか訪問できない遠方は奈川です。

正直な「券が違いますよ」のひとことから、
お姉さまは慌てて書き換えられます。


・・・さてさて、
昔はクソ餓鬼、今は好々爺?
ヒロくん(=小生)は良いことをしました!

神さま・仏さまは、
きっとこの善行をご覧になっています。

もうこれで、本日の奈川釣行は大漁間違いなし!?


<黒川渡のお蕎麦屋さん>

細道・曲道の長野県道26号線は奈川木祖線、
やっとこで境峠を登り切りました。


ここが木曽川の源流・・・

生まれも育ちも尾張名古屋の小生、
飲み水や生活水でいつもお世話になっています。

ありがとうございます。


ここを少し下れば奈川の寄合渡ですが、
今回はオオモノの銀チャン狙い、
その寄合渡を超えて黒川渡まで下ります。

6:00に自宅を出発して今は10:00少し過ぎから、
寄り道は釣り券購入くらいだったことを思えば、
やはり安曇野 奈川は遠い釣り場です。

今朝も朝が早くお腹が空きました。

真剣勝負前に腹ごしらえは、


いいですね、二段重ねのざるそば。

腰があり、薬味が効いて、
添えられた赤かぶとも相性が良いです。

締めの蕎麦湯、味と言い、香りと言い・・・
もう、夏はこれですね!

食後の支払いでお店の女将に、
お店の裏手を流れる奈川での釣りから、
車の駐車をお願いしたらご快諾を頂けました。

ありがとうございます、
改めて、今日は大漁間違いなし!?


<駐在所の橋の袂から>

お蕎麦屋さんの近くに駐在所があり、
そのすぐ横にある橋から奈川へ入渓です。

時刻はお昼近く、加えて本日は平日、
目論見通り、周囲にご同輩のお姿は全く見られず。


日が差す時間はありますが、
どちらかと言えば曇りが優勢。

まま雨雲レーダーをスマホで確認し、
上流の寄合渡や野麦峠での急な降雨には注意します。


若干なところ、
水位が低く水温も高めですが、
この条件で居るならば、出ても良い塩梅かと。

・・・でも、良い渓相なのですが、
今回の奈川、全くアタリがありません。

と!
ウエ―ディングの途中、足元に違和感が。


何かがシューズに絡みました。

釣り糸であることはピ~ンと来ましたが、
始末が悪いのはこの長さに太さ!

何じゃ、こりゃ??(怒)

目印が在ることから、
自分と同じくエサ師の仕業です。。。

「こりゃ、号数は1.0号だわの?
 ったく、チンドン屋きゃ、おみゃ?
 アホみたいに目印ばっか付けおって!」

誰も居ない谷底の流れで、
ふつふつと沸く怒りを噛み殺しながら、
名古屋弁での独り言の後に、
彼は長め・太めの糸クズを懐に仕舞うのでした。

またまた、良いことをしました。
三度目の正直です、今日はオオモノ間違いなし!


