2021年1月31日日曜日

今年の釣り券の悩み



さて、どうしたものか・・・


毎年はこの時期になると、渓流釣りの年券を購入します。

ご存知のように、川で釣りをする際には、
その川を管轄している漁協に遊漁料を支払わなければなりません。


大きく分けて、支払いの種類は2つ。

1つは、その日だけ有効な日釣券を購入する方法です。
その漁協が指定する釣具店やコンビニ、はたまた商店や個人宅で買えます。
お値段は概ね1,000~2,000円ナリ。

あまり訪れる機会の少ない河川では、もっぱらこの方法で。

もう一つは・・・年券です。
読んで字の如く、そのシーズン、はたまた一年間の有効。
日釣券と同様に、漁協が指定するお店・お宅で購入が可能でして、
お値段は5,000円くらいから、高い漁協は10,000円近くもします。

・・・でも、よく訪れる渓流は、こちらの方がお得です。
コロナ禍の昨今、お店・お宅に立ち寄る必要もなく・・・


仮に、券を持たずに釣りをしていると・・・

早朝から河川を巡回している漁協のおじさんが、
降りるのも大変な急峻な崖を下り、その有無を河原まで確認に来られ、
追加料金(1,000円くらい)込みでのサクサクと現金払いになります。
・・・漁協の巡回さん、おつかれさまです。


最近は「つりチケ」「フィッシュ・パス」など、
ネットやスマホを利用した便利な購入方法もありますが、
まだまだ、全ての漁協が対応している、と言うワケじゃなく・・・

いずれにしても、遊漁料は事前に支払った方が、気持ちが良いですね。


その釣り券なんですが、今年の悩みと言うのは・・・
さて、どの河川の年券を購入しようか?


一昨年までは郡上、馬瀬上流、庄川と3つの年券を購入していましたが、
昨年はコロナ禍での自粛、出陣回数は控え目に。

それを察知してなのか、虫の知らせなのか、
コロナが騒がれる少し前の昨年は今頃、馬瀬の年券だけは未購入でした。

・・・読みが当たり、結果、馬瀬川釣行は一回だけ。


金曜の仕事終わりはその足で、車中泊を兼ねて向かう小生の渓流釣り。

向かう方面的には、この3つの河川になるのですが、
「各々5回の訪問で元が取れる」
の計算と、
シーズン約30回の釣行とくれば、
3つの河川のみで機会の半分を費やす、それも我慢が出来そうになく。

・・・武者修行の身の上、はたまた、これは単なる浮気性?

本ブログのLabelを見ての通り、毎回で河岸を渡り歩く気分屋な小生、
きっと3つのうちのどれかが、投資未回収となってしまうでしょう、ハイ。


そんな素性・気性もありますが、コロナの影響も予断ができません。


しかし、みみっちい、ケチなお話ですね。

年券購入でも釣行は一回こっきり!
漁協さんよ、釣りは要らない、取っときな!
河川管理と放流事業、それで有効に使たってちょ~!
 
・・・くらいの太っ腹・お大尽になれたなら。



いっそ、今年の年券は買わずにおいて、
いずれの河川も日釣券で賄ってしまおうか。

それもアリなんですが、一方で庄川はコンビニ販売は無く、
個人商・個人宅での購入が主なんです。

会社帰りの深夜や車中泊明けの早朝、
その時間でのお宅のご訪問は、さすがに気が引けますよね。

いつぞやは六厩の集落、そこに一軒しかない発券所、
ノンタンさんとの宵の口での訪問に、ご主人はイヤな顔ひとつなく、
親切丁寧にご対応を頂け・・・ありがとうございました。


・・・え、え、え??
庄川の年券、今年から1,000円値上がりって、
そりゃ、あんた・・・


早春、小市民の悩みは尽きません。



<渓流風景は初夏の奥矢作 達原渓谷から。
 このポイントも最近はご無沙汰です。>
















2021年1月24日日曜日

リベンジ アマゴのフォイル焼き


 
「ちょっと!
 なんて汚いやり方しているの!?
 もう、調理は私がやるから、後からオーブンの番でもしててよ!」


昨年のお盆休みにトライしたアマゴのフォイル焼き

そこそこの出来具合でしたが、
今少し、塩味と言いましょうか、コクが足りなくて。
家内の見立てでは、バターを入れてみては?のご意見を頂きました。

♬もう~幾つ寝ると 解禁日~♬

では無いですが、まだ冷凍庫には昨年の釣果はお魚さんもあり。
そんなことから今週末は、アマゴ・イワナのフォイル焼きに再挑戦です。


お台所はシンクでお魚を洗っていると、
そのヌメリからでしょう、排水口が詰まっちゃって。
その水たまりの中での鱗取り、家内に見られて上述のお叱りです。

・・・いや、確かに不衛生ですが、
直後に高温のオーブンで火に掛けるのだから、
一通り金タワシで擦ったら、再度で水洗いさえすれば。
この感覚は「男の料理」?いえ、「小生のキャラ」からでしょうね。


