2021年3月28日日曜日

蒲郡 竹島


 
蔵王山、吾妻山、浅間山、霧島山そして近くは御岳山・・・
火山国 日本にはあまたの活火山が存在します。

そして、あろうことか、それは我が家にも。
もうご諸兄はご存知、「家内」なんです・・・


昨秋の10月は常滑まで日帰り旅行を。
それ以降、コロナ禍もあり引き籠り状態であった彼女。

お出かけと言えば、日課のお散歩、近所の西友、バローへ行くくらい。
名古屋はおろか、電車は名鉄小牧線にもこの一年以上、乗車していないそうです。

いえ、誤解が無いように申し述べれば・・・

決して小生が座敷牢を命じた訳でもなく(そも、小生の指示なんか)、
それは彼女のコロナに対する、固い固い意思からなンです。


とは言え、
彼女のガマンもここに至れり。

「あ~、もう!
 桜も咲いて・・・限界だわ。」

予兆は火山性の微動が・・・いけません。
恐ろしい活火山の本格的な噴火が起きないよう、
昨日は有毒な硫化水素、その圧抜きに行って参りました。


<パワー・スポット 三河湾 竹島>

・・・繰り返しますが、
決して小生、どこかの政治結社の一員ではなく。
でも蒲郡沖は400m、ここの「竹島」は絶対に日本の領土です。


・・・それでも、最近で台頭しているヤクザなあの大国、
素振りから、ここも我が領土、と言い出しかねない昨今ですがね。


暖かい週末です。
花曇りの本日、海からの照り返しも柔らかく。
お昼ご飯を軽く頂いた後、早速にも橋を渡って島に向かいます。


家内によるとこの竹島、
パワー・スポットでもあるようで、
小さな島ですが、そこにはたくさんの神社が。

その神社をくまなくお参りの後は、
島を一周する海岸沿いの遊歩道を散策します。


その遊歩道、基本はコンクリの舗装路なんですが、
まま、自然の海風に曝された岩場も経路に含まれていて。


渓流で歩き慣れた小生には、さほどの難所でも無い所、
しかし、一年近い引き籠り生活が続いた家内には、
頭上を塞ぐ木々も相まって歩きにくそうです。

急な神社の登り階段、足元の悪い磯の岩場。
久しぶりのアウト・ドア、家内は少々、お疲れのご様子です。

それでも、春の海風は心地よく、気分だけは良いそうで。


浅瀬の続く島の周辺。
あれはボラでしょうか?結構なサイズのお魚が、
あっちでもこっちでも、海面高くをライズしています。

それを狙ってなのか、たくさんのトンビが。

渓流釣りで、あれだけライズがあれば、もう、ウハウハなんですがね・・・


<久しぶりの、お出かけ故>

その後はまた橋を渡って、水族館まで足を延ばします。

水族館の入り口では、今のお決まり、体温測定を。

・・・ここの測定方法は、パット画面に顔をかざす方式。
よく見る、おでこに赤外線を当てる方法、それじゃないンです。

引き籠りの家内、このお作法は初めてのご様子で、
パットの画面に体温が示されても、それに気づかず、
ず~っと、パットに写る自分の顔、それとにらめっこ。

「あの、お客様、もう大丈夫ですよ・・・」と受付さんが。

言われて真っ赤な我が家内。
必ず、何か、クスっとなる出来事を。

「・・・もう、知っていたら教えてよ!」
お決まりは、家内の文句の引き取り先、それも小生なンです。


<桜の穴場 蒲郡クラシックホテル>

水族館でお魚と戯れた後、本日の締めはお茶とお花見で。


竹島からもよく見えました、小高い丘の上は緑の屋根、
おシャレなホテルでのティー・タイムです。

・・・ハイカラ好きな家内、そのポイントを抑えた我が攻め!

まずは素敵なホテルのお庭で、散策しながらお花見です。


みかんどころの三河蒲郡。
海に面して温暖な気候が良いですね。
それでも、桜は五分咲き程度でしょうか。

格式が高そうなホテルのお庭。
皆さま、それを遠慮為されてなのか、
もったいなくも、他のお客様のお姿は無く。

のんびりと、我らのみ、お花見です。

桜の合間、足元には先ほどの竹島が。


散策の後、さあ、お茶のお時間、館内へとしゃれこみましょう!

