今年初めての渓流釣り。
この春は暖かい日が続きます。
郡上も昨年に比べると雪が少ない様子です。
ぎふ大和ICを降りて、直ぐにお出迎えを頂けるのは、この落部川。
今の時期で一人前の釣果に結びつく技量。
残念ながら、それを持ち合わせていない小生。
それでも、「想い」だけは一人前の一丁前。
春の穏やかな陽気に居ても立っても居られず、
結果、朝はゆっくり目の出立に、交通至便なポイントを選択です。
しかし、初めての川は、この落部川。
吉と出るか。
はたまた、毎度の初釣りが如く、凶と出ますか・・・
<直ぐ横には高速道路>
本当にICを降りたら最初の橋、それが落部川に架かる橋です。
長良川から別れて東海北陸道と並走、北から南に流れる落部川。
情報を持ち合わせて居ないのですが、漁協放流が有るのか・無いのか、
ぎふ大和ICを降りて直ぐ、ご同輩のお姿を多数でお見受けしました。
その喧騒を避けて、今少しハスラー号は上流へ向かいます。
横の高速道路、それが長~いトンネルに入る頃合い。
休耕地?は草地に駐車させて頂き、川へ降りる支度に取りかかります。
IC付近も川幅がさして広くない落部川でしたが、
より上流のこの辺りは、ますます川幅が狭く、頭上も覆われ・・・
竿は4.5mで糸も短めに。
川に降り立ち、少しだけ掟破り、川虫目的で下流へさか下ります。
写真の画面左手の上方にはびゅんびゅん、高速を自動車が。
良い具合に何匹か、川虫が採れました。
準備万端、時刻は10:00。
今日はここから、のんびり、さかのぼるとします。
<毎年の初釣りで想うこと>
暖かい春の今年ですが、やっぱりここは山の中、
川面を伝う風は冷たさを感じます。
シーズンの最後には「来年も良い年でありますように。」ですが、
シーズンの最初に思うことは「また今年も無事、川に立てれた」。
もちろん、自分も決して若くはなく(気だけは若いつもりですが)、
周囲・家族もそれ相応。
自分のお仕事に、はたまた自然環境、果ては社会情勢・・・
全ての事が上手く運んで、結果として楽しめる渓流釣り。
のほほ~んと、
山の中の春先は、寂しい河原に一人、
そこで釣り糸を垂れることが出来ること。
もう、感謝以外にありませんね。
<感謝しても、それはそれ・・・世の中は甘くはなく>
く~、良いですね、こんな大場所!
どのように攻略しようか?
画面左の大岩、その上に立つは愚の骨頂。
自分の影が川面に映ります。
とは言え、画面右の堤防の上は、意地悪にも木が覆い被さり。
今の立ち位置から、しゃがみ込んでの前進。
竿のズームを最長5.3mに伸ばして振り込むも、
残念、落ち込みの白波には、かなり手前にしか届きませぬ。
一旦、下流へ大きく後退、
渡河を試み、先の大岩はその裏からこっそりと竿出し。
木化け・石化け、静かなること林の如く・・・
しかしまあ、高速沿い・県道沿いの落部川は開けた大場所。
解禁から早二週間以上、しかも本日は重役出勤。
アタリがあったら、バチが当たります。
・・・斯様のんびりとした観察は思案に実行。
しみじみ思うに、誠に幸せの至りです・・・
<腹が減っては何とやら>
川虫とイクラで取り組みますが、ここまで釣果はおろかアタリも無し。
・・・毎年の悪癖、ボ~ズ発進のシーズン開幕が見え隠れ。
でも、水温は8℃。
これなら、アタリくらい有っても良いような。
斯様な日差しが降り注ぐ開けた河原。
ここでお昼ご飯とします。
今年も相変わらずでのコンビニのおにぎりですが、
初めての試みはお湯を持参してのカップヌードル!
ぬるいお湯ですが、暖かいモノが食べたいんです、ハイ。
何気に水面を見ながら、
ずるずると音を立て、河原でラーメンを啜っていると・・・
一瞬、大岩の下、下流に向けて、サっと動く黒い影!