家内の「執拗なる洗浄」を終え、白くなったアマゴさんにイワナさん。
・・・昨夏は馬瀬川と小鳥川での釣果でした。


お魚の頭を落とすことが出来ない家内。
ここは再度で我が出番、小生専用の秘刀「関の孫六」が光ります。


ポンポンとお魚の頭を跳ね、相も変わらず見事な切れ味!
・・・だって、全然使っていないンだもン。


ここからはまた、家内に調理を任せ、小生は記録係を。

前回と同じく、調味料は塩コショウに和風ドレッシング、
そして家内のご意見からバターを追加です。

アルミ・フォイルのお魚へ塩コショウを振って。
しめじ、プチトマ、ブロッコリーを加えて。
・・・彩りが、よろしいようで。

最後に和風ドレッシングを掛け回し、バターを添えます。

火の通りにムラが出ないよう、オーブン皿に万遍無く配置して。

前回のオーブンは手動操作にて、
200℃設定、予熱後での投入、所要20分でした。

・・・よくよくオーブンの取説を読んだら、
「サケのフォイル焼き」なるレシピが存在して。

サケもアマゴも似た者同士!
今回のオーブン操作は「全自動」で、所要25分はもうおかませデス。


フォイルに包まれ見えない中身、出来具合は後のお楽しみです。
20分を経過した辺りから、いい香りがしてきました。


しかし、ここでアクシデント!

横で家内が他のおかずの準備中、
電熱レンジのスイッチを入れた途端、家中が真っ暗に!!

「え~、何これ??ちょっと~」と横で家内が。

いきなりの闇夜の世界、目が直ぐには慣れません。
そんな折、台所でのムチャな動作は危険です。
しばしその場で待機の後に、ブレーカーのある洗面所までゆっくりと。

・・・築30年は中古の我が家。
電気容量が若干で控え目、よくあるンです、こんなこと、ハイ。


ブレーカーのスイッチを入れ停電は復旧です。

されど・・・
オーブンのお魚さん、停電時間を見積もって、冷め具合は如何ほどか?
ナマ焼けのお魚は、流石にシンクの件もあり、頂けませんね。

して、ここからが「男の料理」の真骨頂!
小生の山勘で手動操作、オーブン設定は210℃、10分の延長で。

そして、出来上がりは・・・

プチトマが良い具合にハジけて、大丈夫でしょう、これなら。

してして、お味の方は・・・
やっぱり、家内が正解でした。
前回と違って、塩加減・コクがバッチリ!

強いて言うなら・・・
こう、何と言いましょうか、若干で水分が多めかな?
お魚をフォイルで包む前に、キッチン・ペーパーで吸水した方が。


・・・お料理は奥が深いです。

折角にも頂けた、山の幸はお魚さん。
まだ昨秋は飛騨秋神川の分が残っています。

シーズン開始前にもう一回くらい、再再度のリベンジですね。


<渓流写真は料理素材イワナさんの故郷 飛騨小鳥川から>













2021年1月17日日曜日

寒い季節での洗車

 


・・・昔見たチャンバラ映画は”座頭市 関所破り”。

「おまえさん達、ど~しても、
 このメクラを通さない、って言うんですかい?」
このセリフの後、仕込み杖が抜かれ、お役人と大立ち回り。


時代は現代、しかもコロナ禍の昨今。
決して関所・お役人が居る訳では無いですが、
小生、毎日の通勤は越県して慎重に木曽川を渡ります。

・・・寒い中での朝早くの起床、
お歳もお歳、正直、ツラいです、ハイ。


この木曽川に掛かる橋、
それから高山本線を越える橋、
寒い季節は雪や凍結で鬼門なんです。

先週の冷え込みでは出勤時、犬山橋を越えた向こうの信号が急に赤へ。
橋の上、ブレーキを踏み込んだら、
4WDとスタッドレスなのに、ハスラー号は軽くお尻を振ってしまいました。


