2024年6月23日日曜日

夏至の翌日 石徹白川釣行

 

夏至の翌日の石徹白川は曇り空でした。

石徹白橋から眺めた上流方向、今年も白山連峰の遠望はお預けです。


前日は道の駅 あゆパーク での車中泊、
午前中の雨は短時間で止み、夜は満月に近い涼しい月夜、
いつもの年なら見ることも稀な、白くてとてもきれいな月でした。

到着時の21:00頃はまばらな駐車が、
目覚時計で起床した4:00、薄暗い中、ナゼか周囲はたくさんの車が。。。

「何じゃ、こりゃ??」

様子を見ると皆さま、アユ釣りの準備をされています。

起き出して寝台を片付ける傍ら、
作業に余念のないお隣さんに伺うと・・・
どうも本日、ここ、あゆパーク 近辺でアユ釣り大会があるそうです。

虫の音、満月、アユ釣り・・・夏ですね。


<今年もやってきました>

先週末が梅雨入り前の最後の「爽やかな日」と思っていましたが、
梅雨入りはしたものの土曜の日中一杯は雨が降らない予報に。

そんな本格的な雨降り前に行っておきたいポイントは、
先週末の六厩川ともう一つ、この石徹白川なのです。


低く垂れこめていた雲、
それでも河原に降り立つ頃には青空が覗き始めていました。

金曜午前の降雨はお湿り程度だったのでしょう、
石徹白川の様子は平水より低めです。

渓流釣りには厳しい条件なのでは?
と思いきや、意外にも入れポンな状態(嬉)!

もちろん、日に20~30匹も掛けられる、
アユ釣りのテンポには叶いませんが、
とても良く掛かる本日です。

・・・梅雨入り前は晴天が続きました。

昨日午前中の雨はお湿り程度でしたが、
きっとお魚達には待ち焦がれた雨、
高活性はその為でしょうね。

しかしながら・・・
仕掛けを振り込んで直ぐに来るアタリ、
これを見逃す、もしくは、掛け損ねると、
次のアタリが来るまで、それが長いこと長いこと。

渓流釣りでは人気の石徹白川です。

高活性でも非常にスレているお魚達、
初弾で仕留める気概、集中力が試されます。


<後攻はベテランのご同輩>

人気の石徹白川です。

実は今回も、
この落ち込みで粘っていたら、
下流からご同輩・エサ師さんが釣り上がって来られました。

この方も昨年の方と同様、
ベテランさんなのでしょうね、
渓流釣りのエチケットは「先行者を追い越さない」を守られています。

とは言え・・・
長メシ、長風呂、長トイレ?
日常生活と同様に、ネチっ濃いお作法が信条の小生釣技なのです。

決して意地悪からではないのですが、
釣り上がり速度はとても遅く、
後攻のご同輩には申し訳ない限りなのです。

意を決して、ご同輩に近寄り、
「どうぞ、先行して下さい。」

返されたお言葉が、
「いえいえ、もう上がりますので、どうぞお気になさらず。」

・・・何とも、奥ゆかしい!

釣技を磨いた暁には小生、
斯様なベテランさん、その域に達したい限りです。


<爽やかな石徹白川>

ここ毎年で訪れている石徹白川、
昨年は2回ほど、丁度は今時分の時期と秋口に。

秋の釣行ではパっとした釣果は得られませんでしたが、
6月中旬の訪問では好釣果でした。

梅雨入り前後の渓流釣り。

朝からの雨はイヤなものですが、
そうでなければ、
日中に吹く初夏の風は優しく、
お空を覆う雲は暑さを凌いでくれて、
まま広がる青空は山々の遠影を綺麗に映し出してくれます。

本日もそんな初夏の一日。
暑くもなく、また、寒くもなく。

渡河を繰返しガレ場を乗り越える、
この石徹白川の釣り上がりコースですが、
好釣果も重なって、遅いながらも足取りは軽やか!




先週まではドライ・ウエーダーでしたが、
本日からは夏本番、ウエット・パンツでの出陣でした。

ただ、これがイケません。

ウエット・パンツはソックスが分離されています、
そのネオ・プレーン製は厚手のソックスを忘れちゃって。

ウエーディング・シューズはドライもウエットも、
厚手なソックス着用を想定して、かなり大きめに出来ています。

ソックスなしでの着用は、足とシューズがガバガバ。

・・・さて、困りました。

アウト・ドアな渓流釣り。

今回のような安全具での適用はお勧め出来ませんが、
知恵を絞って無いモノ、忘れモノには、今、手元にあるモノで代用を。

・・・業務後の車中泊での良い所、
昨日に仕事で着用した厚手の靴下があります。(少し酸っぱい香りが)
これに朝から履いていた靴下と、帰路に用意した靴下を三枚重ねして。

風光明媚で爽やかな風景とは裏腹、
止む無くの都合上は若干も「香り立つ」の出で立ちにて。


<一撃必殺な一投必釣>


初夏の雨降り後に釣れる河川と、
条件がイイからでしょう、珍しく本日は(も?)好釣果です。

・落込みの白泡の横がニオうな(靴下じゃ、ないですよ)
・あの岩裏の流れが怪しい
・白波の下に居るような

その勘に従った一投目、まず、何らかの手応えが。

シーズンも中盤に差し掛かり、
ようやくにも「読み」が冴えてきた、のかも知れません。


それでも、見逃し・掛け損ね、その後はアタリが遠くて。

こうなると一撃目で仕留める「一投必釣」が肝要。
振り込んだら即、穂先を揚げ、糸を張り、目印を注視。

せせらぎの音も遠くなるような集中力。
これが維持できていたから、なのかも知れません。


<とは言っても、やはり、そこは粗忽者>


このルートも後半戦です。
このガレ場を登って次のポイントへ。

その途中・・・

歳と共に体力・筋力が衰えているからなのか?
三枚重ねの即興厚手ソックスが禍したのか?

今シーズンは三度目の、足を滑らせての落水です・・・

ただ今回は膝を強打する前倒れでは無く、
最悪の場合は恐ろしいですが、後倒れに気味に!

しかし、咄嗟にそこをグっと踏ん張って、
爽やかな石徹白川の流れの中央、
披露されるは腰だけ下がった、
いわゆるウ〇ンチング・スタイル!?

結果、お尻だけが冷たい水の中へ。。。
(これって結構、筋力、ありますよね)

・・・帰りの着替えは車内でパンツ変え、加えて、素足の帰路なのでした。


しかし、ナゼでしょうね?

イワナさんは兎も角も、
良いサイズはヤマメさんでは無くてアマゴさんばかりです。



<データ>
6月22日 石徹白川
エサ   :ミミズ
竿    :8.5m  渓峰本流
仕掛   :針 吉村7号 
      錘  1号
                    天井糸 0.7号 3.0m 
                    水中糸 0.3号 4.5m
釣果   :アマゴ    8    
                                7寸    3匹
                                6寸    1匹
                                5寸    2匹
                    小ヤマメ           2匹
                    イワナ    8寸    1匹
                アブラハヤ         1匹 
     ※今年からお持ち帰り制限は10匹まで。
      ご安心ください、
      全てサイズはエエ加減な寸表記、
      リリースです。
気温    :15~20℃  
天候    :曇り まま晴れ
表層水温  :17℃
月齢    :14.6