雨の多い今年の秋ですが、
暦の進み具合はいつもの年と同じようです。
毎年決まって秋分まではウエット・スタイルでの釣り。
それが僅か一週間の違いなのですが、
晴れても雨でもシーズン最終の釣行はドライのウエーダーに。
早いもので今年も例年通り、
車中泊の荷物がかさばる竿納めの釣りです。
<災害の多い今年の秋>
そんな暑さが一区切りした釣りでは、
薄っすら赤く色づいた秋アマゴを求めて、
涼しく静かな木曽や飛騨の山河を徘徊します。
秋の渓流行脚の始まりとして、
今宵の車中泊は道の駅”飛騨たかね工房”を予定。
明朝は野麦川か日和田川を目指すのですが、
R41を飛騨小坂で右に折れ鈴蘭峠に向かう途中、
路肩の電光掲示板には煌々と”濁河方面通行止め”の情報が。
「鈴蘭峠は秋神方面には越えられないのか?」
急遽、道の駅は”はなもも”に停車、
スマホから生成AIにて状況を確認します。
「あっちゃ~。
こりゃ遠回りだけど、
しょうがない、久々野を経由か。」
・・・生成AIから得られたこの情報、
間違いであることを翌日に知るのですが、
夜更けのこの時は信じるより他に選択肢は無く。
飛騨小坂に戻り宵闇のR41を延々と北上、
久々野は”なぎさ”の道の駅を過ぎてから、
寂しい広域農道に折れ峠越えでしたが・・・
峠を抜け切り”あさひ”の道の駅に着いた頃、
残念ながら業務後に出立だった小生は、
見事に”電池切れ”なのでした(笑)。
<シーズン最後の車中泊の朝>
道の駅”あさひ”で迎える朝は、
やむを得ないですね、少々遅めの6:00。
今シーズンもこのスタイルで、
助手席とその後部座席を倒して、
幾度かの夜を車中で過ごしてきました。
決して広いとは言えない軽自動車、
ハスラーでの就寝&朝食なのですが・・・
慣れてしまえば”住めば都!”
渓流行脚、その楽しみのひとつ?
人生、それはどうにかなるものです(笑)。
さて・・・
予定していた野麦川や日和田川、
行くにはまだかなりの距離が残っています。
これもやむを得ず、
スマホを片手に地図アプリをクリクリ。
「こりゃもう宗旨替え、
新規開拓は秋神ダム下の秋神川、
吉と出るか、凶となるか、
え~い!入ってみるか・・・」
こんな”博打加減”も、
渓流行脚の楽しみのひとつ、かと。
<イイ感じは秋神ダム下の流れ>
飛騨川と秋神川の分岐点、
まずはそこを覗いてみましたが、
残念ながら断崖で降りられそうにも無く。
もう少し上流はR361が秋神川に掛かる橋、
その下に入渓するには絶好なポイントが。
「いや、ここは退渓口とするか。」
蛇の道は蛇と申します、
実はこの下流に第六感の通り、
とても判り辛くも入渓口がありました。
そこから橋の下まで釣り上がる算段としましょう。
思うのですが・・・
ダム下の流れには一種独特な”香り”があります。
”泥臭い”と申しましょうか、
ダム湖で滞留し濁った水が放水され、
それが乾いたことによるニオイなのでしょう。
宮川下流でも同じ香りがしましたが、
ある意味で、それは”お魚の釣れる香り”かと。
ただ、
岩の上に薄く堆積する乾いた泥には、
足を取られないように、ご用心、ご用心。
この香りから来る直感、直ぐに結果が付いてきました。
20cm程度ですが、
ほんのり、秋色は朱の掛かったアマゴです。
河原もこちら側、
日陰は少し寒いくらい、
それでも、
日向に出て歩き続けると暑いくらい。
秋色のアマゴに対して、イワナの色柄は未だに夏のそれ。
・・・行く夏と来る秋が混じった今の季節です。
ポイントと思われる場所からは、
サイズは小ぶりですが、まずはアマゴの手応えが。
瀬あり、淵あり・・・
変化に富んだダム下の流れ、
どうも今朝の博打加減は”当たり”の様子です。
こちらのアマゴは全くにも秋の気配は無く、
厳しい自然環境を生き抜いてきた証は、
随所で鱗が激しく剥がれています。
おつかれさまです。。。
<退渓予定口を通過して>
既にR361の橋下まで辿り着きましたが、
釣れそうな秋神川の流れ、
それはまだなお続く様子は小生、
その後も流れに沿ってお付き合いをすることに。
前方に苦手とする堰堤は大場所が見えてきました。
そんな苦手なポイントも、今日は釣れますね、
どうにか秋アマゴを頂きます。
しかしながら・・・
お魚は釣れるのですが、
橋下から上流の区間に入ってから、
サイズ的には、何か今ひとつな感じが。
こんな釣れるポイント、
皆さまは良くご存知なのでしょう。
堰堤を超えて、さらに奥へ奥へと・・・
地図を確認すると、
大淵の上を通過する導水管、
それは久々野ダムから引かれたもの。
経験上、こんな人工構造物は概ねで、
都合のいい”入退渓口”なのです。
案の定、ありました、
導水管の橋桁は、その脇にあるハシゴを登って・・・
時刻は13:00過ぎですが、
昼食はハスラーに置いてきた手前は空腹で、
この大淵で何匹か追加した後に退渓としました。
秋神川は秋神ダム下での釣果。
アマゴがメインですが、
その色柄は7割方が秋色と、
季節を感じさせる内容なのでした。
・・・来シーズンはもっと奥、
ダム直下まで歩いてみましょうか?