たたずまいとしては、前近代的なホテルの建物。
れっきとした文化遺産のようです。

その館内は・・・

何となく、犬山は明治村??
ほんと、歴史を感じさせ、おシャレです。



圧巻はこのエレベーターですね。

定員はほんの4名まで。
階層表示のメーターが、これまたレトロな。

このエレベーターに乗って、2階の喫茶室でお茶とケーキを。

明るい春の午後の時間、海辺のそよ風と共に、ゆっくりと過ぎていきます。

・・・流石の活火山 家内も、これなら文句は無いでしょう!


喫茶室のベランダから、ここからも竹島がよく見えました。



無事に任務完了!

家内のガス抜きも終えて、
さあ、何事も無ければ、次週からまた、渓流紀行が続きます。






















2021年3月20日土曜日

今年も釣り餌はミミズの養殖

 

近所の垣根に白い花が咲きました。
今年は春の足音、それは駆け足のようです。


今日は夕方から雨の予報。
しかも明日に掛けて「春の嵐」の様相だそうです。

暖かい朝。
こんな春の一日は、絶好の渓流釣り日和 ♬
なんですが・・・

春3月は年度終わり、何かとお仕事も大変なのです。
そんなこんなで、昨夜は帰宅が遅くなり、床に入ったのは0:00過ぎ。

悲しい宮使いの身の上。

ご期待を頂いたご諸兄には恐縮ながら、今週の出陣は見合わせとなり候。
謹んでお詫びを申し上げます・・・



ゆっくりと起き出した春の週末の朝。
先々回の郡上釣行で購入したミミズさん、今シーズンもそのお世話が始まります。


毎度、八幡は城南町の釣具屋さんで購入する郡上天然ミミズ。
太くて活きが良く、基本、数ではなく大物を目指す小生!
その渓流釣行には絶対に欠かせない一品なのです。

・・・もっとも、「数釣り」は不可能、そんな腕前なンですがね。


今年も昨年に引き続き、缶袋にハンコ表示の簡易包装。
お値段も据え置き、毎年変わらずは一袋400円ナリ。

先々週の内に既に飼育箱に納めてあります。
今の寒い時期の保管場所は室内、玄関は下駄箱の下です。


昨年まではプラ製工具箱での飼育でしたが、
春も暖かくなり、暑気・湿気が籠る初夏に至ると、
招かれざるお客様は小バエ・小虫が隙間から侵入してきて。

そんな理由で今年からは大型のタッパでの飼育です。

週一回のお世話はエサやり・水やりを兼ね、
家内が一週間で飲むお茶葉、それを瓶に溜めてから与えます。


・・・以前はローズヒップ、ハーブティー、ジャスミンなど、
こじゃれた・カブれた名前の洋風のお茶が嗜好であった我が家内。


最近は寄る年波でしょう、カフェイン・フリーは「癒し系」がお好きな様子。
ルイボスティーにほうじ茶などなど、それを就寝前の日課に。
もっとも、この方がミミズさんにも良いのでは?

それは同じく歳をとった小生も同じでして、夫婦揃っての一週間分です・・・


お茶葉の中身をティーパックから取り出し、
湿らせたカブト虫マットのミミズさんと混ぜ合わせます。


皆さま、今週も、ご機嫌が、宜しいようで・・・

空になった大型タッパを水洗いで清潔に。

タッパの蓋にはパッキン・ゴムが仕込まれて、
これが招かれざるお客様のご訪問、それを防いでくれるハズです。

その効果に期待を寄せて、エサとして追肥ではないですが、
近所のコイン精米所、そこから無料で仕入れた米糠を追加します。

男の料理、じゃないけれど、分量はテキト~、これくらい。

栄養価の高い米糠、ミミズの皆さま、ますますもってお元気に!


まだ暫くは室内、下駄箱の下は暗所での飼育保管です。

・・・「ぬか漬け」よろしく、靴とは違う異臭がニオってきて、
家内からクレームが出てきたら、屋外は自転車カバー下に移しましょうか。
それまでは、お得意のダンマリを決め込んで・・・


駆け足は今年の春です。
屋外の飼育でも、もう間もなく、問題はないでしょう。


今週もお読みいただき、ありがとうございました。

















2021年3月14日日曜日

人類の退化?と調和~郡上吉田川支流 寒水川釣行

 
雨上がりの日曜日、良いお天気です。
土曜日は本降りの雨で出陣は見合わせでした。

さて、ど~したものか・・・

行くのなら日曜日は午前中のみ。
さすれば、今週も行き慣れた郡上かな?