・・・とは言うものの。

世の中、いえ、お魚釣りは、斯様に優しいモノでは無いのです。


先の捨てられていた釣り糸もそのひとつ。

奈川のこの近辺、
渇水気味は遡行がやりやすく、
恐らくは今朝がたにも、
既に”腕は立つけど、マナーは悪い”、
そんなご同輩にしてヤラれた後なのでしょう。


暑さが頂点に達した15:00頃、
ここ安曇野は奈川なのですが、
時代が時代なンでしょうね、
汗だくはとても暑いです。

雨アラームでは松本で激しく降っている様子、
ここ奈川の雲行きも夕立のそれになってきました。

早いですが、今日はここまで。


<こんな時は温泉に限ります>

奈川から上がり、
天気が持つ内に車中泊の準備に掛かります。


近くのチェーン装着場はトイレ付、
以前は一回だけ、ここで車中泊をしました。

そこの水道は足洗い場を利用して、
シューズやパンツ、ゲーターの土を洗い流します。

洗い物を干している間に車中泊の用意を。


今夜の車中泊サイトはここではなく、奥飛騨は上宝の道の駅です。
それまでは温泉&夕食に、乗鞍高原へ立ち寄ります。


この温泉施設には、4年前の釣行の折りにも立ち寄りました。

駐車場にも広がる硫黄の香り、
お湯の色は乳白色、
内湯は熱めで不得意ですが、
露天の温度は40℃と丁度の湯加減です。

釣れない釣行の穴埋めは、もう、温泉一択ですね。

今回は(も?)当然ながら長湯をして、
涼しい風の抜ける休憩室でゴロン、
お昼寝(夕方寝?)を決め込みました。

長湯の後はお腹が空きます。

お昼はお蕎麦で”さっぱり系”だったので、
夕食は”がっつり系”で行ってみることに!


温泉施設に併設する食堂でのピザですが、
どうして、どうして、
これが結構なお味は本格的なピザ!

向こうで他様がススるラーメンもイケそうで、
お店の名前からして、
小麦を使用したメニューが売りの様子です。


温泉に入り、夕食を頂いて、
さあ、今回もこれから安房トンネルを潜って奥飛騨へ。




<データ>

●7月17日 奈川 
エサ    :ミミズ、ブドウ虫
竿    :6.0m  天平 
仕掛   :針 吉村7.5号 
      錘 1~B号
                    天井糸 0.7号 0.7m 
                    水中糸    0.4号 4.5m
釣果    :小ヤマメ        数
気温    :24~30℃  
天候    :曇り
表層水温  :17℃
月齢    :2.7



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2026年7月12日日曜日

初夏 飛騨庄川渓流釣行

 

幾つかの渓流を渡り歩いていると、
理由は定かではないのですが、
心のどこかで、ほっとする山河があります。


<初夏は飛騨荘川の朝>

ここ旧荘川村の庄川もその一つです。

シーズン当初はからっきし結果の残せない小生、
それでも、そんな中、
今シーズンは4月の中頃にも来ています。

縁もゆかりも全くない荘川。

あえて言うなら、
幼少の頃にお墓参りは父親に連れられ訪れた、
三重県の桑名の田舎に似ているような。


水田が広がり、
きれいな川があり、
近くに人の生活があり。

流れの傍らで暫くぼ~っとしていても、
せせらぎの音が一緒に時間も流すかのよう、
長らく見ていても、どこか飽きない情景なのです。

脳裏に刷り込まれた「日本の原風景」、
そのイメージがそう感じさせるのかも知れません。


<梅雨の終わりの空模様>

そんな飛騨庄川は治郎兵衛のイチイ前のポイント、
昨夜の到着時、夜空には満点の星明りでした。

ここでの就寝前のお楽しみは星空観賞なのです。

残念ながら、
今年は蛍は見られませんでしたが、
河岸段丘を吹き抜ける夜風は少し寒いくらい。

車窓に網戸を付けての車中泊は、
真夜中のトイレ・タイムで車窓は全閉にしました。


翌早朝は打って変わっての曇り空、
それでも幸いなことに雨の心配はなさそうです。


時間帯によっては青空も覗き込む空模様。

厳しい暑さは無く、
涼し過ぎることもなく、
また心がどんよりするほど暗くも無く。

・・・こんな季節の変わり目は、釣れるのであります。



<でも、季節は新子の時期>

仕掛けが流れに馴染む・馴染まないかのタイミングで、
目印がひったくられる・すっ飛ぶ様なアタリ具合。

きっとアユ釣りなら、
スリリングなひと時の始まり、
とても嬉しいアタリなのでしょうが、
残念ながら、渓流釣りではそうでもなくて。


この季節のそんなアタリは、小さな新子のそれなのです。

小生のその対処法は、
まずは大き目の針を使用して、
それらしきアタリにはダンマリを決め込みます。

まま、エサだけ器用に持っていかれますが、
これはもう育ち盛りのお魚への寄付!
そう考えてのご愛敬。

でも、タイミングが悪いと・・・


こんな不幸な出来事となってしまうのです。。。


<見極め・判断が難しいのです>

数あるアタリの中でも、
新子のそれとは何となく違う、
風格のあるアタリ?がちらほらと。


その一つは、こんな浅いチャラ瀬でのアタリでした。

果たして新子なのか?
はたまた、
そこそこサイズなのか?