それでも思いのほか、これら橋の上は雪が少なくて。

・・・融雪剤の効果ですね。
「通せんぼ」の関所のお役人とは大違いです。
朝晩の寒い中での散布作業、ありがとうございます。


しかしこの融雪剤ですが、塩化ナニガシが主成分、
あまり車には良いモノでは無いようで、
どうもサビの原因になると。


そんなことからこの季節、小生、2~3週間に一回は洗車を行います。


しかしながら・・・
毎度の如く、手抜き・ズボラが我が人生のモットー。
寒空の下は手で洗うことは無く、ガソリンスタンドは洗車機での作業です。


近所のスタンドの洗車機は、コースがいろいろと選べます。
・泡洗車+ワックスがけ
・泡モコモコ
・水洗い
・2往復
・足回り集中
などなど。

手抜き・ズボラに加えて「ケチ」も立派な我が人生、
敵はお役人ではなく、水溶性の塩化ナニガシ、
「水洗い」「足回り」のみを選択です。
お値段は数百円ナリ。


乗車してエンジンを止めての洗車は、トンネル式の洗車機が迫ります。
散水開始と同時、目の前に大きな回転ブラシが降りてきて。
運転席の横からも、下側面からもシャワーが強烈に。

・・・きっと融雪剤を落としてくれていることでしょう。


定年まであと5年の小生、
家内からは今の車、それまで乗り続けてのご要請です。

来月の下旬で2回目の車検はハスラー号ですが、
走行距離は通勤&釣行のお陰から、既に110,000kmと。


先代のネイキッド号も15年間乗って、それでも130,000kmでした。
・・・10万kmを越えた辺りからノッキングが酷くなり。

幸いですが、今のハスラー号はまだ不調の兆候は見られません。
しかしながら、この「モノの不調」と言うものは、
ある日突然、訪れるものなのかも?


お歳もお歳の小生ですが、
一昨年辺りから、ガクンと見事に体力が落ちたような。

・・・もう、早朝の越県通勤がツラくって、ツラくって。
でも渓流釣りでの早起きは「大立ち回り」、これはツラく無いンですがね!?


まめに洗車機で維持管理はハスラー号。
毎週末は近所の散歩で体力維持の小生。


いずれも安上がり、ますます「ケチ」に拍車を掛けて・・・




<風景写真は冬の飛騨小坂と木曽御岳>














2021年1月10日日曜日

針結び



今週末は一段と冷え込んでいます。
皆さま、ご無理なさらず、暖かくしてお過ごしください。


渓流釣りを始めた当初、
道糸での仕掛けづくりは自作でしたが、
針結びは難しそうで既成のハリス付き針を使用していました。

道糸とは小型のヨリモドシを繋ぎとして。

小物相手の初心者です。
彼にはそれで特に不都合を感じることは無かったのですが、
天性の凝り性な性分が故、
その初心者の彼も趣味が高じてくると、
渓流釣りの教科書や、はたまた、ご諸兄のブログを読みだしたりして。


そこでの記載は・・・
細糸はエサが自然に流れよく釣れます、
糸は長ければ長いほど切れにくいです、
等々、理論整然であり、誠に筋道が立っていて。

結論として、短いハリスと余計なヨリモドシ、オオモノ釣りには不利。

そこから水中糸は長糸・細糸の一本通しを狙い、
指導者のいない孤児?の彼はひとり「虎の穴」に籠り、
辛い練習に練習を重ね、見事に針結びをマスターしたのです。


寒さが厳しかったこのお正月、
早め早めは来シーズンの仕掛けの作成かねがね、
つらつらとネットを見ていたら、斯様な器具に目が留まりました。


厳しい訓練の成果、
今では針結びは自前で完結、
渓流での現場では根掛かり等で針を失っても、
その河原で、場合によっては竿を肩に担いだ状態で、結んじゃいます。

しかし、あの複雑な作業が、血みどろで習得した技が、
果たして「器具」でできるのか?


お値段も然したるものではなく、
使用目的より、むしろ興味本位にて、
天性の凝り性な性分が故、ポチってみました。


画素が粗くて読みにくく恐縮ですが、親切丁寧な取説・解説も付属。

これに沿って針を結んでみたのですが、
とても良くできたシロモノで、上手く出来上がりました。

ただ、一点だけ・・・
ハンドルを回して糸を針に巻き付かせる際、
指で糸を少しずつ押して、一捲き、一捲き・・・と。

順番に糸が針に巻かれるように、団子状にならないように、
ここさえポイントを抑えれば、とてもきれいに仕上がります。


「外掛け結び用」と称された器具の台紙。

しかし・・・
小生の手作業による糸結び・秘伝技も「外掛け結び」のハズなのですが、
何となく、仕上がり・手順内容が違うような気がして。


調べてみたのですが、
この器具での出来上がりが本当の「外掛け結び」(以下が手順)、


小生の手法、正確には「枕付き外掛け結び」(以下が手順)とのことです。


違いは最後の巻きの後に、針のチモト・頭へ糸を掛ける・敷く事。
利点として、チモト側の巻きが押さえられ、緩む可能性が低くなるようです。

・・・流石は「虎の穴」で習得した「枕技」?