行ってみるか・・・

<気良川を転進、寒水川へ>

ここ毎年、シーズン明けから一度は訪れている郡上 気良川ですが、
良い釣果には恵まれていませんでした。

本日は雨上がりの翌日。
期待を込めて、せせらぎ街道から県道を登り、今年こそはの想いを胸に。

でも、いつもの特設釣場の横は駐車場、
そこはご同輩のお車で、既に分け入る隙も無し。
もちろんですが、気良川は段々状の河原に至っても。

本日は漁協の放流でもあったのでしょうか?残念・・・

もっとも、到着時刻は7:30。
遅いわな、そりゃ。


となると・・・
久しぶりに気良川のお隣、川の規模は小さくなりますが、
気良川と同様に景色の良い、寒水川にしましょうか。




<意外と冷え込んだ郡上の朝>

気良川でも様子見で車から降りたのですが、いや、寒いのなんの!

昨日の雨は暖かかったのですが、やっぱりそこは山の中、
気温3℃は最近の春の気候に慣れた手前、体に堪えます。

・・・トレーナーの上にジャンバーを羽織って。
決意を込めて、イザ、出陣!


養魚場の横の橋、そこから少し下った河原から始めます。


もう6年も前になります、この寒水川の釣行。

駆け出しだった小生。
あの時も雨上がり、今日以上に怒涛の流れで、
ど~したら良いのか途方に暮れてしまい・・・

そんな中、養殖場のおじさんからアドバイスを。
・・・岩裏の静かなポイント、そこを細糸で狙うべし。
加えて、心優しいおじいさん、彼に場所を譲って頂きました。


あれから累々と6年の歳月が。
冷え込み具合と言い、激しい水加減と言い、そう、あの時の再来です!

本日は誰にもお力を添えて頂くことなく、
自力で釣果を捻り出し、我が釣技の進歩を確認するのじゃ!

と、意気込んで始めたのですが・・・


<「釣技の進歩<体力の退化」 の悲しい現実>

川の規模、深さに流速は、さほどでもない寒水川。
それでも結構、大岩が見受けられ、落差のある流れです。


寒さも加わり、体の動きが鈍く。

「あれ?
 ウエーダーが窮屈で大岩が登れないぞ!?」

「とっとっと。
 浮いた小岩で足元もおぼつかないや。」

釣れないお魚に加えて、難儀する川の遡行&渡河。
・・・6年前って、オレ、こんなんだったかな~?


しかし、我が釣技の進歩!?
ネコヤナギの餌食になる仕掛け、それは今回、流石に無いですが、
如何せん、寄る年波?体力が・・・

それは、徐々に気力にも影響を。


<巡回さんは残酷です>

「どうです、釣れますか?」

漁協のシールが大きく貼られた軽トラック、
降りてこられて、土手上からお声がけ頂いたのは巡回さんでした。

・・・何を隠そう、精神的には本日、彼に引導を渡されました。


「いや~、サッパリですわ。」の小生。

巡回さんは心優しく、
決して悪気は無いのでしょう、尋ねてもいないのに、
いろいろと余計な情報まで頂けるのであります。

「おっかしいな~。
 そこの橋の上流の人は5匹釣られたそうですよ。
 下流の人は川虫で10匹ほどとか・・・」


・・・いや、オレっちも川虫を使っているンですがね。


と言いましょうか、
このシーンって、3年前の気良川と同じじゃ!!
この巡回さん、ひょっとして、あの時の巡回さん??

ご近所だからな~、気良川と寒水川。


・・・人間、年月を重ねると、知識と経験が積まれます。
そして、良いも悪いも、儚くも記憶に残るのであります。

それを良い方向に向けるのが、その人の進歩なのでは??

逆にそれで潰されるようでは・・・
気力と言い、体力と言い、こりゃ、小生の退化ですね。


時は春。
今年も修行の旅、それは続きます。



<データ>
3月14日 寒水川 
気温    :3~12℃
エサ    :川虫、ミミズ
竿     :竿 6m  渓秀 
仕掛    :針 吉村7号 
       錘 2号
       水中糸 0.3号 4.5mのみ
釣果    :ボ~ズ
天候    :晴れ、風
表層水温  :6℃
月齢    :0.7