居るじゃん、お魚ちゃん!
・・・スギの花粉と相まって、麺が喉にムセります、ゲホっ。
時間稼ぎには持って来いの昼食です。
カップ麺とおにぎりを持っての移動。
後退して水から距離を取り、お魚の気が休まるまで、
アセる心を静め、ゆっくりとお食事。
その後はおもむろに、一服を所望、しかし。
堪え性の無い小生。
もう、気分はうらはら、ここは、己との戦い・・・
後片付けの後に川虫を針掛け、
大岩の袂から白波は流心に沿うよう、ゆっくりと仕掛けを流します。
「よし、釣った!」と言うより「結果、釣れた」の感覚。
目印の流れが何となく停止、あれ?妙だな~
で、竿を揚げたら針に掛かっていた・・・
斯様な案配でした、今シーズンの一匹目。
<もひとつ、おまけに>
こんな脇を通る細い流れ。
そんな流れのチョイ深場から・・・
小アマゴさんのお出まし、目出度くも二匹目が。
ここも、如何にも・・・って、ポイントですが。
残念、バラしてしまいました。
時刻は15:30過ぎ。
長良川の西側は内ヶ谷、そこに通じる峠道は標高およそ1,000m。
傾きかけた春の陽は、もうすぐその山の向こう側に。
・・・本日は、これまでです。
小生的には珍しく、シーズン初日からの釣果は二匹でした。
こりゃ、今年は、何か、良いことがありそうな・・・
寂しい山の中、その河原での一人珍道中。
今年も始まりです。
<データ>
3月2日
エサ :イクラ、川虫、ミミズ
イクラはペケでした
竿 :竿 5.3m (4.5m) 天平
仕掛 :針 吉村7号
錘 3号
水中糸 0.3号 3.5m
釣果 :アマゴ 5寸前後 2匹
初釣りです、ご祝儀です、もち、リリース
気温 :8~11℃
天候 :晴れ
表層水温 :8℃
9 件のコメント:
はじめまして。いつも拝見させてもらってます犬山東部住み、飛騨川漁協専属、エサとルアー二刀流のオロロンと申します
今年も始動しましたね
オロロンさん、こんばんは、初めまして。
いつも読んで頂き、またコメントまで、ありがとうございます。
お近くにお住まいですね。
飛騨川漁協さんへは今の時期の春先、佐見川あたりに良くお邪魔します。
また飛騨へ向かう途中には神渕川沿いの県道を。
結構、奥が深くって・・・加子母川も気になります。
浮気性の性格が故、どこかでお目にかかる知れませんね。
その節は宜しくお願いします!
自分も昔は岐阜県内色々釣り歩きました!
現在は飛騨川岐阜専属です、近いし良く釣れるから〜
佐見川の釣行記、もちろん拝見しましたよ。
加子母は本流筋としては早期から釣れます、今日は活水でダメでした。
自分は主に東白川管内でやります。郡上や益田に負けないくらいの良型本流アマゴが楽しめます。
こんばんは!
初釣行、初釣果、おめでとうございます!
今年は、どこも雪が無く渇水気味らしいですね。
それでも魚たちは元気に成長してくれてるみたいです!
今後の釣行も期待がもてますね(^^)
楽しみにしています\(^_^)/
オロロンさん、ありがとうございます。
東白川・・・小生には竿を出したことが無い「未開の地」です。
おっしゃるとおり、ここからは近場。
今シーズン、トライしてみます!
アサシンさん、こんばんは。
寒水にしようか?気良にしようか?
悩みに悩んで(そうは見えないですが)、新規開拓は落部川でした。
文章にはしませんでしたが、お魚より「木釣り・枝釣り」が最もの釣果。
粗忽者はこの性分、新シーズンも治りそうにありません。。。
成魚放流が無いのも魅力です。個性的な色のお車、気にしときます
こんばんは。
年甲斐もなく、ハデな色の車に乗っています。
河原で見掛けられましたら、お声がけ下さい。
強面で頭の薄い、メガネおやじです(笑)。
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