<秋の夕日に照らされて>
秋神ダムの駐車スポットで遅めの昼食後、
良く歩きました、疲れたのでお昼寝を。
それからは夕方まで、ダム上は秋神の集落近くにて。
6月は越中八尾へ向かう途中、ここで竿を出しました。
(↑クリック)
その際は際限なく釣れたこのポイント、
本日も釣れるのですが残念、
一匹目の良型をバラシた後はおチビさんばかり。
たまに良い引き加減は、良型と思いきや・・・
お外道はウグイ様、サイズだけはバッチリです。。。
釣りをしていると時間が経つのを忘れます。
気が付けば、
秋神川も夕日に照らされ始めました。
今日はここまでとしましょう。
天気予報では明日は雨とのこと。
ほんとかな?
こんなに夕景が奇麗なのに。
<今年も一晩、お世話になります>
釣りの用具を一旦で仕舞い終え、
今晩の宿は毎年の最終釣行でお世話になる、
秋神川の支流は西洞川沿い、小高い丘の中腹にある民宿へ。
毎年の夏に訪問する奥飛騨 蔵柱川沿いの民宿、
そこでの”ぜいたく”は何もしない時間です。
こちらの毎年秋に訪れる民宿も、
西洞川から聞こえるせせらぎを枕に、
同じ類の”ぜいたく”が一晩、味わえます。
お元気そうな女将さんに、
小さなお孫さんも一緒で少し賑やか。
2年前に同宿されたワタルさんは、
ご友人共々で先週の連休に宿泊されたそう。
そして、今晩は中秋の名月。
夕食後はひとり部屋に戻り、
窓を開ければ涼しい夜風が吹き抜け、
静かな夜の”ぜいたく”に一層の拍車が掛かります。
<翌朝は雨の中の最終釣行>
翌朝は天気予報通り、残念ながらの雨模様でした。
それでも、
その降り方は控え目で、
これなら逆に良い効果があるのやも?
昨夜は民宿での夕食時、
鈴蘭峠の道路事情を伺いましたが、
それはどうも濁河温泉に向かう県道は、
御岳パノラマラインのみが通行止めとのことでした。
帰路は遠回りして久々野を経由する必要も無く、
後顧の憂い、それはこの雨脚の変化のみ。
気温12℃の冷たい雨。
それでも、ナゼでしょう、
この寂しい川景色にミョ~な期待を感じます。
激しく流れる落込み、
7m小継竿を巧みに操作して、
その流れの右側は白波との境界線、
目印が流されないギリギリのラインに振り込みます。
3回目の振り込みでイイ線に入りました。
と、アタリです!
寄せて上がるは8寸モノのアマゴ、奇麗な秋模様です。
今少し落ち込みに近づいて、
慎重に2つの落ち込みはその真ん中、
大岩が形成する”淀み”に仕掛けを投入します。
今回は一投目で決まりました。
目印の挙動に神経を集中、
降りしきる雨音や川の流れる音、
不思議なことにそれが全く聞こえません・・・
水面を滑るぽっかりと開いた大口、
たも網に納まったのは尺未満、
これも見事な秋色でした。
少々のピンボケはご容赦、
お口の様子からメスでしょうか?
シーズンの最後に、
こんな秋色アマゴが待っていてくれるとは。
有終の美を飾り、
ここで竿を納めれば奇麗・・・なのですが。
イケませんね、しみったれの貧乏性は。(笑)
帰路は西洞川沿いに鈴蘭峠へ。
民宿での情報通り、問題なく飛騨小坂へ降りられました。
<データ>
9月25、26日 秋神川
エサ :ミミズ、ブドウ虫
竿 :7.0m 翡翠 冴 硬調
仕掛 :針 吉村7.5号
錘 B~1号
仕掛 :針 吉村7.5号
錘 B~1号
天井糸 0.7号 0.7m
水中糸 0.3号 4.5m
釣果 :アマゴ 9寸 1匹 8寸 1匹
7寸以下 ツ抜け
イワナ 7寸 1匹
ウグイ、カワムツ数匹
気温 9月25日:16~22℃
9月26日:12~15℃
天候 9月25日:晴れ
9月26日:雨
表層水温 :15℃
表層水温 :15℃
月齢 9月25日:14
9月26日:15
♬小さな釣り具屋さん SW工房 コマーシャル♬