一瞬の迷いが生じてのアワセには鋭い反応が。

上方や背後の枝木に注意しながら竿を立て、
今週も0.3号糸での釣りは無理は避け、
たも網を水面に着けて取り込みです。


収まったのは先週と同様はいいサイズ、
最近はイワナさんに好かれている小生なのです。(笑)

・・・でもしっかりと、釣り針は飲まれていて。。。


<撮影ポイント~赤い平屋の家>

この治郎兵衛のイチイ前での釣行は、
いつも同じ場所でシャッターを切ってしまいます。


ファインダーに収めること、もう何度目でしょうか?

この庄川沿いの小高い石垣の上は、
お風呂を沸かすため?軒先に薪を重ね、
スレートの屋根に木造の壁は平屋のお宅。

青が主体の川と空、
それに対比する家屋の色合い、
加えて古さ加減(失礼)と言い、
いつもナゼか惹かれてしまうのです。

今釣れたイワナはここから。

結果が出た後の休憩時、
そのタイミングでの撮影は、
何気にふと見上げた視線の先、
毎回、そうなってしまうのでしょう。

・・・つい先ほどまで、
おじいさんが脚立を運んでいました。

渓流と言う厳しい自然の造形、
その傍らで人の生活が垣間見れる不思議な光景。

・・・何となく、ほっとしますね。


<本日は先客が居られます>

イワナを釣り上げたポイントの上流には、
暫くの区間で瀬と中州に分けられた分流があります。

その分流が、まま「竿抜け」でして。


その分流に向け、
大岩区間を避けるため、
対岸に渡り木工所の敷地に上がる途中・・・


あっちゃ~、残念です、ご同輩のお姿が。

遠間からですが、
装備からしてアユ師さんでしょうか?
中州から瀬に向けて竿を出されています。

確かに、
区間は短いですが、
囮を泳がすには格好な瀬なのです。

きっと木工所から入られたのでしょう。

人の生活と近い釣り場は、
ほっと感じる代償です、致し方が無いですね。


<2巡目はイチイ前にて>

上流に駒が進められない本日です、
今来たルートを後戻りして、
早朝に竿を出した入渓ポイントでの再度の竿出しに。


懐の深い庄川、それでも釣れるのです。

と言うよりも・・・

朝一番で詰め切れなかった、彼の腕の悪さかな。(笑)


そんな庄川での釣行、本日のお魚の集合写真です。



<もう一つのお楽しみ>

初夏の庄川はイチイ前での釣り、
そこでの最後のお楽しみは・・・お昼寝なのです。


ドア窓は4つとも全開、
後ろのハッチ・バックも開けて、
河岸段丘を抜ける涼しい川風を取り込みます。

今朝も早くからの釣りでした。
曇り空の本日は一層、日差しの暑さが凌げます。

運転席を倒してのお昼寝、
心地いい風が頬を撫でていきます。


・・・どこかほっとする釣行ポイント、
飛騨荘川は治郎兵衛のイチイ前での釣りでした。




<データ>
7月11日 庄川 
エサ    :ミミズ、ブドウ虫
竿    :7.0m  翡翠 冴 硬調 
仕掛   :針 吉村7.5号 
      錘 1号
                    天井糸 0.7号 1.5m 
                    水中糸    0.3号 4.5m
釣果    :ヤマメ   8寸    1匹
              7寸    1
                                        6寸    2匹
                                        5寸以下    数匹
                                イワナ    9寸    1匹
       ※毎度、リリースの尺寸表記、エエ加減です。
気温    :16~22℃  
天候    :曇り まま 晴れ
表層水温  :16℃
月齢    :26



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