改めて器具の取説、その絵を見て気が付いたことは、
③での「糸止めB」の存在、これが重要ですね。

器具を使わない手作業での針結びの場合、
糸巻き側、はたまた、竿の穂先側の糸にテンションを掛ける事。

ある程度にピ~ンと張った糸での作業が、いずれの針結びもやり易いです。


・・・「虎の穴」での初級者の彼は、
こんな単純な事に気付くまで、とても苦労を重ねたのでした。。。



<渓流雪景色は馬瀬川上流から>
















2021年1月4日月曜日

新春 自宅でバーバー



明けましておめでとうございます。


このお正月は静かに家で過ごす小生です。

ここ数年、毎年は酔狂な真冬の渓流撮影紀行、
はたまた、昨年は遠州浜松は気田川まで釣行でしたが、
さすがに今年の新年は・・・

新コロナの影響もありますが、年末からの冷え込みも手伝って。

強風と降雪で箱庭での燻製つくりも諦め、
少し早いですが、来シーズンに備えて仕掛けを作ったり・・・
しかし、たまにはゆっくり家でくつろぐお休みも、良いものですね。


そんなお正月なんですが、晩秋から少しだけ困ったことが。

新年を迎えるにあたって、散髪してスッキリしたくも、
新コロナの第三波も気になって、秋から床屋にも行けず仕舞いなのです。

普通なら冬のロン毛は暖かく、都合が良いハズなのですが、
残念、寄る年波に寂しい我が頂頭部は、その保温効果は皆無に等しく、
側面ばかりぞろぞろと髪が伸びる風貌、それは平家の落ち武者の如し、なんです。

いっそ、この年末、
近所はいつもの家電量販店Kさんより・・・


少々、お高くつきましたが、
美容院へ行けない事情は家内も一緒にて、
夫婦揃っての利用なら元が取れるのでは?で購入、
昨日は不器用なる我が家内の腕前の元、無謀な?挑戦に。

・・・もう、笑う門には福来る!
新年の昔ながらのお遊びは「福笑い」の類(たぐい)と思えば。


首にタオルを巻き、釣り道具は雨カッパを着込み、椅子に腰かけて。

家内は腕まくりに老眼鏡、
伸びに伸びた小生の後頭部から刈り始めます。

ビ~ン・・・響くは電気バリカンのウネリ音、
パサパサと床上の新聞紙に落ちる我が毛髪。

「あれ?ええ?」は、横で家内の独り言、
もう、まな板の上のコイ、は小生です。


・・・渓流釣りでは障害物のある場合、
仕掛けの振込み、それはサイド・スローにて、
右利きの小生は、左からの投入が難しくなります。

それと同じく、我が左頭部にばかり集中する、家内のお点前。
特に耳回りは難儀なようで、結構な力で家内は耳を引っ張ります(痛)。

やって頂いている手前、あまり文句も言えず・・・
いえ、文句なぞ言おうものなら、丸刈りにされかねません。

耐える事・忍ぶこと、約30分・・・どうにか、終了です。



出来上がり具合は斯様な案配。

見ようによってはいぶし銀、「ルビーの指輪」は寺尾聡さん、
・・・やたらと、おでこの広い。

♬く~もり ガラスの向こうは 風の町・・・♬
・・・さっぱりした分、より風を感じそうです。

しかし、それより・・・
中年も後期に差し掛かると、己の後頭部を見る事なぞ、まず無く。
ほんと、白く寂しくなったな~。


本日の夕方は小生のお点前で家内の散髪です。
嗚呼、くわばら、くわばら・・・



新コロナの影響で、巷では飲食店の苦境ばかりに目が行っています。
夏に訪れた近所の床屋さん、ここも昨春の経営は大変だったとのことです。

ゲコな小生の至って勝手な思い、
飲み屋よりこちらにご支援を頂けないか、
そう思ってしまう、お正月は家での散髪でした。



<冬の渓流風景は根尾 東谷川から>